海外ブランドの服を国内のセール価格より安く買うため、ヨーロッパのアウトドアショップ「trekkINN」でネット注文&個人輸入してみました。
機械翻訳された表記や返品の手間など多少のデメリットこそあるものの、思いのほか少ない手間で買うことができ新品・未使用の状態でお得に入手!
注文してから商品が到着するまでの期間やオランダからの送料、関税を含めた税金などパタゴニアのセーターを購入した際の実例を踏まえtrekkINNを紹介します。
海外サイト「trekkINN」
大人用から子供用までアウトドア系アパレルを豊富に取りそろえたネットショップ「trekkINN」は、海外の通販サイトには珍しく日本語に対応しています。
アークテリクスやブラックダイアモンドなどの本格的な登山服から、ノースフェイスやパタゴニアなどカジュアルな街着まで衣類の品揃えは非常に豊富です。
会社で羽織るセンタージップのフリースを何気なく探していたとき、Googleの検索結果に広告として表示されていたことがtrekkINNを知るキッカケ。
今回購入するのはパタゴニアのベターセーターという商品です。苦しくないレギュラーフィットかつ普通の街着っぽさに惹かれました。
セーターニットの外側と吸湿発散性を備え温かいフリースの内側を組み合わせ、街ではアウターとして、バックカントリーではシェルの下で中間着として活躍。
出典:パタゴニア
国内での定価は18,360円、amazon.co.jpや楽天市場では13,000円前後が最安値でした。セールなどを駆使して1万円強で購入できたらお買い得かも、という価格帯の商品です。
trekkINNでの価格
ベターセーターのtrekkINNでの販売価格は注文時点で7,959円。本体価格以外の要素を一切考慮していないとはいえ、国内とは比べ物にならないほど安いと感じます。
Webサイトも特にわかりにくいところはなく、サイズや数量を選んでカートに入れるだけ。あらかじめサイズ感を知っているブランドだと安心ですね!
パタゴニアの正規販売店でもありメーカー保証付きとのこと。trekkINNは返品に関しても一定の配慮がなされているため、amazon.co.jpの便利さには敵わないものの敷居は低いと思います。
海外からの配送
お届け方法の指定では日本郵便とDHLから選べ、配送料と日数に大きな違いがあることがわかります。郵便局は「安くて遅い」、DHLは「高くて早い」ようです。
特に商品を急いでいるわけでもなく1円でも安く買えるほうがありがたいので、今回は日本郵便による配送を選択。12月14日(水)のお昼休みに注文し、到着予定は12月23日(金)~29日(木)とのことでした。
商品価格からクーポンで割引されたあと送料が追加され総額8,490円となりました。PayPalやクレジットカードで決済すれば注文は完了です。
注文が完了すると即座にメールによる通知があり、翌日には発送手続きが完了した旨のメールによる通知がありました。もちろんメールも日本語でした。
Amazonプライムの当日もしくは翌日配達に慣れてしまった身としては遅く感じるものの、アマゾンの物流システムが凄すぎるだけなのでのんびり待つことにします。
配送状況は随時トラッキングされており、タイムラグこそあるもののネット上で確認することができました。今回の商品はオランダのアムステルダムから飛行機に乗ってきた模様。
発送完了メールを受領した12月15日から12月19日まで「空白の4日間」がありますが、海の向こうのことなので正直細かいことはよくわかりませんw
とはいえ総じて海外からの発送でも安心できるサービスレベル。海外の通販サイトのクオリティを舐めていたというのが本音です。
最終的に手元に届いたのは12月25日(日)、注文から11日目でした。注文時の画面で表示されていた日付の範囲内です。
クリスマス前という物流業界にとって1年で最も忙しくなるであろう時期に海外から個人輸入したにも関わらず2週間弱で到着すれば特に不満もありません。
個人輸入で関税がかかるときは国内の配達員(今回の場合は郵便局の人)が徴収することになっているようでしたが、受け取る際に費用が発生することはありませんでした。数百円ではあるものの関税がかからずホッと一安心(^^)
個人輸入から得た教訓
思いのほか簡単だった個人輸入で最も気になるのが関税の問題。衣類の簡易税率は10%、日本の消費税より税率が高く無視することはできません。
あらかじめインターネットで調べてみると、一部例外となるケースはあるものの「送料など含め総額16,666円以下であれば免税」とのことで個人輸入にチャレンジしてみた背景があります。
DHLを使うと全量が免税か徴税か判断が入るが日本郵便だとサンプリングによるチェックで済むという噂もありました。日々状況は変わると思うので、安い分だけ一定のリスクはあると考えておくと良さそうです。
気軽に返品できない?
trekkINNには返品制度が設けられています。海外から輸入したものを返品するときどうすれば良いか、何か条件はあるか気になったので調べてみると次の通りでした。
返品可能期間は30日です。商品が破損なく、土等が付いておらず、洗濯、修正なし、未使用ですべてのラベルやタグが付いた状態であれば、どの商品でもご返金に応じます。
もし気に入らなかった、サイズが合わなかった等の、お客様のご都合で返品を希望される場合、弊社への送料はお客様のご負担となります。送り状のコピーは最後まで保管して置いてください。
万が一、商品が破損している、もしくは不良品であった場合、こちらで商品の集荷を手配し、代替の商品をお送りするか、もしくはご返金となります。
返品可能期間が30日間というのはアマゾンのセールで普段購入しているときと差はないものの、返品事由に大きな差があります。
マーケットプレイスを除くamazon.co.jpが販売する衣服は、まるで試着するかのような感覚で注文&返品することができます。サイズが合わなかったりしても返品送料含め無料で済むのがアマゾンの特徴。
trekkINNの返品先は国内ではなく海外(スペイン)のようで、お客様都合の返品は送料が有料となっています。これが普通といえば普通でアマゾンが凄すぎるだけではありますが。海外への送料はバカにならないため気軽に試すには向いてないですね。
というわけで我が家が過去に実践していた方法は、アマゾンでサイズ違いの衣服を2着注文して自宅で試着し返品。具体的なサイズが判明したら安いお店で買う(アマゾンが安い場合も多いので、そのときは片方だけ返品)という方式です(^^;)
まとめ買いの送料
trekkINNの商品ページには「2組以上を購入した場合: ¥xxxxx (単位当たり)」という記載があります。同時に購入すると割引されるディスカウントのようです。
カートに2着入れて何パターンか計算させてみたところ、総じて送料は同一ではありませんでした。国内では一定額以上注文すると送料無料というパターンが多いため新鮮に感じます。
2着同時に購入すると配送物の重量や梱包サイズが増えるため当然といえば当然ですが、必ずしも2倍とは限らないものの送料は上がることにはご注意あれ。
まとめ
海外通販サイト「trekkINN」でパタゴニアのフリースを購入してみました。はじめての個人輸入だったため不安はあったものの、終わってみれば大満足な結果に!
関税の心配があるなら注文額を一定額以下に抑えること、気長に日本郵便で配送してもらうことに気を付ければ海外ブランドの服を安く買うのに最適な手段ではないかと思います(^^)
サイトtrekkINN – 日本語で個人輸入できるアウトドア専門店
購入実績 | 国内定価 | trekkINN | 送料 | 総額 |
---|---|---|---|---|
ベターセーター | 18,360円 | 7,535円 | 955円 | 8,490円 |
R2ジャケット | 23,760円 | 11,793円 | 748円 | 12,541円 |
ダウンセーター | 31,860円 | 15,256円 | 748円 | 16,004円 |