コンセントがないキャンプ場やエンジンを切った車内で電化製品を使いたいとき便利なポータブル電源。定格出力1,000W以上の高出力タイプを初めて使ってみました。
EcoFlow DELTAシリーズで最もコンパクトな「EcoFlow DELTA mini」は女性や子供でも持ち運べるサイズ・重量に収めつつ、電源容量882Whと大容量。
EcoFlow独自のX-Streamテクノロジーで短時間でチャージが終わり、使うときは同時に多数の機器に電力を供給可能。連泊キャンプの相棒に良さそうです。
この記事の目次
EcoFlow DELTA mini
昨今のアウトドアブームで各社から大小様々なポータブル電源が発売されており、今回試したEcoFlow DELTA miniの主な製品スペックは以下の通りです。
EcoFlow DELTA miniの主なスペック | |
---|---|
本体サイズ | 長辺380mm、短辺180mm、高さ240mm |
本体重量 | 約11kg |
充電温度 | 0℃〜45℃/±3℃ |
動作温度 | -20℃〜45℃/±3℃ |
入力 |
|
出力 |
|
バッテリーセル | 三元素リチウムイオン |
充電回数 | 800サイクル(残存容量80%想定) |
その他 | アプリあり |
実用的なバランス型ポータブル電源
- 電源容量
- 定格出力の大きさ
- 価格
- サイズ・重量
- 給電可能な端子数
- 正弦波出力
- 充電しながら給電可能
何を重視するか、どうバランスを取るかは個々人のニーズで異なりますが、電源容量だけは電化製品を何時間使えるかに直結しているため、特に重要な点かと思います。
EcoFlow DELTAシリーズは大容量・高出力タイプ。その中でもEcoFlow DELTA miniは現実的なサイズ・重量に収めた「実用性に優れたバランス型」と言えます。
定格出力1400Wで大抵の家電OK
EcoFlow DELTA miniは定格出力1400W(瞬間最大出力2100W)と大抵の家電に対応できるほどの高出力。コンセントが5口あるのも便利なポイントですね。
短時間とはいえ高出力が必要なドライヤー(約1200W)や電気ケトル(約1300W)すら問題なく使え、EcoFlow独自の「X-Boostテクノロジー」も搭載されています。
ホットサンドメーカーやIHも使える
X-Boostとは、高度なアルゴリズムにより、定格出力1400W超の電気製品の動作電圧を下げ、消費電力を定格出力1,400W以下に抑えることで稼働させる機能です。
出典:EcoFlow DELTA mini
他にも以前試したBLUETTI EB55だと卓上IHクッキングヒーターの出力5段階中4段階目が限界だったのですが、EcoFlow DELTA miniだと余裕で5段階目を使えました。
同時14台給電でUSB-Cも100W出力
EcoFlow DELTA miniは側面の前後に出力端子があり、ディスプレイのある前面にUSB-Aが3つとUSB-Cが1つの計4つ。背面にはAC端子が5つとDC端子が3つあります。
USB-Cは最大100W出力まで対応しており、車中泊した時はサーキュレーター・ノートパソコン・冷蔵庫・LEDランタン・カメラ充電など豊富な端子をフル活用できました。
大容量882Whあればキャンプで安心
EcoFlow DELTA miniの電源容量は882Wh(245,000mAh)。アウトドア向けポータブル電源の売れ筋は300Wh〜500Whなので、やや多めの容量となっています。
ディスプレイに残容量や消費ワット数だけでなく、このままだと何時間で残量ゼロになるか表示されるのはポータブル電源初心者に優しい仕様だと感じます。
氷点下まで下がった11月に父娘デュオキャンプでの検証から、電気毛布等を使って1泊300Whあれば十分でした。4人家族の週末キャンプで安心感のある容量ですね。
本体の充電がとにかく早くて驚き
EcoFlow DELTA miniはコンセントに挿すと猛烈なスピードで充電されます。残量1%から99%まで1時間35分でした。満充電までの残り時間がわかるのも良い感じ。
チャージ中の画面を見てみると、開始直後こそ400W入力でしたが、その後しばらく800W入力で充電が進み、開始45分ほどで電源容量の50%強まで回復。
しかも他社製品のよくある「大きくてかさばるACアダプター」ではなく、パソコンのモニターに使われるような電源ケーブルだけ。本体充電に関して優れた製品と感じました。
上部に小物を置けるのは意外と便利
EcoFlow DELTA miniの本体上部はほぼ平ら(実際にはややくぼんでいる)になっています。なお上部の大きなキズのような見た目は環境に配慮した塗装のためとのことです。
製品の製造過程でも汚染物質をできるだけ減らす為、フリースプレー塗装を採用しています。その為各製品の表面にはユニークなパターン(ムラ・われ・ヒビのような模様)が生成されますが、私たちはこれを個体の個性と考えています。
出典:EcoFlow DELTA mini
デイキャンプで使っているEENOUR P302のような上部に持ち手があるタイプとは異なり、天板にスマホやタブレットなどを充電しながら置いておけるのは地味に便利でした。
片手で持てるギリギリの重量とサイズ
EcoFlow DELTA miniは本体重量が約11kg。両手持ちすれば女性や子供でも持ち運べますが、成人男性が片手で持ち運ぶにはギリギリの重量(数分ならOK)と感じます。
大容量・高出力なので、どうしても大きく重くなってしまうのはやむなし。長時間・長距離を持ち運ぶときは台車やカートを併用すると運びやすかったです。
テント泊キャンプでは頻繁に動かして使うより、ある程度どっしり構えて使うイメージになるかと思います。車中泊ではあまり動かすことがなく気になりませんでした。
他社電源Jackery 700と比較
比較 | Jackery 700 | EcoFlow DELTA mini |
---|---|---|
電源容量 | 700Wh | 882Wh |
重量 | 約6.3kg | 約11kg |
定格出力 | 500W | 1,400W |
瞬間最大出力 | 1,000W | 2,200W |
サイズ | 30cm×19cm×19cm | 38cm×18cm×24cm |
主な特徴 | 持ち手が収納式 | USB-C 100W出力 |
普段キャンプで使っているポータブル電源「Jackery 700」と比較してみました。短辺こそほぼ同じですが、電源容量や定格出力の違いもあり、サイズは大きく感じます。
ちなみにEcoFlow DELTA miniの持ち手部分を除く長辺は約30cmなのでJackery 700とほぼ同じ。持ち運びにおいては高さと持ち手部分と重量が主な違いとなります。
まとめ
- 大容量・高出力でほとんどの家電OK
- 家庭用コンセントでの充電は超高速
- 端子の数とディスプレイの情報が豊富
- USB-C端子が入力には非対応
- 女性やこどもにはやや大きく重い
雑感としては、普段使いでもミニバン2列目中央の隙間に置いておくと、エンジンを切っているときでも電子機器を充電でき、サブテーブル的に小物を置けるのは魅力ですね。
まるで充電旅のようにお風呂や食事中に充電できれば、連泊キャンプで昼間お出かけ時に充電、夜は電気毛布用として使用という理想的なサイクルを回せそうな気がします!
EcoFlow公式サイトhttps://bit.ly/3vtQycR
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