Jackeryポータブル電源で車載冷蔵庫が連泊キャンプでも冷たいまま

大容量電源Jackeryポータブル電源700

 700Whの大容量バッテリーをアウトドアに持ち出せるポータブル電源「Jackery ポータブル電源 700」で電化製品への給電やモバイル機器の充電を試してみました。

 定格出力500WのAC出力(コンセント)があり、USB PDに対応したカーチャージャーをDC出力(シガーソケット)に挿すことでiPhoneやiPadの高速充電もできました。

 電源なしサイトでの連泊キャンプを想定した50時間以上、30Lサイズの車載冷蔵庫がキンキンに冷えたまま。大容量ポータブル電源は1台あると災害時にも安心です。

Jackery 700のメリデメ

ベッドキットの下に置いたオカモチとポータブル電源

 外出先でも電化製品を動かすことができるポータブル電源。モバイルバッテリーよりも幅広い用途に使え、キャンプやBBQで使っている方も増えてきた便利アイテムです。

 持ち出しやすい大きさのポータブル電源「iMuto M5」を数年前から使用しており、ファミリーキャンプではエジソンストリングライトやサーキュレーターなどに使っています。

 ただ、秋や冬に電気毛布を夜通し使うとバッテリー残量が夜中に尽きてしまいます。大容量ポータブル電源があればキャンプだけでなく車中泊するときにも色々できそう!

○192,000mAh/700Whの大容量

Jackery ポータブル電源 700

 まずはメリットから。Jackery 700は市販のポータブル電源の中でもなかなかの大容量。700Whもあると様々な電化製品を長時間動かすことができ、災害時にも役立ちます。

リチウムイオン電池のmAhとWhを単位変換するときは、一般的に電圧を3.7Vで計算するため、700Whだと約19万mAhとなります。

○AC出力が500Wと大きい

ポータブル電源があれば屋外でネット対戦ゲームも可能

 Jackery 700のAC出力は定格出力で500W、瞬間最大出力で1000W。電化製品に記載された消費電力(ワット数)が500W以内であれば、概ね使用可能かと思います。

 出力の小さいモバイルバッテリーでは実現できないような使い方を試してみました。車内に24インチの液晶ディスプレイとゲーム機を持ち込んでフォートナイト。

 モニターとPS4はコンセント、SwitchはUSBで充電、スマホは充電しながらテザリング。トータルの消費電力が110W前後、エンジンを切ったままで6時間ほど遊べました。

○AC出力が正弦波で安心

車内に積んだ大容量ポータブル電源でコンセントをフル活用

 ポータブル電源のAC出力には正弦波と矩形波(なんちゃって正弦波を含む)があります。Jackery 700のAC出力は正弦波。家庭用の電化製品を安心して使うことができます。

正弦波は家庭用コンセントと同じキレイな波、矩形波は家庭用コンセントとはまったく別物のギザギザの波。矩形波は「くけいは」と読みます。

 正弦波か矩形波かは製品価格に直結するため、安価な電源はコストダウンのため矩形波が多い模様。矩形波だと電化製品が壊れたり正しく動作しない可能性があります。

○パススルー充電が可能

パススルー充電可能なポータブル電源は何かと便利

質問:電源を供給しながら同時に本製品を充電することができますか。
回答:はい、可能です。充電しながら電源を供給できます。パススルー充電に対応しています。

 Jackery 700は「パススルー充電」に対応しています。正弦波と同じく、パススルー充電に対応すると追加コストがかかるため、安価な電源は非対応なことが多いようです。

 コンセントやシガーソケットでポータブル電源自体を充電しつつ、他の機器にも電力を供給できる仕組みは、端子の抜き差し回数を減らす意味でも便利な機能だと思います。

○見やすく操作しやすい前面

バックライト付きだと暗闇でも確認しやすい

 Jackery 700は全てのボタンや画面表示、入出力端子が前面に集まっており、両側面には排熱ファン、上部には持ち運ぶとき便利な大型ハンドル(取っ手)が付いています。

 大きくて見やすい液晶ディスプレイにはバッテリー残量・出力ワット数・入力ワット数が表示され、ボタンを押すとバックライトが点灯し、暗闇でも確認しやすく感じました。

×シガーソケットからの充電が遅い

シガーソケットで充電すると時間がかかる

 続いてJackery 700を使って感じたデメリット。大容量なので充電時間がかかるのはしょうがないのですが、シガーソケットから充電すると一向に残量が増えていきません。

 車内で充電すると39W前後しか出ず、1時間エンジンを付けっ放しにしても4%しか残量が増えませんでした。空っぽの状態から充電完了するまで丸1日かかる計算…

 ちなみに愛車ステップワゴンのシガーソケットの出力は最大120Wまで対応していました。もし移動中に高速充電したい場合はインバーターを使ったほうが良さそうです。

×USB-CやUSB PDに対応していない

USB-PDに対応したカーチャージャーと組み合わせる

 USB経由で充電する機器は多いかと思いますが、Jackery 700のUSB端子はタイプAのみ。5V 2.4Aが最大出力なので、タブレットやモバイルバッテリーの充電には不向きです。

 AC出力(コンセント)に充電器を挿せば済む話ではありますが、非効率なAC-DC変換となるため電力の無駄が大きく、残容量を減らさないためにもできれば避けたい…

 幸いにもシガーソケット(DC出力)があるため、USB PDに対応したカーチャージャーを挿せば、効率よく充電することができます。これで急速充電にもバッチリ対応。

×本体のサイズが大きい

ポータブル電源iMuto M5とJackery 700を比較

 大容量&大出力なのでやむなしですが、本体は大きめです。他社の同等製品と比べ著しく大きいということはありませんが、キャンプで荷物を増やせないクルマには厳しいかも。

電源比較Jackery 700iMuto M5
サイズ30cm×19cm×19cm10cm×10cm×16cm
(インバーター含む)
電源容量mAh192,000mAh50,000mAh
電源容量Wh700Wh182Wh
AC定格出力500W100W

 コンパクトなポータブル電源「iMuto M5」と比較すると、軽く5個分はありそうな大きさ。家庭用コンセントに挿すACアダプターも大きく、かなりの高温になるため要注意。

×飛行機では持ち運べない

大容量ポータブル電源が飛行機で持ち運べない制約あり

リチウムイオン電池(バッテリー)はワット時定格量が160Whを超えるものは機内持ち込み・お預けともにできません。

出典:全日本空輸

 JALやANAの公式サイトを調べると、Jackery 700は大容量すぎて飛行機では持ち運べないようです。機内持ち込み・手荷物預けともに不可とのこと(2020年春時点)。

フェリーや新幹線は今のところ持ち込みOKのようですが、飛行機は国内線・国際線ともにNG。最新の状況には十分ご注意ください。

30Lの車載冷蔵庫を動かしてみた

ポータブル電源で車載冷蔵庫を50時間以上動かす

 大容量ポータブル電源が効果を発揮する一例として、キャンプや車中泊に使える30Lサイズの車載冷蔵庫「Terzo エクセルクール フロスト EA-FZ1」を実際に動かしてみました。

連泊の想定行動時間取得元
自宅 → スーパー8:00-11:00シガーソケット
スーパーで買い出し11:00-12:00約1時間ポータブル電源
スーパー → キャンプ場12:00-13:00シガーソケット
キャンプ場滞在中13:00-10:00約21時間ポータブル電源
キャンプ場 → 観光地10:00-11:00シガーソケット
観光地滞在中11:00-15:00約4時間ポータブル電源
観光地 → キャンプ場15:00-16:00シガーソケット
キャンプ場滞在中16:00-11:00約19時間ポータブル電源
キャンプ場 → 観光地11:00-12:00シガーソケット
観光地滞在中12:00-15:00約3時間ポータブル電源
観光地 → 自宅15:00-18:00シガーソケット

 車載冷蔵庫はエンジンがかかっていればシガーソケット、かかっていないときはポータブル電源を用いると、2泊3日の連泊キャンプではポータブル電源が48時間使えれば完璧。

 冷蔵庫の中身は空っぽ、日中の外気温26度、設定温度5度の条件でJackery 700が何時間もつか試すと、約55時間でバッテリー残量がゼロに。つまり連泊キャンプも十分いける!

関連記事
日々の買い物にも便利な車載冷蔵庫エクセルクールフロストを使ってみた
【製品レビュー】Amazon限定のTerzoエクセルクールフロストEA-FZ1は、2Lペットボトルを縦置きできる容量30Lの車載冷凍・冷蔵庫。パススルー充電に対応したポータブル電源と相性が良く、夏キャンプのクーラーボックス代わりとしてもおすすめ。

まとめ

NIKON Z6は本体でのバッテリー充電に対応している

 Jackeryポータブル電源700は本体サイズや充電スピードなど気になる点はありますが、大容量とAC出力の高さでキャンプや車中泊するとき大いに役立つはずです。

 Amazonや楽天市場を検索すると、様々なメーカーのポータブル電源が販売されており、サイズや容量など多種多彩。Jackeryは業界最長の2年保証だから安心感があります。

 キャンプ道具は必ずしも大は小を兼ねないという有名な格言があり、ポータブル電源も同様かと思います。容量とサイズ違いで3種類あり、用途にあわせて選べます。

Jackery ポータブル電源 240 67200mAh/240Wh

Jackery ポータブル電源 240 67200mAh/240Wh

25,800円(08/05 04:54時点)
Amazonの情報を掲載しています
Jackery ポータブル電源 400 115200mAh/400Wh

Jackery ポータブル電源 400 115200mAh/400Wh

44,800円(08/05 04:54時点)
Amazonの情報を掲載しています
Jackery ポータブル電源 700 192000mAh/700Wh

Jackery ポータブル電源 700 192000mAh/700Wh

79,800円(08/05 04:54時点)
Amazonの情報を掲載しています
当記事はJackery Japanよりポータブル電源の提供を受けて書いています。車載冷蔵庫やカーチャージャーなどは自前です。