1本2役の万能チタンカトラリー。先割れスプーンとスクーの違い

スノーピークの先割れスプーンとスクーを比較

 スノーピークの先割れスプーンとスクーは、スプーンとフォークを1本で兼ねる超軽量のチタン製カトラリー。しかし、よく似ていて違いがよくわからない!

 基本的に万能ですが、しいて言えば、給食で使われていた先割れスプーンはご飯類が得意で麺類はやや苦手。フォークによく似たスクーは麺類が得意で汁物がやや苦手

 ファミリーキャンプやソロキャンプはもちろんのこと、自宅でも大人から子供まで愛用している先割れスプーンとスクーの特徴と大まかな使い分けを紹介します。

先割れスプーン vs スクー

先割れスプーンとスクーを並べて比較

比較表 先割れスプーン スクー
サイズ 40×165mm 33×163mm
重量 約16g 約16g
主な特徴 ややスプーン寄り
カラバリ豊富
ややフォーク寄り
計量用の目盛りあり

 スプーンとフォークを合体したような形状をしているスノーピークの先割れスプーンとスクー。いずれも金属臭が少なく、質感の良い超軽量カトラリーです。

スノーピーク(snow peak) スクー SCT-125

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1本3役のスポークとの違い

ステンレス箸立てのフックでワイヤーバスケットに引っ掛ける

 これまでキャンプではライトマイファイヤーのスポークを5年ほど使ってきました。スプーンとフォークが反対側にあり、重ねてコンパクトに持ち運べる定番カトラリーです。

 先割れスプーンやスクーに変えたきっかけは、スポークが経年劣化でことごとく折れたこと。特にフォーク部分が折れやすく、真ん中でパッカリ半分に割れたものもありました。

元々8本あった樹脂製のスポークも今や残り2本。現在は耐久性に優れたチタン製のスポークも販売されています。これ1本あれば色々使えて便利そうですね。

フォークとスプーンの中間

左からフォーク、スクー、先割れスプーン、スプーン

 左から順番にフォーク、スクー、先割れスプーン、スプーン。両端のフォークとスプーンはワッパー武器2本セットのもので、一般的なカトラリーと同じ形状です。

 4本ともチタン製で、長さと重量はほぼ同じ。横幅はフォークが一番細く、先割れスプーンが一番太くなっています(スクーとスプーンの横幅はほぼ同じ)。

 なお同じ素材(チタニウム)でも、先割れスプーンとスクーは洗った際にスポンジがやや滑りにくく、少しザラザラした感触があります。個体差かもしれません。

懐かしいフォルムの先割れスプーン

先割れスプーンはスプーンの先端に短いフォーク付き

フォークとスプーンを兼用できるチタン製の超軽量カトラリー。ハンドルには何かと役に立つ穴を開けています。ソロアクティブはもちろんキッズにも最適です。

出典:Snow Peak

 学校給食で先割れスプーンを使われていた方も多いかと思います。私自身は大人になってからコンビニ以外で全く見かけず、とても懐かしいフォルムと感じます。

なお最近の小中学生は、箸やフォークの使い方を教育する意図もあってか、学校では先割れスプーンを使わない(出てこない)らしいです。

先割れスプーンの使い分け方

カレーのカトラリーは先割れスプーンが最適

 先割れスプーンは主にスプーン、時々フォークとして使うのに適した形状をしているため、キャンプでカレーやシチューを食べるとき最も出番があります。

 他にも豚汁や鍋などの汁物、ゼリーやプリンなどのデザートにも適しています。また正確な計量こそできませんが、調理用スプーンとしての使い方も便利です。

 先端の割れている長さが短いため、ラーメンや蕎麦などの麺類は子供達が食べにくそうでした。ただし手先が器用な大人であれば麺類でもまったく問題ありません。

先割れスプーンはカラバリ豊富

海外限定の先割れスプーンが直営店限定で販売されている

 先割れスプーンは様々なカラーバリエーションが存在し、2022年6月時点で以下の9種類が新品で購入可能となっています。色合い以外は同じサイズや重さです。

  • シルバー(いわゆるノーマル品)
  • HAKUBA(ランドステーション白馬店限定)
  • HARAJUKU(ランドステーション原宿店限定)
  • ARASHIYAMA(ランドステーション京都嵐山店限定)
  • FIELD SUITE SPA(本社隣接スパ限定)
  • ブルー(直営店・オンラインストア限定)
  • グリーン(直営店・オンラインストア限定)
  • パープル(直営店・オンラインストア限定)
  • レインボー(雪峰祭2022春限定)
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フォークをより便利にしたスクー

スクーはフォークにスプーンの機能を追加

これを1本持っていれば、ご飯や麺、スープなど、どんな料理も美味しく食べられます。持ち手にはアウトドアでご飯を炊くときに便利な飯炊きスケールが付いています。

出典:Snow Peak

 スクーのフォルムは少し独特です。フォークの先端を少し短くして、横に広げてスプーン要素を加えたデザイン。スクーだけは裏側に深さを測れる物差しが付いています。

 あくまでもフォークの亜種なので先端の長さは揃っています。先割れスプーンは先端が揃っていないため、レトルトパウチの底からすくうときスクーのほうが便利です。

スクーの使い分け方

インスタントラーメンにはスクーが似合う

 スクーは主にフォーク、時々スプーンとして使うのに適した形状をしているため、キャンプで麺類を食べるとき最も出番があります。ウインナーや漬物などを刺すのも得意です。

 朝起きてコッヘルとシングルバーナーでインスタントラーメンを作ると、普段の3倍美味しいんですよね。その相棒には箸や先割れスプーンではなく、スクーが似合います。

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ファミでは先割れ、ソロではスクー

先割れスプーンやスクーは計算された曲線になっている

 私個人の使用頻度としては、家族で過ごすファミリーキャンプでは先割れスプーンの出番が多くなります。やはり大皿料理や鍋料理など比較的手のかかる料理が並ぶからかと。

 一方で手抜き料理しか作らないソロキャンプではスクーの出番が多くなります。そのため、先割れスプーンは多めに持っていますが、スクーは最低限しか持っていません。

まとめ

雪峰祭2022春限定のレインボー先割れスプーン

共通の特徴
  • 軽くて錆びにくい
  • 金属臭が少ない
  • 耐久性があって長持ち
  • スプーンとフォークの1本2役
  • ステンレスより洗いにくい

 チタンの特徴を活かした先割れスプーンとスクー。スプーンやフォークを持ち替えながら上品に食べるより、1本のカトラリーを持ち替えずに食べる姿はアウトドアらしいかなと。

 もし1本だけ選ぶとしたら…私ならスクーを選びます。汁物は器に口を付ければ良いし、カレーもスクーで食べることができます。でも先割れスプーンも実に捨てがたい(^^;)

スクーの特徴
  • ややフォーク寄りで麺類が得意
  • 先割れスプーンより少し高い
  • カラーバリエーションが少ない
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先割れスプーンの特徴
  • ややスプーン寄りでご飯ものが得意
  • スクーより少し安い
  • カラーバリエーションが豊富