成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場でバースデーキャンプ!コストコホールセールで調達したビッグサイズの食材を使ってキャンプらしい肉料理を作ってみました。
梅雨入り直後の週末ということで雨キャンプを覚悟していましたが、運良く大雨には遭遇せず一安心。グループキャンプの宴会幕を開放的に張れる広いフリーサイトって最高(^^)
みんなで誕生日をお祝いしたり花火したり牧場で遊んだり。大きな日陰とハンモックのある好立地で終始快適に過ごせた初夏の2日間でした。
この記事の目次
梅雨キャンプに向けた準備
雨キャンプの設営・撤収をうまく乗り切るには傘と雨合羽だけでは不十分だろうと考え、モンベルストアでレインウェア(パンツ)を買いました。
防水透湿素材のレインとしてコスパと丈夫さを重視しサンダーパスパンツをチョイス。いつも通りふるさと納税で得たモンベルポイントと交換しました。
レインジャケットはコンパクトに畳めるピークシェルを持っていたものの、ピークシェルパンツは薄すぎて設営や撤収にはイマイチ。脱ぎ履きしづらいし何か尖ったものに引っかけるとすぐ破けそうorz
オートキャンプメインで使うなら上下サンダーパスで何一つ問題ないと思います。どうしてもゴアテックス希望ならレインダンサーですが、個人的にはゴアの必要性を感じませんでした。
モンベルでレインを選定するにあたり「登山におけるレインウェア、2016年05月版」の内容と全く同じ結論となりました。改めて考察を読んでみると納得できる部分が多かったです(^^)
大変ご無沙汰しております
すっかり成田ゆめ牧場に行く機会が少なくなり、フリーサイトですら意外と久しぶり。あまりにご無沙汰すぎて何もかも忘れてしまい、慌てて自分のブログを読み返して復習w
昨今のキャンプブームが多少なりとも影響しているのかピーク時300組ほど収容できる巨大キャンプ場の予約が取りにくくなりました。かつて年間10回以上気軽にフラッと来てはキャンプ経験値を稼いでいた頃が懐かしい…
ちなみに前回いつ来たのか調べてみると昨年3月でした。成田ゆめ牧場がホームグラウンドです、と名乗るのは既にNGかもw
2か月ほど前に予約したときは若干空きがあったのですが、直前に調べると見事に満サイト。都内から比較的近くて滞在時間が長いため気軽に来れるのかもしれませんね。
7時20分に自宅を出て8時40分に成田ゆめ牧場の入口に到着。既に受付を待つクルマが30台ほど並んでいました。噂には聞いていたものの早朝のサイト争奪戦は激化の一途のようです。
久しぶりに来て気付いたこと
Fサイトの一部(トイレやシャワーの上段)がロータリーのように変わり、受付前の車列が輪になって待機する場所となっていました。
以前からFサイトの入口は轍により地面の凸凹が激しく車高が低いクルマだと底を打つこと多数でしたが、現在はキレイに整地されており低床のミニバンでも安心!
Fサイトの上段は比較的傾斜が緩やかで何本か木が生えているため穴場的な人気があったのですが、現在は設営不可となったようです。
Gサイトの大規模拡張
最も牧場に近いGサイトが拡張され1.5倍ほどの広さになっていたことにも驚きました。かすかな記憶だとビニールハウスの辺りにロープが引かれ、そこから桜並木までがGサイトだったはず。
牧場の駐車場とGサイトの間はひまわり迷路で使われたり自由に凧揚げやフリスビーができる「設営できない広い草原」でしたが、どうやらキャンプ場のキャパを広げる作戦に出たようです。
大幅に拡張されたからといってトイレや炊事場が増えたわけでもなく、かつてGサイトとCサイトの間にあったゴミ捨て場も撤去されているので、Gサイトの牧場寄りはなかなかタフな環境という印象です。
ゴミ袋の変更
2017年4月1日からゴミ袋の規定が変更になりました。以前は分別さえしていればスーパーのレジ袋など何でも良かったのですが、現在は中身の判別できる透明な袋のみ使用可となりました。
この日はルール変更の周知期間に配っていたビニール袋の残りがあるとのことで1家族あたり5枚の配布がありましたが、在庫が尽きたら各自持参もしくは管理棟で販売になるとのこと。
その他、大きな変化はありませんでした。結局のところ一番大きく変わっていたのは広大な成田ゆめ牧場が普通の週末にも関わらず異常に混んでいたということです。
Dサイトの木陰に設営
広大な敷地を有するGサイトもしくはトイレやシャワーに近いFサイトに滞在することの多い我が家ですが、この日は9時半時点で両サイトのベストポジションが全て押さえられておりました。
残された場所は猛烈な日差しを浴び続ける日向の平原か緩やかな傾斜地。頻繁に牧場と行き来する予定もないため、良質な日陰を求めキャンプ場の奥地にあるDサイトを目指します。
Dサイトはセンターハウスや牧場から遠く、他のサイトよりも日陰が多め。木が点在しているためハンモックを張れるところが何箇所かあり、外周沿いもしくは日陰のある場所が早い者勝ちで埋まっていきます。
炊事棟近くには既に何組か設営されていましたが、Dサイト中央から奥にはまだ誰もいません。大きな木のあるDサイトのほぼ中央に設営場所を決めました。
ランドステーション設営
広々としたフィールドで張りたいグループキャンプの宴会用大型幕「ランドステーション」。木陰をテント設営場所として残し、木々の間にある日向にランステを張って連続した日陰作りを目指します。
メインポールは2本ともに200cmとし、フロント側のサブポールに270cmを使い大きく跳ね上げました。またリア側のサブポールを290cm、幕全体の弛みを取るためにアルミポール170cmを4本使っています。
C&C那須高原のオートキャンプサイト「語らい」で試した焚き火タープとユドゥンの小川張りを参考に、リア側のウイングポールとランドステーションの間に小川張りセッティングテープ3mを挟んで空間を広く設けるようにしてみました。
少しイレギュラーな張り方ですが午後に少し強い風が吹いてもビクともしませんでした!横幅100cmのバンブーラウンジテーブルが小さく見えるほど大きな屋根の完成(^^)
当初の計画ではテープを6mにして小川張りしようと思っていたのですが、クルマが通る場所にはみ出そうだったので断念。またいつかフリーサイトで試してみたいと思います。
ランドステーションの設営を終え、キッチンやテーブルなどの荷物をクルマから降ろしたら木陰にハンモックを張りました。さて小休止でもするか…と思ったら子供達に占拠されたw
広大な成田ゆめ牧場でスタンドを使わずにハンモックを張ることができる場所は限られており、Dサイトの中央にある大きな木は貴重な候補の1つ。
10時半を過ぎるとDサイトにある木陰の多くにキャンパーが陣取り、Gサイトに至っては難民キャンプの様相。日差しの強い日に偶然ベスポジが空いていて幸運でした。
電車でキャンプができる!
成田ゆめ牧場の特徴の1つが「電車とバスを乗り継いでキャンプ場まで来ることができる」こと。レンタル品を借りればキャンプだって普通にできちゃいます。
そんなわけで今回、我が家以外のファミリーが全員クルマなし。都内各地から2時間ほど電車に揺られ、成田線の滑河駅から無料送迎バスに乗って牧場の入口までやってきました!
オートキャンプ+電車キャンプの組み合わせはこれまで何度か経験したことがありますが、事前の準備から当日の過ごし方まで色々と新鮮で結構好きです(^^)
自分が登山をしないため全くもって知識不足ですが、カリマーやミレーの登山用ザックを背負わせてもらうと重いのなんの…この中にテントや寝袋も入っているらしい(銀マットだけキャンプ場でレンタル)。
エルゴの抱っこ紐のように腰で支えると幾分楽になりましたが、20kg近くある荷物を背負って3,000m級の山に登るとか軽く発狂しそうですw
コストコの鶏肉とサンドウィッチ
バス停まで迎えに行っている間に唐揚げ&ポテトフライの揚げ物コンビを調理。唐揚げにはコストコで買ってきた「国産さくらどり もも肉 2.4kg」を使っています。
コストコのさくらどりは安くて美味しい鶏肉として定番商品らしく、我が家も定期的にリピートしている食材。スーパーの特売品のほうが安いことも多々ありますが、コストコのは冷凍されていないからか鮮度が良いようです。
自宅を出発する前に一口サイズに切り分けたあと下味を付けるためジップロックにしまいクーラーボックスに入れて持って来ました。
あとは天ぷら粉を付けてダッチオーブン(今回はハーフ12インチ)に投入するだけ。ゴールデンウィークにスウィートグラスで揚げ物三昧のキャンプをしてから結構はまってますw
他にもチョレギサラダを作ったり、コストコで買った海ぶどうを並べたり。主食は各自で持ってくることにしていたため「ローストビーフサンド」を食べました。
コストコのフードコートで販売されていた新メニューで、あまりの大きさに1人で完食しきれず。驚くほど柔らかい本格的なローストビーフと酸味のあるマスタードのコラボが激ウマでした(^^)
キャンプで誕生パーティー
ちょうど上の子の8歳の誕生日が近かったためキャンプでバースデーパーティーをしました。ショートケーキ(生クリーム)が苦手でチョコレートケーキ以外なかなか食べてくれない主役に配慮して、いつもとは趣向を変えてタルトにしました。
じっくり焼き上げたココナッツ風味のアーモンドクリームとコクのあるチーズムースの組み合わせに濃厚な甘味の“ゴールデンパイン”を敷きつめた、ボリュームのあるタルトです。ナタデココの食感とともにお楽しみください。
何となくタルトといえばキルフェボンということで、ソラマチ限定の「パイナップルとチーズムースのタルト〜ココナッツ風味〜」をチョイス。飾り付けがスカイツリーになってます。
オーブンを使ってスポンジからケーキを手作りすることも一瞬考えましたが、設営後に作り始めると食べる頃には夜になりそうなので土曜昼にお祝いするなら持ち込みで正解でした。
タルトをホールで買ってきて苦労したこととしては、どうやって激暑なキャンプ場まで冷えたまま形を崩さずに持ち運ぶかということ。
約30cm四方の箱ごとソフトクーラーバッグ(20Lサイズ)に横向きに入れ、保冷剤を多めに使い何とかバースデーパーティーまで保冷しきりました。凄いぞサーモス!
誕生日プレゼントとしてモンベルのヘッドライトをいただきました。昨年秋の雪峰祭でゲットした「たねほおずき」しか子供達に持たせていなかったためヘッドライトは嬉しい!
バースデーパーティーを終え木陰のハンモックに揺られていると数分で寝落ちしちゃいました。30分ほど休んで体力が回復したら夕飯準備のためオガ炭熾しを開始。
コールマンのタフワイドドームを含む「手ぶらでテント宿泊セット」にはオガ炭着火にも役立つ木炭3kgが付いているのが地味にありがたかったり(^^)
トルテュpro設営
寝床の準備を全くしていなかったことに気付き、日が傾く前にそそくさと木陰に設営。1泊2日の週末キャンプなので本当はトルテュproのようなクソ面倒くさい2ルームを張りたくなかったのですが…
2週間前に行ったC&C那須高原から撤収するときリビングシェルのCフレームがバラバラになってしまいました。ショックコード破断で使用不可となりスノーピークストアに修理依頼中(^^;)
男性陣が各々のテントや寝袋を準備している間、女性陣にスーパー「ナリタヤ」へ買い出しに行ってもらいました。子供達はハンモックで戯れたり水鉄砲したり場内を探検したりとキャンプを楽しんでいるようです。
壺漬けカルビと牛タン
夕飯は再びコストコ食材。定期購読しているメールマガジンに掲載されていた「壺漬けカルビ」をユニセラで焼いてみました。お肉の大きさがピッタリサイズ!
焼肉店でしか味わえなかった壺漬けカルビを是非ご家庭で!スリットの入った長~いお肉をカットしながら焼くスタイルの焼肉です。見栄えのする商品なのでBBQにもぴったり。たっぷりのオリジナル壺漬けタレに漬け込んだ肉と野菜がセットされている為、焼くだけでカルビがお楽しみ頂けます。
出典:コストコメールマガジン
さすがカルビ、あまりの美味しさにお酒がドンドン進みます。壺漬けカルビと一緒に牛タンも買ってきていたのですが、食べることに夢中になり写真を撮り忘れました(^^;)
さらにコストコで買ってきたのが牛肩ロースの塊。米国産牛肉の最高峰、US”プライム”ビーフです。コストコで見かけるグレードとしては”チョイス”が多いような気がします。
米国の牛枝肉格付は「肉質等級(Quality Grade)」と「歩留まり等級(Yield Grade)」から成り立ち、米国農務省(USDA)の格付検査官により等級分けが実施されている。
出典:牛肉の格付システム
本当は牛モモ肉を探していたのですが店内に見当たらず断念。この巨大な牛肩ロースで作ったのがローストビーフ。新たに入手したキャンプ道具「ローストスタンド」のデビュー戦となったため、改めて別記事にまとめました!
ローストチキンレッグに挑戦
ブログを書いていて改めて気付くのですが、今回は何だか肉まみれのキャンプだった気がしてきた…というわけでバーベキューやローストビーフと並行してローストチキンも作りました。
普段はダッチオーブンに丸鶏を突っ込んで作りますが、今回は築地の「宮川食鳥鶏卵」で買ってきてもらった骨付き鶏もも肉でローストチキンレッグ!
調理方法はいつもと変わらず塩コショウやスパイスを擦り込み、ナリタヤで調達した野菜(ジャガイモやタマネギなど)を隙間に詰めダッチオーブンの上下から加熱するだけ。基本放置で済むのが楽チンですね。
ナリタヤで売っていたマグロの頭。ファイアグリルの焼き網とほぼ同じサイズで598円だったとのこと。1時間ほどかけて炭火で焼いて食べました。ひっくり返すのが大変(^^;)
当初の計画ではパエリア、アヒージョ、焼きパイナップル、バウムクーヘンを作ろうと考えていましたが、さすがに全員お腹いっぱいになって断念。色々作ろうとしすぎたw
花火と焚き火
プレゼントでいただいたヘッドライトを頭に付けた子供達を連れ管理棟近くで花火をしました。屋根下が煙で視界不良になるほど混雑していましたが、久しぶりの花火が楽しかったようです。
花火の帰りにシャワー棟の横を歩いていると大行列ができていることに気付きました。成田ゆめ牧場のシャワー待ちで屋外まで数十人並んでいるのを初めて見たかも…近隣に日帰り温浴施設がないためシャワーの混雑はやむなしかもしれませんね。
Dサイトに戻り夕飯の片付けを済ませたら焚き火を囲んで談笑。ランステのリア側で焚き火するとポールやロープが邪魔をせず、セッティングテープを挟んでおいた期待通りの結果でした(^^)
久しぶりのコーヒーバネット
翌朝は6時半に起床。Dサイトはキャンプ場のすぐ外にある道路を走るクルマの走行音が時折聞こえるものの、夜中の気温がちょうど良くしっかりと眠ることができました。
朝のコーヒーは久しぶりにユニフレームのコーヒーバネットを使いました。あらかじめ真空断熱カップをお湯で温め、バネットにフィルターをセットし蒸らし&抽出。
キャンプの朝コーヒーはカルディのドリップコーヒーで十分満足な自分としては、正直なところバネットを使ったときとの風味の違いがよくわかりませんでした(^^;)
昨晩のローストチキンレッグの残りとオニオンスープにご飯を入れ、最後にとろけるチーズを入れたリゾットを作ったり、管理棟で販売しているクロワッサンやメロンパン(前日に予約済み)を食べて朝食終了。
Dサイトは近くに炊事場もトイレもゴミ捨て場もあるのですが、炭捨て場(灰捨て場)が遠いのが難点ですね。ファイアグリルだから持ち運べたものの、スノーピークの焚火台Lだと重すぎて持ち運ぶのは厳しそう(^^;)
成田ゆめ牧場で遊びまくる
ランステやトルテュを畳み昼前には撤収完了。この週末は「県民の日ウィーク」ということで(千葉県民に限らず)小学生以下は入場料無料、もし家族3世代で来ていれば大人も全員無料でした。
いつもならソリ滑りに向かって飛び出していく子供達が気付くといたのがモルモット抱っこ。モルモットさん、めっちゃ肥えてます。フカフカして気持ちいいそうです。
その後は毎度の如くオモシロ自転車を漕ぎまくったり、釣堀でバカスカ釣りまくったり、パターゴルフのコースが難易度高すぎてボールが全然止まらなかったり。日差しが弱かったこともあり快適です。
牧場内にあるハンバーガーショップでランチを済ませ解散前に清算。立替の多いグループキャンプやバーベキューの割り勘計算に便利なWARIKANアプリを毎回愛用中!
成田ゆめ牧場の入口にあるバス停でお別れし16時半に帰宅。近所の公園で少し遊んだあと洗車したりお風呂に入れたりして早々に力尽きましたzzz
キャンプ道具の片付けをしていると小さな虫が何匹も紛れ込んでたりして「そろそろキャンプのベストシーズンも終了かな」と感じさせます(^^;)