福島県北塩原村にある休暇村裏磐梯キャンプ場に行ってきました。福島を代表する避暑地「裏磐梯」は真夏でも涼しく、滞在中に気温28℃を超えることがありませんでした。
小野川湖でSUPしたり、自転車で周辺を巡ったり、休暇村本館でテニスしたり、美味しい馬刺しやパンを食べたり、ペルセウス座流星群を観察したり、家族でのんびりリラックス。
日本全国晴れているのに、局所的に裏磐梯周辺だけ雨が降り続き、キャンプ終盤は久しぶりの土砂降り。雨撤収は大変でしたが、クルマをドッキングしたら楽に片付けできました。
この記事の目次
休暇村裏磐梯で夏キャンプ
東北道の福島西ICで高速を降り、土湯街道を走ること約1時間、標高約800mの休暇村裏磐梯に到着。福島市内は34℃でしたが、裏磐梯は正午過ぎでも26℃と過ごしやすく感じます。
休暇村本館にあるテニスコートは、キャンプ場の宿泊者でも普通に貸してもらえました。下手くそですが、避暑地でするテニスは格別ですね。滞在中2回もコートを借りてしまいました。
スタンドアップパドルボード体験
出典:じゃらんnet
夏キャンプのお楽しみの1つ、スタンドアップパドルボード。裏磐梯の小野川湖で体験しました。一昨年夏に那須で体験したときは猛暑で無風でしたが、この日は冷涼で若干の風あり。
お世話になったのはグランデコのカヌースクール。直前に電話したにもかかわらず家族4人でSUP2艇、快く引き受けてくださいました。料金は約2時間で大人5,500円、子供4,000円。
小野川湖畔の家キャンプ場
出典:裏磐梯観光協会
集合場所は小野川湖畔の家キャンプ場。湖畔のキャンプ場らしく、カヌーやSUPを持参されている方が多かった印象です。のんびり過ごすには良さそうなロケーションだと思いました。
思いのほか気温が低かったためドボンすると寒そうでしたが、幸いにも一度も落水することなく、娘と立ち漕ぎしながら帰着。あっという間の2時間、やっぱり夏のSUPは最高ですね。
広くてハンモックできる区画サイト
今回滞在したD地区はクルマ乗り入れ可能な区画サイト。空いている場所を使って良いとのことで、ハンモックスタンドが使えそうな中央の立ち木がある場所に。1時間半ほどで設営完了。
トイレや炊事場など水まわりのキレイさを期待するキャンプ場ではありませんが、すぐ近くに遊べる川があったり、CAMP HACKとコラボしたサイトがあったり、なかなか面白い場所です。
区画もかなり広く、2ルームテントとタープが楽に設営できます。ほぼ平坦でペグの入りも良く、避暑地らしい涼しさで真夏でも相当過ごしやすかったです。ただ、水捌けはイマイチかも。
猪苗代の精肉店「肉のおおくぼ」
裏磐梯には大きなスーパーがありません。買い出しのため猪苗代湖まで下り、お肉を買うため地元の精肉店「肉のおおくぼ」に立ち寄りました。会津といえばやっぱり馬刺し!
福島県猪苗代町の精肉店「肉のおおくぼ」でご用意しているのは、会津ブランド認定の大変貴重な最高ランクの国産馬肉。別名“桜肉”と呼ばれる馬刺しは、肉質はやわらかく、お肉本来の旨味が強いことが特徴です。
出典:肉のおおくぼ
ヨークベニマルに向かう途中、特に下調べせず看板を見て入ったお店ですが、馬刺し専門の直営店「大久保商店」もあるほど馬刺しに力を入れているようで、試しにロースとヒレを購入。
会津の馬刺しはにんにく辛子味噌
スーパーで買い出しを済ませたらキャンプ場に戻り、馬刺しをいただきます!普段は塩ごま油で食べているのですが、会津地方では馬刺しは「にんにく辛子味噌」で食べるのが一般的だそう。
ほとんどの馬刺しを子供達に食べられてしまったので感想を聞くと、普通に美味しかったそうです。普通ってなんだよ普通って…にんにく辛子味噌はご飯にかけて美味しくいただきましたorz
雨風が強くて倒壊しまくる地獄絵図
撤収前日の午後から徐々に雨脚が強くなり、ゲリラ豪雨が来たのかと思うほどの土砂降りになりました。雨が強いだけでなく強風も吹き荒れ、体感で風速8m以上はあったかと。
場内ではテントやタープがいくつも倒壊。翌朝を迎えられないと判断して、夕方に切り上げて帰られた方を何組も見かけました。実際その判断は正解だったと思います。
足下のビーンブーツは雨の中を丸1日活動しても浸水を許さず、さすがの性能でした。よほどの水溜りでなければ、キャンプでは脱ぎ履きしやすいガムシューズがイチオシ。
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日本全国でここしか降ってない!?
夜中も強い雨が降ったり止んだり。天井に雨水が溜まると倒壊する可能性があるため、1時間半ごとに起きては外に出て点検。特に雨水の溜まりやすい跳ね上げは深夜2時に急遽中止。
風は夜中に収まり、途中から雨だけで済んだのは幸いでした。これまで何度も雨を経験してきましたが、C&C那須高原でアポロンが倒壊しかけたとき以来、久しぶりの土砂降りでした。
テントにクルマをドッキング
強い雨の中での撤収作業、何もかもが濡れてしまい、以前であれば途中で心が折れていましたが、ミニバンと2ルームテントをドッキングすると、ほぼ濡れずに済むことに気付きました。
前面にあるサイドウォールが横から来る雨や風を防いでくれ、だいぶ楽に作業できました。自由にクルマを動かせるフリーサイトのような場所しか使えないテクニックですが(^^;)
一番酷かったときは一面が水没するほど降ったのですが、フィールドラックをフル活用してあらゆる荷物を底上げしたり、水に弱い木製品を早めに片付けておいたのが功を奏しました。
大きな箱にテントを詰め込む作戦
テントもタープもずぶ濡れ状態。地面の泥を巻き込んだまま収納袋に入れて持ち帰ると車内が大変なことになるので、あらかじめ雨撤収を見越して巨大な箱を持ってきていました。
無印良品のポリプロピレン頑丈収納ボックスです。普段は小サイズや大サイズを使っているのですが、濡れたテントを突っ込むには小さいため、こんなときは特大サイズの出番。
最後まで畳まずにいたトルテュpro幕本体を箱に押し込み9時50分に撤収完了。4時間ほどかけて千葉県に帰宅すると、雲一つない真夏日。1時間ほど広げたらパリパリに乾きました。
まとめ
冬の猫魔やグランデコに来たことはありますが、夏の裏磐梯に来たのは初めて。こんなにも冷涼で過ごしやすい避暑地だとは知りませんでした。SUPも盛んで長期滞在にピッタリ。
設営時も撤収時も雨が降り、場内は泥沼化し、低床ミニバンでは走行困難。久しぶりに本格的な雨キャンプでした。また晴れたときに来て、のんびり過ごしたいキャンプ場です。
休暇村裏磐梯のワイルドさが自分にとってはちょうど良く、整備され過ぎず、汚すぎず、無印良品キャンプ場が好きなら同レベルの休暇村裏磐梯も気に入るのではないかと思います!