週末1泊2日の那須グランピングはワークショップや買い物も楽しめる

那須の寿楽でハンバーグをいただく

 週末1泊2日だとキャンプ場周辺で遊べる時間が限られますが、グランピングならその心配なし。荷運びや設営がほぼ要らず、観光地をたくさん巡ることができます。

 チェックイン前にワークショップや食材調達、那須ハミルの森に滞在中は徒歩で周辺を散策、チェックアウト後は東北道の反対側でランチとお土産探しなど活動しました。

前編:那須ハミルの森 グランピング編
後編:那須高原1泊2日 周辺観光編

チェックイン前

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グランピング施設「那須ハミルの森」は、那須高原の一等地にあり観光拠点にピッタリ。アウトドア経験が少ないカップルや家族連れでも安心して過ごせるよう、こたつ付きドームテントや雨風を防げるガゼボなどの宿泊施設に加え、BBQや焚き火などアウトドア要素も充実。公共交通機関で行くこともできる利便性の高さも魅力です。

 前編の続き。那須の一等地にあるグランピング施設「那須ハミルの森」に滞在し、ドームテントでまったり。マイナス3度まで下がった夜は、こたつでぬくぬく快適。

 グランピングは設営や撤収に時間がかからないため、週末1泊2日でも滞在時間にかなり余裕があり、チェックイン前・滞在中・チェックアウト後に周辺を巡ってみました。

ステーキハウス寿楽本店(食事)

那須高原ステーキハウス寿楽本店

 那須ハミルの森は15時チェックインとやや遅め。まずは那須街道を北上し、一軒茶屋交差点の少し手前にある「ステーキハウス寿楽本店」でランチをいただきます。

 那須に数ある飲食店の中でも寿楽は比較的有名どころかと思います。ゆるキャン△の悪影響で「A5ランクを食べてみたい」と以前から騒いでいた娘のリクエスト。

ステーキハウス寿楽はハンバーグがおすすめ

 寿楽でランチされる方は、キャンパーに限らずハンバーグを頼まれることが多い印象。A5ランクのステーキを2口食べさせてもらったものの、油で早々にギブアップ。

 お値段的に毎回立ち寄るわけではないですが、何かの記念日やイベントにピッタリ。ちなみにC&C那須高原に泊まって寿楽に行くのはキャンパーの鉄板コースらしいです。

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あまたにチーズ工房(お土産)

あまたにチーズ工房でお酒のおつまみを購入

 寿楽でお腹を満たしたら、那須街道をさらに北上し、那須高原の別荘地にある小さなお店「あまたにチーズ工房」でお酒のおつまみとお土産(自宅用)を調達。

 特に「モッツァレラたまり漬けさけるチーズ」が美味しいです。道が少しわかりにくいため、Googleマップで探すか「星のあかり」という宿泊施設が目印になります。

那須 花と体験の森(体験)

那須花と体験の森でパティシエワークショップに参加

 チェックインまで2時間ほどあるため、一気に那須街道を南下し「花と体験の森」にやってきました。お菓子の城の裏手にあるクラフト体験やパティシエ体験ができる施設です。

 ここで母娘のワークショップ隊と父息子の買い出し隊に分かれ、1時間半後に集合予定でいったん別行動。女性陣はクッキー作りに参加しデコレーションを楽しんでいました。

あづまや精肉店(馬刺し)

肉のあづまやで馬刺しを調達

 男性陣はクルマで少し遠出し、那須町役場近くにある「肉のあづまや(あづまや精肉店)」で馬刺しを調達。会津地方と同じ食べ方(辛味噌を醤油で溶く)のお店です。

 前年夏に購入した際、猪苗代湖周辺で食べる馬刺しと遜色なく感じました。向かう途中に電話で注文しておくとカット&包装しておいてくれるため、時短になりますよ。

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源泉 那須山(温泉)

那須お菓子の城の裏手にある源泉那須山

 途中でベーグル専門店「ベーグルクーボー」に立ち寄った後、30分ほど余裕があったため「花と体験の森」のすぐ隣にある日帰り入浴施設「源泉 那須山」でリラックス。

2021年夏、源泉が新しくなりました。三万一千坪の敷地内地下より泉温60.8度、毎分165.7リットル、日量230トンが湧出する源泉です。この豊富な、一滴も加水することのない源泉を、湧き出たばかりの状態で檜(ヒノキ)の大湯船にたっぷりとそそいでおります。

出典:源泉 那須山

滞在中&チェックアウト後

グランピングドームテントのこたつから抜け出せない

 15時過ぎにチェックインを済ませ、ドームテントのこたつで一休み。キャンプ場周辺にも徒歩で行けるお店がいくつかあるため、お腹を空かせるためお散歩がてらお出かけ。

  • 道の駅 那須高原 友愛の森
  • 那須ラスクテラス(ラスク専門店)
  • ダイユー那須高原店(スーパー)
  • NCACAO(チョコ専門店)
  • 那須高原柏屋(薄皮饅頭)など

蔵楽(手作り味噌と地酒)

那須街道沿いにある蔵楽で地酒を調達

 1時間半で6店舗ほど巡ることができました。やはり道の駅周辺は那須の中心地(渋滞のメッカでもある)ということもあり、多くのお店が徒歩圏内に集まっている印象です。

 那須ハミルの森から歩いて5分ほどの蔵楽(くらら)では、店長さんに日本酒の好みを伝えると専門家の目利きによるおすすめの地酒をいくつか紹介していただけます。

HAPPY HOME ペイント(体験)

那須IC近くにあるペイントショップ「HAPPY HOME」

 チェックアウト後は体験型ペイントショップ「HAPPY HOME」に立ち寄りました。東北道に乗る直前、三叉路を左に分岐せず真っ直ぐ進んだすぐ先にあります。

 水性塗料「チョークペイント」でティッシュボックスやチェアなどに模様を描くワークショップが楽しめるお店。ものづくり体験が好きな方に一押しのスポットです。

HAPPY HOMEにおいてあるたくさんの塗料

自分が好きな色を生活の中に取り入れてもらいたい!そう願って立ち上げた「HAPPY HOME」。日本に数少ない英国生まれのアニースローン・チョークペイントの専門店です。

出典:HAPPY HOME

 かつてC&C那須高原の管理棟脇にあったHAPPY HOMEというお店が移転したもの。那須に来るファミリーキャンパーには見覚えのある看板や店構えではないでしょうか。

HAPPY HOMEでトートバッグにペイント中

 訪れた日はちょうど「こどもペイントDAY」で、ワークショップ大好きの娘が「生地にも使えるチョークペイントでイニシャル入りトートバッグ作り」を体験しました。

 日曜日を中心に設定されるこどもペイントDAYは、トートバッグ作りが割引になるので、週末旅行帰りに立ち寄るのがおすすめ。事前に体験予約することもできます。

麺工房 式右衛門(食事)

那須町の麺工房式右衛門でそばをいただく

 ペイントワークショップを終え、ランチは普段あまり行かない東北道の反対側のエリアに行ってみようかと、雰囲気のある古民家そば屋「麺工房 式右衛門」に向かいました。

 那須ICからクルマで片道30分弱(往復1時間で那須高原とは反対方向)かかる点には要注意。時間に余裕のある連泊中日に向かうか、帰路に時間があるときがおすすめ。

麺工房式右衛門でいただく十割そば

 十割そば、吟醸そば、献上そば、超粗挽きそば、ど田舎そば、天神田舎そば、外一そばの中から当日準備できる数品が示され、今回は一番人気の十割そばをいただきました。

 蕎麦は当たり外れが激しい食べ物ですが、そば大好きの長男曰く「ここの蕎麦は普通に美味しい」とのこと。那須ICに戻る途中、道の駅「東山道伊王野茶屋」があります。

那須グランピング観光

 週末1泊2日の那須グランピングで訪れたお店を紹介いたしました。連泊のときほど時間に余裕がない割には、おおむね満足のいくワークショップや買い物をできた気がします。

 那須街道はどうしても渋滞が発生しやすく、回避ルートとして那須ICではなく那須高原SA(スマートIC)を使うのも良い手かと思います。那須1泊旅行の参考になれば幸いです。