バイヤーオブメインの木製ハンモックスタンド、キャンプで使っています。適度な立ち木が2本なくてもハンモックを張ることができ、自立式の金属製スタンドより軽量コンパクト。
夏キャンプで熱帯夜だったとき、インナーテントでは寝付けなかったのですが、ハンモックで寝てみると涼しくて超快適。虫や雨に気を付ければハンモック寝、意外と悪くないかも!
この記事の目次
ハンモックスタンド使ってみた
ハンモック、気持ち良いですよね。ハンモックで昼寝こそキャンプの醍醐味という方もいるほど、人によっては焚き火やアウトドア料理以上にハマってしまう領域かもしれません。
ハンモックにもたくさんの種類があり、天井から吊り下げて座るタイプ(ハンモックチェア)や両端に木が入った回転しにくいタイプ(バーハンモック)など様々。
意外と立ち木を見つけにくい
ハンモックに身を任せるには丈夫な木または専用のスタンドが必要。キャンプ場によっては金属製のフックやポールがサイトに設置されており、ハンモック好きにはたまらない設備です。
オートキャンプ系の全区画に設置されている”C&Cオリジナル”の便利な鉄柱。こどもでもフックにかけるだけで”ハンモック”が簡単に設置できます。その他、ロープを張ってテントを乾かすなど、使い方は自由です!
専用の設備がない場合は2本の立ち木に吊るすのですが、ハンモックを引っ掛けるのに適した間隔の木が見当たらず、せっかく持って行っても意外と出番が少なかったりします。
バイヤーの木製ハンモックスタンド
ちょうど良い2本の立ち木がなくても、太い木が1本あればハンモックを楽しめるのがバイヤーオブメインの木製ハンモックスタンド。A&F店頭やAmazonなどで販売されています。
Byer of Maine ハンモックスタンドは、野外でハンモックを使用する際の問題を解決してくれる便利なアイテムです。ハンモックを設置するとき、片方の端を固定するための木などは簡単に見つけられますが、もう一方の端がなかなか見つからない時も、このハンモックスタンドがあれば安心。
ハンモックスタンド本体は4分割されており、2本ずつ組み立てて使います。付属品は自在金具付きのロープが1本、カラビナが1つ、そして杖のような巨大なペグが1本です。
強固なペグハンマーが必要
組み立てに特殊な工具は不要ですが、キャンプ用のペグハンマーもしくはヘッドの重い金槌(工事用)が別途必要となります。テントに付属しているプラスチックのハンマーでは無理。
これだけペグが太く長くても、強度面の不安は若干あります。静止時は問題ありませんが、大きく揺らしているとペグが徐々にずれてくるため、定期的に確認するほうが良さそうです。
ホワイトアッシュはとても強い素材
ハンモックスタンドの素材はアッシュ材。いわゆるタモ材の仲間です。北米産のホワイトアッシュは生産量も多く、野球のバットなどにも使われているほど強い素材とのこと。
木材同士をネジで固定し、カラビナを取り付けたら準備完了。ネジについているワッシャーは取扱説明書等で特段指定がなかったため、カラビナと反対側に入れてみました。
ロープの取り付け位置はどこが正解?
丈夫そうな立ち木にハンモックの片側を結び、ハンモックスタンドのカラビナにもう片側を取り付け、その延長線上にロープを伸ばして、先ほどの超巨大なペグを地面に打ち込んだら完成!
ロープの輪っかをひっかける場所がイマイチよくわからず、上の写真のようにネジ上に引っ掛けたり、カラビナの中を通したり、色々試していますが、強度面はいずれも心配なしでした。
熱帯夜にハンモック寝してみた
とあるキャンプの夜、インナーテント内が30℃近くになっており、サーキュレーターがあっても暑すぎて寝苦しい…試しにハンモックで寝てみたらビックリ!風が通って暑くない!!
ハンモックは中南米を中心に普及しており、ブラジルでは数千万人がベッドではなくハンモックで寝ているとか。コットでも寝苦しい夜でしたが、あまりに涼しくてぐっすり眠れました。
タープを被せると上から葉っぱや虫が落ちてくるリスクが減り、万が一雨が降ってきても濡れずに済みそうです。森林香を焚いたり虫除けスプレーすれば虫刺され対策もバッチリ。
フリーサイトの選び方が変わるかも
木が生い茂る林間キャンプ場であればハンモックしやすい一方、草原キャンプ場だとポツンと1本だけ生えている場合が多く、ハンモックには不向きな環境だと感じていました。
休暇村裏磐梯のD地区に滞在したとき、草原の中央に大きな木があったため、まずハンモックスタンドを設置し、すぐ隣にテントを設営。好きなだけハンモックし放題でした。
数回使って繋ぎ目が抜けなくなった
ハンモックスタンドは一度組み立てると分解が非常に困難。ネット上の口コミでも同様の事例が多数あり、我が家のハンモックスタンドも3回目の使用で遂に抜けなくなりました。
元の状態であれば市販のポール収納袋に収まるサイズなのですが、抜けなくなった状態だと約165cmもあるため、あまりに長すぎて市販の収納袋がほとんど見当たらず。
ミニバンの車内天井にスマートバーを取り付けていたため分解できなくても持ち帰れましたが、クルマによっては長すぎて厳しい可能性も。ルーフボックスがあれば安心です。
まとめ
バイヤーオブメインの木製ハンモックスタンドがあれば、専用の設備がないキャンプ場でも、立ち木を1本見つければ好きな位置でハンモックすることができるようになります。
もし車載に余裕があればペグ打ちの必要な木製スタンドよりも自立式の金属製スタンドのほうが手軽。積載がカツカツな人にこそ木製ハンモックスタンドをおすすめしたいです。