設営や撤収を楽に済ませるならペグとハンマーにはこだわりたい

村の鍛冶屋の鍛造ペグ「エリッゼステーク」

 真夏のキャンプでテントを立てるのは本当に大変!設営中は熱中症になりやすく、あまりの暑さにイライラして夫婦喧嘩になることも…

 設営や撤収を楽にするなら高価なテントやタープに買い替えるのではなく、地面に刺すペグとペグを打つハンマーに強くこだわるべき!

ペグ打ちの効率化

ランドステーションのゴムループをエリステ18cmでペグダウン

 テント設営にかかる時間のうち、ロープやループをペグで固定する時間は相当な割合。特にワンポールテントはフレームだけで自立せず、設営の大半がペグ打ちタイムかも!?

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 手間のかかるペグ打ちを改善できれば時短になり、ひいては疲労の蓄積を減らすことができます。家族と過ごす時間が増えてファミリーキャンプがよりハッピーに(^^)

プラペグ&ハンマーは卒業したい

アスガルド付属のペグとユニフレームのジュラペグ

 ペグとハンマーのどちらか一方だけ買い替えても実はあまり効果が出ません。どうしても出費は増えてしまいますが両方セットで考えるのがおすすめ。

 テントに付属しているプラスチックのペグやハンマーは、ごく一部のキャンプ場を除き、ペグ打ちに時間がかかりすぎて役に立ちません。ジュラルミンのペグも同様です。

プラスチックの太いペグは安易に売ったり捨てたりしないでください。砂地にテントを設営するとき必ず役に立ちます!

ペグの選び方

キャンプアンドキャビンズ那須高原のペグコーナー

 ペグ選びのポイントは、固い地面を貫ける強さがあること。プラスチックやジュラルミンのペグは簡単に折れたり曲がったりして、固い地面に刺すことができません。

 鍛造ペグと呼ばれる鉄製のペグがあれば大抵のキャンプ場で困らずに済みます。鍛造ペグの色はカチオン電着塗装の黒が一般的ですが、お好きな色で構いません。

 なるべく軽いほうが扱いやすいものの安価で軽くて強固なペグは見当たらず。適切な長さや素材を使い分けてトータルで体への負担を減らす作戦が有効です。

ペグの長さの目安

鍛造ペグの長さの違い

 ヘキサタープ+ドーム型テントの一般的な組み合わせだと、40cm前後のペグを4本と30cm前後のペグを20本揃えれば、多少の風が吹いても心配ないほど地面にしっかり固定できます。

長さの違うペグを同じ色に統一するとペグケースから取り出すとき間違いやすいため、色を変えるか目印をつけておくとわかりやすくなります。

 さらに20cm前後のペグを10本ほど持っておくと、風の強さや地面の固さに応じて30cmペグの代わりに使うことができます。30cmから20cmに変えるとより疲れにくくなります。

スノーピーク「ソリッドステーク」

スノーピークの鍛造ペグ「ソリッドステーク」

 ペグ選びで悩んだらスノーピークのソリッドステーク(通称ソリステ)が間違いのない選択。20cm・30cm・40cm・50cmが用意されており、ソリステ30がド定番です。

 初心者向けキャンプ場でソリステ50が必要となることはまずありません。タープのメインロープでソリステ40を使う以外、全てのペグをソリステ30にしておけば安心です。

村の鍛冶屋「エリッゼステーク」

村の鍛冶屋のエリッゼステーク各色

 カラフルな鍛造ペグといえば村の鍛冶屋のエリッゼーステーク(通称エリステ)。18cm・28cm・38cmが用意されており、ソリステ28がド定番です。

 カチオン電着塗装の黒以外にも、粉体塗装の赤・青・黄・白・ピンク・オレンジ・パープル、クロームメッキ塗装、ブロンズメッキ塗装などカラーバリエーションがとにかく豊富。

 ソリステとエリステの強度にはほとんど差がなく価格帯も同程度。2015年~2016年に「ふるさと割」で30%オフとなったとき爆発的に普及した印象があります。

ユニフレーム「パワーペグSUS」

ユニフレーム「パワーペグSUS」

 スチール製のソリステ30やエリステ28は本数を揃えると重くなるのが欠点。ユニフレームのパワーペグSUSは錆びにくいステンレス製(エリステにもステンレス製あり)です。

 市販のパワーペグSUSは30cmと20cm。アスガルドの入口のように、ペグが地面から露出していると出入りするとき邪魔だと感じる場所には、パワーペグSUSを使うのがおすすめ。

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 パワーペグSUS 200は鍛造ペグと重さがほぼ同じなのが意外でした。3サイズ使ってみるとWILD-1別注モデルの25cmが一番汎用性があり、何かと使い勝手が良かったです。

ハンマーの選び方

ogawa「アポロン」付属の金属製ペグハンマー

 ペグを打つハンマーはペグとの相性がとにかく重要。金属のペグには金属のヘッド、プラスチックペグのペグにはゴムハンマーといった適切な組み合わせがあります。

テントに付属するプラスチックのハンマーは全くと言ってよいほどキャンプで出番がないため、子供のおもちゃにしても良いかもしれません。

 手に持ったときしっくりくる太さや重さで、振りやすいものが良いです。目安としては10回振っても疲れない範囲でヘッドが重いほうが打ち込みやすいと思います。

 ハンマーの柄は木が一般的。ヘッドから柄までフル金属のハンマーは(手元がゴム巻きなら幾分マシですが)ペグを打った時の衝撃がもろに手に伝わり、手が痛くなります。

スノーピーク「ペグハンマー」

キャンプ100回以上で大きくへこんだハンマーヘッド

 これを選んでおけば鉄板!と言うべきハンマーが、スノーピークのペグハンマーProです。銅ヘッドのPRO.Cと鉄ヘッドのPRO.Sがあり、銅ヘッドは交換することも可能。

 鍛造ペグを打ったときの爽快な音、心地良い感触がプラスチックハンマーとは比べ物になりません。樫の柄と金属のヘッドの重量バランスが絶妙で、とにかく打ちやすい(^^)

 プラスチックペグを打つとペグが折れたり欠けたりするため、金属ペグ向けのハンマーです。小さな子供に渡すと怪我する可能性があるため、親御さんがしっかり隣で見てあげてください。

スノーピーク(snow peak) ペグハンマー PRO.C N-001

スノーピーク(snow peak) ペグハンマー PRO.C N-001

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村の鍛冶屋「アルティメットハンマー」

村の鍛冶屋「アルティメットハンマー」

 スノーピークは大っ嫌いだから買いたくない!とか、みんな持っているペグハンマーなんて買いたくない!という方には、村の鍛冶屋のアルティメットハンマーはいかがでしょうか。

 柄の部分が弧を描いた形状となっており、重心バランスの違いによりスノーピークのペグハンマーProとは振ったときも打ったときも感覚がかなり異なります。

直線的なペグハンマーProのほうが個人的には違和感なく打ちやすいと感じますが、振ったときの感覚は好みの問題でもあります。
村の鍛冶屋とゆるキャン△のコラボアイテム

photo by 村の鍛冶屋

 本体はカチオン黒塗装もしくはクロームメッキ。真鍮ヘッドもしくはステンレスヘッドを組み合わせた4パターンから選べます。柄は樫です。

 注文時に好きな文字をレーザーで名入れしてもらうことができます。文字だけでなくイラストレーターで作ったロゴにも対応しており、世界に1本だけのオリジナルハンマーが作れちゃう!

 キャンプアニメ「ゆるキャン△」とのコラボモデルとして登場したアルティメットハンマーはとにかく大人気で品切れ続出。お子さんが使うときはペグハンマーProと同じく怪我にご注意を。

意外と便利なゴムハンマー

ファミリーキャンプで意外と役立つゴムハンマー

 お子さんにペグ打ちを手伝ってもらうならゴムハンマーはいかがでしょうか。ある程度ゴムで衝撃が吸収されるため、誤って手を打っても(多少は痛いですが)大怪我しにくいと思います。

 金属ペグを打つときは時短にはなりませんが、ホームセンターでしっかりとしたゴムハンマーを買っておけばプラスチックペグを打つときにも役に立ちます。

 ゴムハンマーしか持っていないとペグを抜くとき困るので、別途ペグ抜きを用意するか、別の鍛造ペグを横から挿してグリグリやれば、多少時間がかかっても抜けるはずです。

まとめ

ユニフレームのパワーペグSUS3種類

 強固で使いやすいペグやハンマーの選び方をまとめました。一気に買い替えると出費がかさみますが、コスパに優れたテントにして総費用を抑える作戦はいかがでしょうか。

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 鍛造ペグと金属ハンマーにするとプラスチック時代の半分以下の時間でペグ打ちが終わることも。短時間で手際良く作業できれば疲れにくく、キャンプをより一層楽しめますよ(^^)

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