保冷と保温と軽さを兼ね備えたステンレス真空マグ&シリコンリッド

ステンレス真空マグの大小をスタッキング

 スノーピークのステンレス真空マグ300ダブルマグ300用シリコーンリッドを自宅や職場でほぼ毎日使っています。近年の新製品では一番のお気に入りアイテムです。

 チタンダブルマグ300に匹敵する軽さと真空断熱カップ以上の保冷力を両立した優れもの。蓋を閉じると灰や埃がほとんど入り込まず、保温力も格段にアップしました。

 焚き火のそばで使う機会の多いキャンプ道具だけに、普段使いでちょっとだけキャンプ気分を味わえ、真空マグと蓋で税込5,000円未満とプレゼントにもピッタリ(^^)

ステンレス真空マグ

ステンレス真空マグとドリップポッドで朝コーヒーを淹れる

 ステンレス真空マグは折りたためるハンドル(持ち手)の付いたマグカップ。製品名の通り、熱を遮断する真空層があるため、飲み物を一定の温度に保ちやすくなっています。

ダブルウォール構造で、さらに内部を真空化することによって、これまで以上に優れた保温・保冷性を実現。ハンドルはフォールディング仕様で、チタンダブルマグに迫る110gの超軽量ボディで携行性にも優れています。

出典:Snow Peak

 真空断熱の効果は、サーモスの各種製品や釣り用クーラーボックスで実証済み。ただ、真空状態を維持するためには強度を確保する必要があり、どうしても重くなりがち。

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チタン製のマグカップに迫る軽さ

キャンプで使っているマグカップや湯呑み

 ステンレスかつ真空ということで、ステンレス真空マグは重そうなイメージでしたが、なんと同じ容量のチタンダブルマグに迫る軽さを実現。初めて持ったとき軽くて驚きました!

チタンダブルマグは真空ではなく空気層。湯呑み形状で工芸品としても人気のあるスタッキングマグ雪峰も真空ではありません。

 スノーピークのマグカップは、チタンシングルマグが定番品。ただ、シングルマグだとホットコーヒーはすぐに冷め、アイスコーヒーはテーブルが濡れまくる欠点あり(^^;)

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徐々に買い増したり買い替えていく中で「これ実はキャンプを始めた当初に買ったとしても間違いではなかったかも」と感じたキャンプ道具を厳選してみました。ファイヤーハンガーやシングルバーナーは使う機会が多くキャンプ初心者にもおすすめです。

300mlサイズのマグが使いやすい

スノーピークのステンレス真空マグは大小2サイズ

 ステンレス真空マグは2019年新製品の300mlサイズと2020年新製品の450mlサイズがあります。小さい300mlサイズが大きすぎず小さすぎず、使いやすい大きさです。

 光沢のあるステンレスは油汚れが落ちやすく清潔感がありますね。質感はチタンのほうが好みですが、口当たりは違和感なし。ステンレス特有の金属臭も感じませんでした。

マグカップのスタッキングを検証

スタッキングしやすく美しいデザインの雪峰シリーズ

 スノーピークの各種マグカップと重ねて収納可能か、色々試してみました。真空マグ300と真空マグ450の組み合わせは、冒頭の写真の通り、キレイに収まります。

スタッキング真空300真空450
ステンレス真空300×
ステンレス真空450×
チタンシングル220
チタンシングル300×
チタンシングル450×
チタンダブル220×
チタンダブル300×
チタンダブル450×
チタン雪峰M200×
チタン雪峰M300×
チタン雪峰M400×
チタン雪峰H200
チタン雪峰H300×
チタン雪峰H450×

 ◎は相性バッチリ。○は余裕をもって重ね合わせ可能。×は重ね合わせ不可。△は入るけどキツキツなので傷が付く可能性があり、多少の製造誤差もありうるため非推奨です。

ステンレス真空層の断熱効果を実験

真空断熱カップとステンレス真空マグの性能比較

 ステンレス真空マグの性能がいかほどか、液体を入れて温度変化を計測してみました。まずは真空層の効果を期待できる保冷力を氷と水でチェック。

 比較対象はステンレス真空マグ、真空断熱カップ旧型、真空断熱カップ新型、ガラスのコップです。室温は約19度、常温の水道水200mlに製氷機の氷3個を入れてスタート。

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真空マグの保冷力は期待以上

ステンレス真空マグと真空断熱カップの保冷力比較

 時間経過と温度変化をグラフにしてみると、ガラスのコップが早々に常温となった一方、真空層のあるステンレス真空マグや真空断熱カップは3時間後も冷たいまま。

 誤差の範囲かもしれませんが、今回の実験ではあのサーモスを上回る保冷力を発揮し、かなり驚いています。ちなみに蓋の有無で保冷力に大きな変化はありませんでした。

蓋なしの保温力はやや期待外れ

ステンレス真空マグと真空断熱カップの保温力比較(蓋なし)

 続いて、あまり期待できない保温力をチェック。温かい飲み物は底や側面に真空層があっても、上にどんどん熱が逃げてしまうため、やや苦手分野です。

 熱湯を入れたガラスのコップは早々にぬるくなり、真空層のあるステンレス真空マグや真空断熱カップも保冷力ほどは性能を発揮できず。予想通りとはいえ、やや期待外れ。

真空層があると、保温力がアップするだけでなく、マグを手で持ったとき熱くない(やけどしない)メリットがあります。

ダブルマグ用シリコンリッド

ステンレス真空マグに合うシリコンリッド

 ゴミの混入と保温力のアップに繋がるシリコン製の純正リッドが追加で発売されました。蓋をしてあれば、多少マグを傾けても飲み物がこぼれにくくなります。

 シリコンリッドはステンレス真空マグだけでなくチタンダブルマグにもフィット。蓋代わりになるものは色々ありますが、シリコンは隙間が少なく、しっかり閉まります。

蓋を付けると保温力は劇的に改善

(℃)30分後60分後90分後120分後150分後180分後
蓋あり79.871.464.759.354.951.7
蓋なし51.840.4ぬるくなったため計測せず

 シリコンの断熱効果は真空ほど高くはなく、飲み口の開いた蓋を被せたくらいで大きく性能が上がるとは思いませんでしたが、実験してみると結果にビックリ。

 蓋なしだと1時間で40℃まで冷めましたが、蓋ありだと1時間経っても71℃、3時間経ってもまだ52℃。手頃なお値段(税別520円)にしてはかなりの保温効果があります。

 あのロゴが付くだけでお値段5割増しと良くも悪くも評判ですが、性能も軽さもデザインも大満足。スノーピーク(の下請けで頑張っている工場の方々)に感謝です。

まとめ

ステンレス真空マグのデザインは2020年春時点で2種類

 平日は職場近くのコンビニで買ったホットコーヒーをステンレス真空マグに移し替えています。シリコンリッドをすると2時間くらい温かさが続き、とても重宝しています。

今回行った実験や計測は、外気温や風の強さに影響を受けるため、キャンプ場で同じ結果になるとは限りませんので、あしからず。

 自宅や職場でちょっとしたキャンプ気分に浸れるステンレス真空マグ。シリコンリッドと共にキャンプ好きなパパやママにプレゼントすると、きっと喜ばれますよ(^^)