子供用の寝袋(シュラフ)はコールマンのキッズマミー/C4が良い感じ!添い寝が不要になったら暖かいマミー型シュラフに包んであげると、寒い夜もぐっすり眠れるかもしれませんね(^^)
大人用のシュラフとは異なりキッズ向けシュラフの選択肢は意外と少なく、コールマン以外にもモンベルやロゴスなどでも取り扱いがありますが、色々と比べてみるとコストパフォーマンスに優れたキッズマミーが最適だと感じました。
2016年モデルとしてリニューアルされ更に使い勝手が良くなったキッズマミーについて、旧モデルの不満点や新モデルの改良点、スクールマミー(スクールキッズ)との比較などまとめてみました。
この記事の目次
子供用寝袋に必要なこと
オートキャンプ場で使用する子供用シュラフに必要な条件としては、だいたい次の通りだと思います。
- 夜中でも寒く感じないこと
- 出入りがしやすいこと
- 子供でも収納しやすいこと
- 洗濯(丸洗い)できること
- 価格が高すぎないこと
- 水や汚れに強いこと
小さな子供だとジュースやお菓子をこぼしたり、夜寝ているときオネショしたり、寝相が悪くてはだけてしまったりと色々なことが起きます。
コールマンのキッズマミー/C4は子供用シュラフとしての要件をかなり満たしており、特に春や秋のオートキャンプにイチオシできる一品ですが、もちろん微妙な点が全く無いわけではありません。
旧型キッズマミーの不満な点
キッズマミー(現在は廃盤)をキャンプ場で使用していると、細かいところで不満を感じるイマイチなポイントが2つありました。
- 足元を短く固定できない
- 収納袋に詰め込みづらい
1.足元を短く固定できない
キッズマミーは身長165cm程度まで使用できる長さがあるため、幼稚園や小学校低学年に通う子供にとってはシュラフが長すぎて足元がスカスカになります。
足元のファスナーを開いて熱を逃がすような夏、足元に湯たんぽやホッカイロを置いて寒さを凌ぐ冬ともに身長に対して長さが合わないとイマイチ使い勝手が悪い。
夏はセンターファスナーを開いて対応できるし、そもそもシュラフではなくタオルケットなどでも良いのですが、冬の寒さ対策としては足元を短く出来ると便利と感じます。
現状の対応策としては、シュラフに付いているコンプレッションベルトではなく別の縛る何か(紐やベルト)を用意して必要な長さのところを絞るという方法を取っています。
これも一時的な回避方法でしかなく、足元に入っている湯たんぽを蹴ったら徐々にコンプレッションベルトが下に落ちてくるという残念な結果に。
2.収納袋に詰め込みづらい
キッズマミーは小学生が使用することを想定した寝袋ですが、自分自身で「シュラフを半分に折りたたんで巻いてから、コンプレッションベルトで縛って収納袋に入れる」ということが結構難しいと感じます。
収納袋の形状は一般的なシュラフと同じく横側が開くタイプ。ダウンシュラフやバロウバッグのようなシュラフはキレイに畳まなくても押し込んでいけば入るのですが、キッズマミーは素材の伸縮性がほとんどないため無理やり押し込んでも全然袋に入りません。
大人がキレイに畳んで袋を被せれば(最悪、力技で)どうにかなっても、小さな子供だと知恵も力も足りず単独で収納するのは相当厳しいです。
コンプレッションベルトが1本しかないため、すぐ中心からずれてきて詰めている間に全体が型崩れ。結局大人が登場して一からやり直し、ということが頻発しています。
新型キッズマミーの改良点
コールマンの2016年新商品として登場した「キッズマミーアジャスタブル」は、旧型キッズマミーを改良したリニューアルモデル。
- シュラフの長さを変えられる
- 収納袋の形状が変更に
前述の通り1ユーザーとして毎回のように不満を感じていた点が見事にバッチリ改善されており、コールマンの商品開発力とユーザーの意見取り入れには賞賛です。
1.シュラフの長さを変えられる
photo by Coleman商品ページ
不満を感じていた「足元を短く固定できない」という点、シュラフの途中を折り曲げて固定させることで140cmと170cmの2段階に調整出来るようになりました。
幼稚園児や保育園児から小学校低学年までは短く折りたたんで140cmに、小学校高学年から小柄な大人までは170cmとして使用できるのが嬉しい改良ポイント!
シュラフ内の温度を保つポイントは、如何に余分なスペースを生まないかだと思いますので、折りたたんで湯たんぽを入れておけば春や秋の寒い夜も一安心です。
2.収納袋の形状が変更に
photo by Coleman商品ページ
もう一つの不満だった「収納袋に詰め込みづらい」という点、子供達に自分自身で出来るようになってもらいたい親としては残念な気持ちでした。
横長で開口部の大きな「EZキャリーケース」が採用されたため、シュラフのコンプレッションベルトで絞れば子供でも簡単に収納できるようになりました。
旧型モデルの使いにくさを改良しつつ収納時のサイズはほとんど変わらないため、子供用シュラフとして純粋な使い勝手が大きく向上していると感じられる改良ポイントです。
スクールマミーとキッズマミーを比較
コールマンから子供向けシュラフとして販売されているスクールマミーとキッズマミー、似たようなスペックのためどちらを買おうか迷う方もいるかと思います。
2016年の新製品としてそれぞれリニューアルし、キッズマミーは前述のとおり「キッズマミーアジャスタブル」に、スクールマミーは「スクールキッズ」として生まれ変わりました!
スクールマミー(旧モデル)は名前の通りマミー型でしたが、スクールキッズにリニューアルしたことで薄手の掛け布団にもなる封筒型に。より夏を意識したモデルチェンジです。
コールマン シュラフ比較 |
キッズマミー アジャスタブル |
スクールキッズ |
---|---|---|
快適温度 | 4℃以上 | 10℃以上 |
使用可能温度 | -1℃ | 5℃ |
使用時サイズ | 170×65cm | 180×65cm |
収納時サイズ | 24×37cm | 17×34cm |
重量 | 1.25kg | 0.7kg |
丸洗い | 可能 | 可能 |
フットファスナー | あり | あり |
ドローコード | あり | あり |
収納袋 | EZキャリーケース | |
形状 | マミー型 | 封筒型 |
ファスナー位置 | センター | サイド |
一枚布化 | 不可能 | 可能 |
ネームカード | なし | あり |
長さ調整 | 140cm | なし |
カラー | ネイビー オレンジ |
ブルー ピンク |
定価(税込) | 4622円 | 3542円 |
キッズマミーアジャスタブルとスクールキッズを比較すると、最も大きな違いは対応している温度域の差。前者は春・秋向け、後者は夏向けです。
個人的な意見としては「夏はシュラフなしでも寝れるのに対し、春や秋は寒くないシュラフが必須」であると考えています。
夏休み中だけ使うのであればスクールキッズでも特に問題ありませんが、ゴールデンウィークやシルバーウィークに少しでも使う可能性がある場合はキッズマミーを強くオススメします(^^)
まとめ
コールマンのキッズマミーは機能性に優れ、入手しやすい実売価格なのが嬉しいところ。特に2016年の製品リニューアルで使い勝手が更に進化し、ユーザーの意見を取り入れた子供用寝袋の決定版ともいうべき存在です。
夜の寒さを凌ぐため厚手になっている関係上、収納時の大きさでは薄手のスクールマミー(スクールキッズ)には劣りますが、クルマで行くオートキャンプ場なら問題なし!
幼児~小学生の幅広い年齢に対応するだけでなく、165cm以下の女性にもオススメできる性能を有しています。並みのシュラフより確実に暖かいです!