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キャンパルジャパンの名品「ogawa ハイバックチェア」の座面シートをポリエステル生地から直営限定のコットン生地(アーミーグリーン)に張り替えました。
カラーバリエーションが豊富で様々なサイトの雰囲気に合わせやすく、シートの付け外しも簡単。適度な張りがあり少し硬くなった座面は至高の座り心地!
コットンの質感や通気性、火の粉への強さなど「くつろぎチェア」としての仕上がりに大満足。オーシャンビューのキャンプサイトで試してみました。
この記事の目次
直営店で生地をチェック
キャンプで愛用しているogawaのハイバックチェア。座り心地に定評があり座面が高いため立ち上がるのも容易。浅く腰掛ければ頭を預けてイス寝できます(^^)
福袋でゲットしたポリエステル2脚を1年半ほど使っていたのですが、焚き火の近くでも安心して使えるようコットンのハイバックチェアに買い替えようかと考えていました。
そんなとき張替用座面、しかも直営限定カラーが発売されると知り、キャンパルジャパンのコンセプトショップ「GRAND lodge 柏の葉」で実物をチェックしてみることに。
ポリエステル座面の特徴
コールマンのテントからスノーピークのローチェアまで幅広いキャンプ用品に採用されているポリエステル。耐久性に優れ安価、吸湿性が低く保管も容易な素材です。
ポリエステルは石油を原料にした化学繊維ゆえ、焚き火から飛んでくる火の粉で簡単に穴が開いてしまうのと、座面シートのシワがなかなか取れないのが気になります。
バレンタインレッド、プルシアンブルー、モカブラウンの3色展開。多少の汚れであれば洗えば済むのですが、残念ながら現時点で張替用座面は未発売(^^;)
コットン座面の特徴
コットンは肌触りが柔らかく天然素材の風合い。火の粉でも穴が開きにくく通気性に優れた素材です。ナチュラル、ライトグレー、ナットブラウン、サックス、ライトグリーンの計5色が展開されています。
ポリエステルよりも5,000円以上高く2018年現在は1脚19,440円。2015年末と2017年末にそれぞれ3,000円前後の価格改定がありトータル3割以上の値上げとなった記憶があります。
新たに発売された張替用座面はアーミーグリーン、カフェ、サフランの計3色。カラー以外は既存のコットン座面と変わりなく、背面のポケットやテープループも健在です。
アクリル座面の特徴
アクリル生地のハイバックチェアが存在するのを知りませんでした!現時点ではネット上で販売されておらず、直営店のみの取り扱いとのこと。
鶴の一声で試作されたものらしく、生産数が少ないため店頭販売のみらしい。防水加工されておりテントの下に敷くグランドシートのような質感でした。
裏面はツルツルしていますが、座り心地はポリエステルとそれほど変わらない印象。店頭ではシワが目立ちにくく感じましたが、使い込んでみないとわからない部分でもあります。
アクリルはポリエステルやコットンよりも発色に優れた素材。4種類の座面シートはいずれも従来の単色モデルとは大きく異なるカラーリング。
ブランドイメージとして落ち着いた雰囲気のあるogawaにしてはなかなか斬新なデザインですね。アクリルは太陽光に当たっても色が抜けにくい特性があり経年劣化はどの程度なのか興味深い。
ゴアテックスのような透湿性がなく背中やお尻が蒸れそうなのと、耐久性の面でアクリルはポリエステルに敵わないような気がします。評価が落ち着くまで様子見したい座面です。
GRAND lodgeで買うメリット
直営限定のコットンやアクリルの新色チェアが欲しいと思ったとき、ポリエステルのハイバックチェアとコットンの張替用座面を買うと1脚2万円以上かかってしまいます。
もしこれから新しく買うならGRAND lodgeに赴くのがおすすめ。張替用座面+フレーム単品の代金で好きなカラーや素材のハイバックチェアをしっかり組んでくれます!
トータルで少しでも安く済ますならハイバックチェアを量販店の特価セールで買い、生地だけ単品購入。ポリエステルの座面はヤフオクやメルカリで売却します。
単品販売のバリエーション
既製品の座面は単品販売されておらずメーカーの修理パーツとしても取扱がほとんどないため、使用回数の少ない座面はポリエステルもコットンも中古市場で一定のニーズがあります。
座面は全素材、全カラーを単品販売してくれるとユーザーとしてはありがたいです。特にポリエステルは火の粉で穴が開いているケースが多く、一定の要望はあると認識しています。
少なくともコットン生地のナチュラルカラーはグロッケやロッジシェルターなどogawaのポリコットン生地と合わせやすく、汚れが目立ちやすいため張り替えニーズはかなりあるはず!
コットン座面に張り替え
アーミーグリーンの張替用座面を自宅で取り付け、ファミリーキャンプで使ってみました。座面交換に必要な道具は市販のプラスドライバーとめがねレンチのみです。
ネジを外す箇所は計4ヶ所。背面上部の固定箇所は固めにネジが締まっておりフレームを分離させるとき多少力が必要です。座面前部の固定箇所は可動部のためネジが少し緩め。
屋内での作業を推奨
芝生や砂利など屋外での座面交換には要注意。座面前部の固定箇所にはそれぞれワッシャー2枚とプラスチックパーツがあり、落とすと紛失する可能性があります。
難しい箇所は特にありませんが室内での作業を推奨。座面の交換は1脚20分、慣れれば1脚15分もあれば終わります。ついでに可動部にKURE 5-56などを塗布すると良いかもしれません。
コットンチェアの比較
ファミリーキャンプを始めた当初から使っている収束型チェア「コンフォートマスター キャンバスデッキチェア(ブラウン)」と並べ、アウトドアでの使用感をチェック。
キャンバスデッキチェアのほうが座面が地面と並行で生地に張りがあり、ローテーブルで調理するときなど前屈みになって作業しやすい。座面の高さも低めです。
一方のハイバックチェアは座面・背面ともに少し傾斜があり、作業よりくつろぎ優先の座り心地。多少の包まれ込み感はあっても不快な感じは一切ありませんでした。
サイドテーブルとの組み合わせ
キャンプのサイドテーブルはユニフレームの焚き火テーブルが定番品ですが、座面が少し高めなハイバックチェアには天板が少し高めのサイドテーブルがよく似合うはず!
コンフォートマスターのバンブーサイドテーブルと並べてみると、飲み物やおつまみを置いておくとき高さがちょうどよく、竹集成材の美しさも相まって相性が非常に良かったです(^^)
焚き火を囲んで談笑
コットンチェアにしたかった理由の1つが焚き火まわりで気兼ねなく使いたいから。ファイヤーハンガーとダッチオーブンでローストチキンを作りながら談笑する時間が最高(^^)
コットンは吸湿性が高く色褪せやすい傾向にあり、使わないときはタープ下に移動させておくのが基本。テントと同じく乾燥させてから収納袋に入れないとカビやすいデメリットがあります。
ポリエステルほど雑に扱えないものの、風合いや退色にも味があり、何かと余裕のないキャンプ初心者よりも中級者やベテランに好まれる傾向があるかもしれませんね。
まとめ
ogawaハイバックチェアは高めの座面と座り心地に定評があり、キャンプやバーベキューだけでなく自宅のリビングでも普段使いしている人がいるほど素晴らしいチェア。
コットンのほうが価格は少し高くなりますが、火の粉に強くなったり通気性が良くなったり、使ってみるとポリエステルよりもシワが目立たないのも好印象!
アクリルの張替用座面はGRAND lodge(新木場、小平など)での店頭販売のみですが、コットンの張替用座面はogawa公式オンラインストアでも販売されています(^^)