キャンプで太陽光発電!RAVPowerソーラー充電器を試してみた

 キャンプ場でエコ発電!ソーラーパネルで太陽光発電が可能となる充電器を入手したので、10月初旬のハロウィンキャンプ@赤城山で試してみました。

 ソーラーチャージャーはアウトドアでスマホを充電することができるか検証してみると、かなりの条件付きながら何とかチャージされることは確認できました!

 折りたたむと薄くなり本体重量が軽く持ち運びは便利だと思いますが…なかなかのじゃじゃ馬ぶりを発揮しキャンプ場で大苦戦(^^)

アウトドアでのスマホ事情

ヘキサタープ下にソーラーチャージャーをぶら下げる

 キャンプ場の風景やアウトドア料理の写真を撮ったり、設営・撤収時の暇つぶしとしてスマホを子供に渡しているとバッテリーがあっという間に無くなってしまうなんてこと、あると思います!(←天津木村風w)

  1. 屋外の強い直射日光を浴びる環境だと画面の輝度(明るさ)を調整する機能が働き、自動的に画面が明るくなることで消費電力が上がるため
  2. キャンプ場は大抵の場合、街中から外れた場所にあり電波が悪いため(圏内と圏外を行き来するような微弱な電波状況だと特に顕著)
  3. リチウムイオン電池の特性としては気温が低い環境だと減りが早いため(キャンプ場の朝晩はかなり涼しく、スキー場であっという間に電池切れになるのと同じ理由)

 アウトドアでバッテリーの減りがいつもより早く感じる理由はだいたい上記の通りです。面倒でなければ機内モードにしておけばほとんど減らないはず。

モバイル機器の充電

自宅のベランダでテスト

 アウトドアでモバイル機器を充電するときは、なんといってもモバイルバッテリー(モバイルブースター)の出番。大ヒットしたポケモンGOの影響もあり大容量かつ持ち運びやすい大きさの商品が売れているようです(^^)

 我が家のモバイルバッテリーは重い大容量タイプ(週末お出かけ用)と軽い小容量タイプ(日々の通勤用)の2種類。いずれもAnkerの商品です。

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 現代の生活に欠かすことが出来ない存在となっているモバイル機器。楽しいキャンプ模様をスマホで撮影しようと思ったら、大事なときにバッテリーが切れていた・・・なんてことにならないよう長

 なんだかんだで「ソーラー充電器って所詮はオモチャみたいなもんでしょ?」くらいの感覚から脱却できないでいる自分としては、テクノロジーの進化によってどれくらい使い物になるようになったか興味がありました(^^)

RAVPowerソーラーチャージャー

RAVPowerソーラーチャージャー16W

 ソーラーパネルの付いた折りたたみ式の本体と付属品がUSBケーブルが2本+カラビナが4つ+説明書です。最大で直流5V3.2A=16Wの電力を発生させます。

高い転換効率: SUNPOWER® ソーラーパネルの採用により、21.5% – 23.5%の高い効率で太陽光を電気に変換します。( 2ポートそれぞれ2.4Aまで、合計3.2Aまで出力します。)

軽量でコンパクト: もっとコンパクトのサイズで、重量(わずかの450g)も従来品の半分しかありません。

最適の充電電流: USBポートはすべてiSmartテクノロジーを採用します。自動的に接続されたデバイスを認識し、最適な電流を提供します。

出典:Amazon.co.jp

 アマゾンの商品説明を見ると若干怪しい日本語…本当に大丈夫か心配になるもののレビュー欄には多数の評価コメントがあり、少なくとも爆発したりすることはなさそうw

カセットガスとソーラーチャージャーのサイズ比較

 持ち運びに困るサイズではないものの、広げたときカセットガスボンベと大きさを比較するとなかなかのサイズでした。デュアルポートアウトドアチャージャーとのことなので、やっぱりキャンプ中に使用感を確認してみたい!

本商品が逆流電防止機能が付いております。こちらのテストでは電流が逆流して充電より放電の方が多いということが一度もありませんでした。
お客様から逆流電が防止されていないというクレームを伺うこともありません。ご安心ください。

出典:Amazon.co.jp

 相変わらずの日本語ですが、AmazonのFAQに記載されているとおり電気が逆流しないよう防止機能が付いている模様。充電しているはずがバッテリーが逆に減っていたなんてことがあったらビックリですしね(^^)

ランタンフックにソーラーチャージャーをぶら下げる

 本当に使い物になるのかハロウィンフェスタ2016が開催されていた赤城山オートキャンプ場のグリーンエリアで試してみました。

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 カラビナを付けてウイングポールの先端にひっかけておく、ランタンフックにひっかけておく、タープの上にソーラー充電器を乗せてスマホはランタンフックにぶらさげて日陰に置くことなどをイメージして実験に挑みます。

曇り空で発電実験

赤城山オートキャンプ場は曇り空

 スマホのバッテリー残量が徐々に減ってきたキャンプ撤収時。赤城山オートキャンプ場は木々に囲まれた林間サイト、あいにくの曇り空です。

 曇りゆえにどの方角から太陽が向かってくるのかわからないため、焚き火テーブルの上にソーラーチャージャーを置いて手持ちのiPhone 6で実験開始。

10時~11時…順調に自然減w

11時~12時…1時間で2%回復w

 11時台は雲が徐々に薄くなり少し明るくなってきたため多少充電されたものの、雲が厚かった10時台は1時間経ってもまったく充電されず残量が減るばかりorz

晴れて再び実験開始

晴れたキャンプ場で実験再開

 12時前後に雲が晴れ日差しが出てきたため、コールマンのスリムキャプテンチェアにソーラーチャージャーを置き太陽の方角にパネルを向け再実験。

12時~12時20分…6%→24%

 さすがは秋晴れ、20分間で約18%回復しました。これまでの散々な結果と比べれば意外と悪くない結果ですが…キャンプ場でスマホの充電器として使うには条件がシビアすぎる気がします。

 木々の少ない平原サイトであれば多少曇りでも充電できる可能性があるものの、林間サイトのように木漏れ日となる状況だとかなり微妙でした。

ソーラーチャージャーの使い道

ソーラーチャージャー+USB扇風機2台

 その場でサッとポケットから取り出して気軽に写真を撮りたいスマートフォンをのんびり充電しておくような状況にはならないため、残念ながらキャンプにおけるスマホの充電器としてはイマイチだと思います。

 このまま実験終了とすると役に立たないヘッポコアイテムになってしまうため、なにか良いアイディアがないか考え…ソーラーチャージャー+USB扇風機の組み合わせはどうだろうと。

ポールにUSB扇風機を挟みソーラー発電で風を送る

 扇風機って基本的には電気でモーターを動かして羽を回転させる単純な仕組み。エアコンや冷蔵庫よりも電気が得意とする分野です。

 太陽の日射しが強い日=暑い日と考えれば、扇風機のような冷房機器があると涼しく感じられます。ある程度の出力を発生させるソーラー発電機であれば扇風機も動くはず!

 タープの上にソーラーチャージャーを乗せておき、タープ下で涼んでみるのはありかも。他にも調理中に食材を冷ましたり、火おこしの時に風を送る役目などの使い道がありそうですが…必死に絞り出してこれくらいしか出てこないw

まとめ

スリムキャプテンチェアで充電中

 ハロウィンフェスタ2016@赤城山オートキャンプ場の林間サイトでRAVPowerのソーラーチャージャー16Wを使ってみました!やはり安定度ではモバイルバッテリーには到底及びませんね…

 秋の曇り空では期待を大きく裏切る低性能っぷりを遺憾なく発揮していただきましたが、雲のない晴れであれば10月初旬であっても十分な性能を発揮するようです(^^)

 安定した太陽光が必要となるためキャンプで使うとなると林間サイトは厳しい。森のまきばオートキャンプ場や成田ゆめ牧場キャンプ場のような平原フリーサイトに活路を見出すしかないかも。

※当記事は販売元よりソーラーチャージャーの提供を受け書いています。USB扇風機は自腹です。

余談:商品の受け渡し

RAVPowerソーラーチャージャーの外箱

 問い合わせフォームから依頼があり商品提供を受けることになったものの、どうやって実物を送ってもらうか疑問がありました。

  1. 住所や氏名を伝えて直接商品を送ってもらう
  2. Amazonのギフト券番号を発行してもらいAmazonで購入する
  3. Amazonのクーポン番号を発行してもらいAmazonで購入する

 当初先方から1番の提案があったのですが、見知らぬ相手にメールで個人情報を提供することに何となく不安がありました。

アマゾンの無駄に大きな箱

 住所や名前を直接伝えたくないから2番でお願いできないかと相談すると、2番は無理だが3番の方法があると教えていただきました。

 2番だとAmazonで好きな商品を買えてしまうため企業としても貰い逃げされるリスクがあるのでしょう。3番であれば特定の商品にだけ適用されるクーポンなので、両者にとってメリットがあり良い仕組みだと感じました。

 もし販売元からサンプル提供の相談があったときは、3番の方法が可能か交渉してみるのが良さそうですね!

RAVPowerというブランドを知らなかったので、ラブパワーの名前的にあっち系の商品のレビュー記事を書いて欲しいと言われたのかと思って一人ドキドキしてみたりw