PICA山中湖ヴィレッジ(以下、PICA山中湖)のコテージ・オーベルジュは美味しい料理と充実の設備が魅力の宿泊施設。1月上旬の3連休に2泊滞在しました。
風光明媚な山中湖の湖畔にほど近く、徒歩圏内には遊覧船や水陸両用バスの発着所も。富士山周辺を観光するときの拠点として便利な場所にあります。
フジヤマキッチンのコース料理、コテージの設備、場内の雰囲気や付帯施設、近隣の立ち寄りスポットなどPICA山中湖のおすすめポイントを紹介します。
この記事の目次
美味しい料理が盛りだくさん
PICA山中湖のコテージ・オーベルジュは、センターハウスに併設されている本格的な欧風レストラン「FUJIYAMA KITCHEN」で朝食・夕食をいただくことができます。
オーベルジュ(Auberge)とは、主に郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストランである。
PICAリゾートといえばオートキャンプ場のイメージが強く、どちらかというとワイルドなアウトドア料理が真っ先に思い浮かんだのですが…実際に出てきた料理は全くの真逆!
夕食(1日目・2日目)
ディナーは予想外のコース料理。以下のメニューが1泊目、良い意味で裏切られました。アバウトに見積もって4,000円~5,000円程度の内容ではないかと思います(^^)
- 富士宮産フジヤマレインボーマスのマリネ
- バーニャカウダ 彩り野菜とバケット
(子供はさつま芋のポタージュ) - ポルチーニ茸とスモークサーモンのトマトクリームソース・タリアテッレ
- 甲州ワインビーフのパートフィロ包み焼き
(子供はビーフシチューハンバーグのホイル包み焼き) - 季節のデザート
- コーヒーorアールグレイティー
地味に嬉しかったのが大人と小学生で一部の料理が違ったこと。例えば我が家の子供達はバーニャカウダが大好きなので、譲った代わりにポタージュと交換して美味しくいただきました。
2日目は全てのメニューが前夜とは大きく異なり、パスタがクリームソースからオイルソースに、メインが肉料理から魚料理に。ラクレットチーズは流行に乗っている感じがして嬉しい。
- 鶏肉のバロティーヌ
- 旬野菜のラクレットチーズ焼き
- キノコと野菜のアーリオ・オーリオ
- 鰆のポワレ 帆立と有頭海老を添えて
- 季節のデザート
- コーヒーorアールグレイティー
2日ともコース途中のパスタでほぼ満腹になってしまいメイン料理は若干お腹が苦しかった…無念です。子供向けの料理は大人が食べても美味しいと感じるレベルだし文句のつけようがありません。
朝食(2日目・3日目)
朝食のメニューはパン、オムレツ、ソーセージ、サラダ、フルーツ、ヨーグルトなど。2日目朝はセルフでジュースやコーヒーを取りに行く形式、3日目朝はあらかじめ飲み物を聞かれる形式でした。
FUJIYAMA KITCHENから山中湖を眺めることができ、ワカサギ釣りと思われるドーム船がたくさん見えました。料理が美味しいだけでなくレストランの雰囲気も素晴らしいです。
設備充実のコテージ
オーベルジュ4の外観と構造
コテージ・オーベルジュ4は定員4人の2階建てコテージ。山中湖沿いを走る国道138号線から100m以上奥まった場所にあり、走行音が気になることはありませんでした。
また各建物が適度な間隔で配置されており、誰かと視線が合ったり近隣の騒がしい物音が気になることもありませんでした。クルマを横付けできるため荷物の出し入れも容易。
1階が玄関・キッチン・トイレ・お風呂・リビング、2階が寝室(シングルベッド4台)。避暑地にあるコンパクトな貸別荘のようで、アウトドア感は薄いものの上品な印象です。
ハンモックのある中庭
コテージの入口と反対側の裏手には広い中庭があり、ハンモックスタンドが置いてありました。ハンモックに揺られながらマイナスイオンをたっぷり浴び、のんびり過ごすことができます。
中庭の中央にはファイヤーピット(焚き火台)が設置されており4人分の椅子も置いてあります。この日は撤去されていましたが、悪天候時や冬季以外はタープが設置され強い日差しを防ぐことができるそうです。
リビングと水まわり
水まわりもさすがの一言。洗面台やトイレ、お風呂は清潔に保たれており、古くて汚くて虫が多いキャンプ場が苦手な女性にも安心してオススメできます!
電子レンジや電気ケトル、ドライヤーなどの電化製品だけでなくワイングラスやコーヒーカップ、タオルやアメニティなども完備。もちろんエアコン付きです。
ロッキングチェアに腰掛けソファをオットマン代わりにすると簡単に即寝可能。リゾートホテルに泊まるのと変わらない感覚で過ごせるかと思います(^^)
素敵すぎる付帯施設
お洒落なセンターハウス
FUJIYAMA KITCHENが併設されているセンターハウス。滞在時は使いませんでしたがカンファレンスルームもあるそうです。
テント泊のできない宿泊施設とはいえキャンプ場を多数運営するPICAリゾートだけに焚き火台やダッチオーブン、ランタンなどのレンタル品は一通り揃っています。事前に予約しておけばローストチキン用の丸鶏などの食材も準備してもらえます。
オシャレな雑貨屋さんのような売店にはハンモックやオーガニックコットン製品など様々なアイテムがあり思わず目がくらみそう。焚き火に必要な薪、着火剤、チャッカマンなども売っていました。
一般的なキャンプ場のセンターハウスよりも空間が広い割に、寒さを全く感じなかったのはペレットストーブが設置されているから。想像以上の温かさに驚きました!
ペレットストーブ(pellet stove)とは木質ペレットを燃料とするストーブのことである。間伐材の利用促進や非化石燃料を用いることで地球温暖化対策に貢献するなどの環境問題から注目されるとともに、灯油小売価格の高騰などの追い風もあり普及しつつある。
出典:Wikipedia「ペレットストーブ」
薪ストーブとは趣が異なるものの石油ファンヒーターのように触っても熱くないのが不思議。寒い季節になると常時稼働しているはずなのでペレットストーブの凄さをぜひ体感してみてください。
ハンモックカフェ
場内の一角にはハンモックカフェがあり、コーヒーを飲みながらハンモックに揺られ山中湖を眺めつつのんびりリラックス。ハンモックの数は十分にありました。
ハンモックカフェの他にも場内にはバーベキューを楽しめるFUJIYAMA GARDEN WORKSや温室を備えたオーガニックファームなど自然とともに贅沢に過ごす空間が広がっています。
PICA山中湖の近隣施設
- 富士急ハイランド&ふじやま温泉
- 道の駅富士吉田
- 忍野八海
- 道の駅すばしり
PICA山中湖の周辺には観光スポットがいっぱい!富士五湖の中でも河口湖と山中湖はリゾート地としての開発が進んでおり、上記の他にも水族館や公園などが多数あります。
富士山周辺のPICAリゾートに宿泊すると富士急ハイランドの入場料が無料になったり、富士急ハイランドに隣接する日帰り入浴施設「ふじやま温泉」に格安で入れたりします。
また道の駅富士吉田には大きなモンベルストアがあり、山登りや水遊びなどのアクティビティに必要な衣類や道具を揃えたりすることができます。モンベルがプロデュースしたカフェ「ハーベステラス」もおすすめ!
PICA山中湖の徒歩圏内にも様々な施設あり。敷地を出てすぐ右に森の駅旭日丘(お土産屋、バスターミナル)があり、水陸両用バス「KABA」の発着所を兼ねています。
敷地を出てすぐ左にコンビニエンスストア(セブンイレブン、ATMあり)、その先には山中湖の観光案内所。また道路を挟んだ反対側、徒歩3分ほどで山中湖を一周する遊覧船の発着所があります。
センターハウスで自転車を借りて山中湖の東側から逆さ富士を眺めたり、山中湖を一周(約14km)するのも楽しいかと思います。全周ではないものの一部区間にサイクリングロードが整備されています。
PICA山中湖のまとめ
PICA山中湖は近隣の自然豊かなキャンプ場とは雰囲気の異なる清潔な宿泊施設でした。キャンプ場のコテージとして考えるのではなく避暑地の別荘にでも来たような感覚です。
好き好んで年間25泊程度テント泊する自分からすると「たまにはこういう別次元の体験もありかな」と。設営も撤収も調理もしなくてよいと朝から晩までやることがないw
PICAキャンプ初売りで半額となり贅沢すぎる3日間をお得に過ごすことができました。来年以降もし同じ時期に来るなら昼間はドーム船に乗ってワカサギ釣りを楽しみたいと思います!