2019年7月1日にグランドオープン!宝探しゲームやボルダリングなどアクティビティの豊富な「BUB CAMP GROUND(バブキャンプグラウンド)」に行ってきました。
荒れ放題となっていた廃校の敷地をリノベーションし、広い芝生に白いテントが立ち並ぶグランピング施設に大変身。場内の設備や子連れにピッタリな遊び場を紹介します。
この記事の目次
BUB CAMP GROUND
千葉県長生村に開業した「BUB CAMP GROUND」は、東京都心からアクアライン経由で約1時間半。圏央道の茂原長南ICから約20分、茂原北ICから約25分です。
幹線道路から奥まった少しわかりにくい場所にありますが、国道128号線沿いのローソン長生八積店から徒歩3分なので、カーナビをセットするときの目安になります。
廃校跡地のグランピング施設
10年ほど前に廃校となった千葉県立長生高等技術専門校の跡地を再利用しています。老朽化した3階建ての校舎に圧倒されますが、ここで寝泊まりするわけではありません(^^)
全国で毎年500校ほど廃校が増えており、跡地の活用は大きな課題となっているそうです。校庭や校舎を活かしたキャンプ場というアイディアはなかなか興味深いですね。
校庭に立ち並ぶワンポールテント
グランピング施設といえば「白いワンポールテントの中にベッドやソファがあり、冷暖房完備で冷蔵庫付き」のイメージ。BUB CAMP GROUNDもほぼ同様の設備だと思います。
元々は校庭だった芝生広場の縁に沿ってテントが立ち並び、それぞれのウッドデッキにはハンモックやタープ、テーブルセットやガスグリルなどが配置されています。
直径6メートルの大きなテントなので家族4人だと十分すぎる広さ。ベッドの掛布団としてコールマンの封筒型シュラフを広げたものが使われていたのが新鮮でした。
ガゼボのあるスイートテラス
標準グレードのグランピングサイトでお願いしていましたが、あいにくの雨模様でキャンセルが出たため、上位グレードの「スイートテラス」に泊まらせていただきました。
テントのすぐ隣にプライベートシャワー&トイレがあり、ウッドデッキにあるシンクも専用。食事するとき便利なガゼボ(メッシュで囲まれた空間)も設置されていました。
地面はやや水はけが悪く、雨が降ると水たまりができやすいため、念のため長靴があると安心です。晴れていればサンダルやスニーカーでも全く問題ないかと思います。
バーベキュー&飲み放題
夕飯はキャンプ飯の定番メニューであるバーベキュー。食べきれないほどボリュームありましたが、何よりも驚いたのがビールなどアルコール含め最大3時間飲み放題なこと!
- 3種のドレッシングのフレッシュサラダ
- 千葉県産いも豚のステーキ
- 牛肉のサーロインステーキ
- 鳥の骨付肉
- ソーセージ
- グリル野菜(ピーマン・じゃがいも・トマト・アスパラ)
- 魚介のシンプルパエリア
- 弾けるポップコーン
朝食はトーストやサラダ、コーンフレークなど火を使わない簡単なビュッフェ形式でした。食器洗いやダッチオーブンの片付けがいらないと、なんて楽チンなんだと実感。
豊富なアクティビティ
BUB CAMP GROUNDでは滞在中、様々なアクティビティに参加することができます。大半が基本料金に含まれている「ほぼオールインクルーシブ方式」となっています。
40000平米の広大な芝生の土地で、20種類以上のアクティビティに参加しながら、お子さんや仲間とともに、朝から晩までアウトドアの体験を楽しんでいただけます。
雨が降ったり止んだりしていたため一部のアクティビティは開催中止となってしまいましたが、屋根付きのラウンジスペース(受付棟)で色々と遊べました!
親子で大興奮!宝探しゲーム
とにかく凄かったのが「宝探しゲーム」。地図を頼りに広大な敷地内を巡り、集めたキーワードをもとに最終関門を突破してお宝をゲットする、実に楽しいイベントです。
ネタバレしない程度に感想をお伝えすると…古びた廃校の特徴をフル活用しており、大人でもドキドキする恐怖感も味わえました。茂みを探検する際はヤブ蚊にご注意を。
良い運動になるボルダリング
安全用のロープを巻いて全身で登る「ボルダリングウォール」が設置されています。小学生が楽しむには難易度がちょうど良く、スタッフの方もしっかり付いてくれました。
他にも植樹やスイカ割り、夜の映画鑑賞などが開催されており、テントに引きこもってマッタリ過ごすことがほとんどなく、寝る直前までアクティブに過ごすことができました。
自由に遊べるダーツや卓球台
時間割に沿った形で様々なアクティビティに参加できるのですが、ラウンジスペースに設置されている卓球台やダーツ、ハンモックなどは自由に遊ぶことができます。
小さな子供が座って過ごせる玩具ゾーンもあり子連れでも安心。なおダーツで点数を自動的にカウントするゼロワンやクリケットをする場合には1人100円かかります。
射的と千本釣り(有料)
子供達がハマっていたのが、夕方から始める「お祭り屋台(縁日)」コーナー。景品の貰える射的や千本釣りがあり、とにかく射的が面白かったそうです。
今後も地域住民の方々とコラボした収穫体験やそば打ち体験など季節ごとのイベントを企画しているとのこと。アクティビティに一番力を入れていることが伺えます。
周辺スポット(買い物・温泉)
- BUB CAMP GROUND
- スパ&リゾート九十九里 太陽の里
- ベイシア長生店(スーパー)
- 魚平商店(鮮魚店)
- パタゴニアサーフ千葉(アウトレット)
パタゴニアサーフ千葉
千葉県内唯一の直営店「パタゴニアサーフ千葉/アウトレット」。サーフィン関連グッズだけでなくキャンプや野外フェスにピッタリな商品が揃っています。
クルマで15分程度と近く、今回はチェックインする前に立ち寄りました。アウトレット品として安くなっている衣類も多数あり、パタゴニア好きには堪らないお店です。
魚平商店&ベイシア長生店
食事付きのグランピング施設の場合、事前の買い出しはほとんど要りませんが、BUB CAMP GROUNDは追加食材や飲み物の持ち込みも自由となっています。
国道128号線沿いにある「魚平商店」には新鮮な魚がたくさん陳列されており、お菓子や飲み物などは最寄りの大型スーパー「ベイシア長生店」が便利です。
スパ&リゾート九十九里 太陽の里
photo by 太陽の里
シャワーこそ設置されていたものの、場内にお風呂はありませんでした。近隣にある大きな入浴施設といえば「スパ&リゾート九十九里 太陽の里」がイチオシ。
「総ひのき風呂」と「岩風呂」は、九十九里の「長生の湯」を源泉とする天然温泉の露天風呂です。黒褐色の湯は、神経痛や関節痛、冷え性などに効能があるとされており、アルカリ性の泉質は肌をなめらかにし、新陳代謝を促す効果が期待されることから美肌の湯としても有名です。
大浴場、サウナ、露天風呂、岩盤浴、足湯などが揃っており、夏は屋上の展望プールも営業しています。チェックイン前やチェックアウト後に立ち寄るのはいかがでしょうか。
まとめ
射的や千本釣り、ボルダリングなど親子で楽しめる遊び場がたくさんあり、あいにくの雨でも十分楽しめました。特に敷地内を巡る宝探しゲームは超ドキドキでした!
寝具や空調の整ったグランピング施設なので、着替えや充電器など最低限の荷物だけ持って行けば、設営や撤収をせずともアウトドアでテント泊できる手軽さがありますね。
予約時の注意点(場内の雰囲気)
期待していたものと違った!ということがないよう、あらかじめ雰囲気としてお伝えしておきたいのが「廃校の跡地にできた手作り感のある宿泊施設」であるということ。
伊勢志摩エバーグレイズのような(グランピングの一般的なイメージである)ラグジュアリー感を第一に求めているのであれば、BUB CAMP GROUNDは方向性が異なります。
あくまでも子供と一緒に様々なアクティビティを楽しむことを主眼に置いたグランピング施設だと認識したうえで家族で遊びに行くと、思う存分楽しめるかと思います(^^)