千葉県から遠出し、西日本屈指の人気キャンプ場「青川峡キャンピングパーク」に設置されたBESSのログ小屋「IMAGO(イマーゴ)」で小屋キャンプを体験してきました。
遊(PLAY)・食(FOOD)・癒(RELAX)の3テーマから選べるキャビングサイトは、バンガロー以上コテージ未満の宿泊施設。テント泊とは異なる楽しみ方があります。
残念ながら雨キャンプでしたが、じゃぶじゃぶ池で水遊びできたり、直火OKの水辺サイトで焚き火できたり、また晴れた日に行きたくなった我が家好みのキャンプ場でした。
この記事の目次
青川峡キャンピングパーク
岐阜県や滋賀県に隣接する三重県北西部にある青川峡キャンピングパーク(以下、青川峡)は、いわゆる「高規格キャンプ場」に分類される設備の整ったオートキャンプ場。
誰が呼んだかわかりませんが「東の大子、西の青川峡」と並び称されるほど、家族連れのキャンプ初心者からベテランのソロキャンパーまで惹きつける魅力があります。
周囲の景色は峡谷で場内には小川が流れており、キチンと整備されている割に豊かな自然も感じられる素晴らしいロケーションです。とにかくバランスが良いですね。
人気キャンプ場の予約は難しい
青川峡は人気があるため予約を取るのが難しい印象。名古屋から約1時間という立地の良さもあり、基本的に週末は数ヶ月先まで全てのサイトが埋まっています。
予約を取る秘訣は東日本屈指の人気キャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」のイーグル会員とほぼ同じ。上級会員になって先行予約期間にサイトを確保することです。
あおがわキャンプ倶楽部の会員となり「のうさぎ」から「かもしか」に昇格すると、少し早く予約開始日を迎えます。ただし1区画しか確保できない点には要注意。
充実の水まわり(サニタリー棟)
高規格キャンプ場と呼ばれる条件の1つが清潔な水まわり。トイレがキレイでウォシュレット付き、炊事棟でお湯が出て場内にお風呂も完備。青川峡は条件をバッチリ満たしています。
場内にあるサニタリー棟は大きく、食器を洗うだけでなく親子で楽しく料理の仕込みも可能。ゴミ捨て場や自販機、シャワーやコインランドリーなども併設されていました。
唯一残念なポイントはお風呂。露天風呂を備えた大子グリンヴィラやエンゼルフォレスト那須白河には遠く及ばず。狭い内風呂とはいえ汗を流すだけなら不満はありません。
直火可能な水辺サイトが秀逸
ワイルドなキャンプといえば直火での焚き火。青川峡の人気サイト「水辺サイト」には炉が設置されており直火OK!直火のできる高規格キャンプ場は全国でも珍しいと思います。
オープンサイトやプライベートサイトも2ルームテントを張れる広さがありました。地面が平坦で木々が邪魔をせず、レイアウトに苦労しがちなキャンプ初心者にも安心ですね。
キャビングサイト – 遊(PLAY)
夏休みの三重キャンプ旅で滞在したのは青川峡の一番端にあるキャビングサイト”遊”。小さなログ小屋2棟とウッドデッキと駐車スペースで1区画を構成しています。
グループキャンプで利用しやすい「トレーラーサイト」が2018年春にリニューアルされ、キャビングサイト計6区画となりました。1区画の定員は5名です。
BESSのログ小屋「IMAGO」
住むより楽しむBESSの家、でおなじみのBESS。オシャレ感度の高い方が住むログハウスのイメージがあったのですが、コンパクトなログ小屋も発売していたようです。
キャビングサイトに設置されていたのは「外の魅力と一体化する」がコンセプトのIMAGO-R。室内はそれぞれ6畳ほどの広さがあり、ログ小屋らしい木のぬくもりを感じられます。
IMAGOは、ログハウスNo.1のBESSだからこその本物のLOG。厚さ7cmのログ材で、自作も可能。仲間といっしょに組み上げれば、楽しさも愛着もひとしおです。そのサイズは約10㎡。6畳ほどのスペース。個性の違うふたつのタイプがあります。
出典:BESS「IMAGO」
寝室となるログ小屋をIMAGO-1、ソファや遊具の置いてあるログ小屋をIMAGO-2として、2018年8月に体験したキャビングサイト”遊”の設備を紹介します。
二段ベッド2台のIMAGO-1
IMAGO-1には木製の二段ベッドが2台設置されており、大人4人で寝泊まりすることができます。もし5人家族の場合は添い寝するか、床やソファで寝ることになるかと(^^;)
マットレスはありますが寝袋や枕、毛布などの寝具は持参するかレンタル品を借りる必要があります。室内にはエアコンが備え付けられており、寝苦しい夜も涼しく快適。
泊まった区画にはYogibo(ヨギボー)の大きなビーズクッションが置いてありました。窓にはロールカーテンが設置されているためプライバシーも保たれています。
ソファと遊具のIMAGO-2
くつろぎ空間のIMAGO-2には中央に3人で座れるソファ、左側にトイレやラック、右側に遊具が置いてありました。寝室と同じくエアコン付きです。
置いてあった遊具はミニ卓球台と大きなオセロ。いずれもIMAGO内で遊ぶことができますが、卓球台は動きが激しくなるので屋外で使ったほうが良さそうでした。
残念ながらIMAGO内は火気厳禁。屋外に出て調理する必要があります。室内での飲食は禁止されていなかったのですが、卓球台を食卓代わりにするのはNGとのこと。
屋根の少ないウッドデッキ
IMAGO-1とIMAGO-2は90度で向き合って設置されており、双方を行き来するときは一度屋外に出る必要があります。数歩とはいえ雨の日だと普通に濡れますorz
中央のウッドデッキには(悪天候でなければ)タープやシェードが設置されており、多少は日差しや雨を防いでくれます。雨が強い日だとシェードはほぼ無意味でしたが…
ウッドデッキの外周に沿って段があり、晴れた日は荷物置き場にしたりベンチ代わりにしたり様々な使い方ができそう。周回道路沿いにログ小屋がありプライベート感はあります。
水まわりをチェック!
キャビングサイト遊の水まわりをチェック。IMAGO-2内に設置されたトイレはウォシュレット付き。トイレ内で手を洗うこともできます。室内にシャワーはありません。
IMAGO-2の屋外にはシンクあり。給湯器が設置されているため温水も出ました。屋根の庇が大きくないため雨の日に洗い物するときはカッパを着ての利用となります。
建物の中に寝室やキッチンが全て揃ったコテージとは異なり、キャビングサイトは雨の日に苦労する印象です。室内にシンクのあるキャビングサイト”食”だけは幾分マシかも。
まとめ
青川峡のキャビングサイトに設置されたBESSのログ小屋「IMAGO」はテント泊でもコテージ泊でもない不思議な空間でした。BESSらしく自由度が高くて素敵!
残念ながら天候が悪く屋外でくつろいでいた時間はわずかでしたが、ウッドデッキの屋根が少なく、室内で火器を使えないことで悪天候時の欠点もよくわかりました(^^)