ogawaのベル型テント「グロッケ12 T/C」をより立てやすくするため、ちょこっとバンドを活用。PVCマルチシートを先にペグダウンする手順に変更し時短設営に成功!
出入口のジッパープルを交換したり、二股ポールでタープを連結したり、サーカスTCのフルインナーのマットを組み合わせてみたり、デイキャンプで色々と試してみました。
この記事の目次
グロッケの設営手順を改良
グランドシートごと畳んであれば10分ほどで設営できるグロッケ12 T/C(以下、グロッケ)ですが、地面に敷くPVCマルチシートとの接続だけは面倒でも毎回必要な作業。
試し張りしたときの手順を見直して設営や撤収の時間短縮を図ります。ogawa公式の設営手順からは少し逸れますが、個々人の工夫の範疇ということで(^^;)
ちょこっとバンドの有効活用
まず初めにPVCマルチシートを地面に広げたら、5つの角のフックに村の鍛冶屋の「ちょこっとバンド」を取り付け、軽く引っ張りながらペグで軽く地面に固定します。
ちょこっとバンドはそれぞれ1穴分だけ短くしておくとちょうど良いです。一番長い状態のままだとグロッケ本体をペグに引っかけるときループの長さが足りなくなります。
本体とPVCの中央を合わせやすい
次にPVCマルチシートの入り口側にグロッケ本体を置き、奥に向かってコロコロと転がして広げ、一周しながら先ほど打った5本のペグにループを引っ掛けていきます。
従来の手順だとPVCマルチシートとグランドシートの中央を合わせるのが意外と難しいのですが、先にペグ位置が正五角形で固定されているため勝手に中央が合ってくれます。
あとはセンターポールで立ち上げ、Aフレームで出入口を作り、周囲に6本のロープを張って全体のテンションを調節したら完成。元々簡単なグロッケがさらに簡単になりました(^^)
改良した設営手順のメリット
PVCマルチシートを広げた直後にペグ打ちしてたことで風が吹いても飛びにくく、正五角形を毎回キレイに安定して出せます。形を整えるためのペグの打ち直しも要りません。
グロッケ本体とPVCマルチシートを接続する必要がなくなるため、中に潜って汗だくになりながら作業していく手間がなく、設営時だけでなく撤収時も時短を図れました。
改良した設営手順の留意点
- 黒:グロッケ本体
- 青:グランドシート
- 赤:PVCマルチシート
設営手順を変えたことでPVCマルチシートがグロッケ内に入り込んでいない状態となります。特にデメリットはない認識ですが、後々気付いたことがあれば追記しておきます。
実際に試した感覚では手順を見直すことで1分~1分半程度は設営が短く済みました。これ以上の時間短縮はテンティピの設営手順を真似たとしても難しいかも(^^;)
デイキャンプしながら更なる研究
グロッケの設営手順を見直したら自立式のハンモックとローチェアを並べて、親子でまったりデイキャンプ。このまま終わらせてはもったいないので更なる研究に着手。
- ジップタグ(ファスナー)を変えてみる
- 他社製品のインナーマットを試してみる
- 二又ポールでレクタタープを連結してみる
出入口のファスナー変更
グロッケの出入口にあるファスナーは全て同じ色でわかりにくい!外側のポリコットンと内側のメッシュを開閉するチャックを区別するため、紐の色を変えてみました(^^)
WILD-1で計り売りされていた蓄光ロープを2m買ってきて付け替え。太さは2mmか3mmが良さそうです。ジッパープルは目視で違いを識別できればなんでもOK。
側面4ヶ所のベンチレーション(通気口)も一緒に変えても良かったのですが、出入りの度に開閉する正面とは異なり頻繁に使うものではないため今回はそのまま。
グロッケとサーカスTCのコラボ
グロッケはテンマクデザインのサーカスTCと同じ正五角形。ogawa純正のインナーマットが販売されておらず、代用品としてサーカスTCのフルインナーのマットを流用してみました。
サイズ比較 | グロッケ12 T/C |
サーカスTC フルインナー |
---|---|---|
正五角形の高さ | 405cm | 375cm |
1辺の長さ | 265cm | 244cm |
グロッケより少し小さいためマットを折り返さずにそのまま使えました!サイズも形もちょうど良い感じ。端に数センチほど隙間がありますが、ほぼジャストサイズかと思います。
テント床全面に敷き詰める2枚組のマットです。地面の凹凸を緩和して、冷えを防ぎます。室内の床面全てがあたたか&フワフワで快適な寝室とリビングを作り出します。
厚さ7mmのインナーマット
グランドシートの上にオールウェザーブランケット・インナーマット・インフレーターマットを敷き、シュラフを広げたら快適な寝床の完成。寒いときはホカペと毛布を追加。
収納ケースに入れたとき大きさがあるため積載に苦労しましたが、ある程度のクッション性や断熱性があり、春秋に靴下で歩いたときでも冷たく感じることは減りそう(^^)
レクタタープ連結時の雨対策
グロッケの出入口にタープを連結するとき、Aフレームの先端にタープを取り付けるとグロッケとの間に隙間ができるため、雨が入り込んでくる可能性があります。
Aフレームを使って連結するのではなく、二又ポールでタープを立ち上げることでAフレームよりも深くタープが重なり、雨が降っていてもほぼ濡れずに出入りできるはず!
ランステ+アメドMで使っている90度の二又ポールで試してみました。280cm×2本で210cmを作ると80点くらいの出来栄え。ほんの少しグロッケの庇に接触しています(^^;)
ロープがデイジーチェーン代わり
グロッケは正面からテンションがかからないとAフレームが自立しないため、タープのポールに向けてロープを張ってあげると使い勝手も良くなりました。
角度固定の二又パーツだと汎用的には使えないのですが、DODのフタマタノサソイやフタマタノキワミのように角度を調節できる二又ポールがあると便利そうです(^^)
DOD(ディーオーディー) フタマタノサソイ ワンポールテント 二又化アタッチメント 角度/長さ調整可 FA1-579-BK