伊豆半島の中央部、静岡県伊豆市の月ヶ瀬温泉に新しく完成したグランピング施設「UFUFU VILLAGE(ウフフヴィレッジ)」のプレオープン試泊会に参加してきました。
大型コットンテントにベッドやロッキングチェアが配置されウッドデッキには雨風に強いガゼボあり。エアコンや冷蔵庫まで付いておりリゾートホテルに滞在しているかのよう(^^)
川の音を聞きながら木陰でハンモックに揺られたり、焼きリンゴやフレンチトーストを作ったり、焚き火を囲んで談笑したり。源泉掛け流しの温泉でのんびり過ごすのも贅沢!
この記事の目次
UFUFU VILLAGE
ufufu villageは伊豆半島の内陸部、修善寺温泉から15分ほど南下した狩野川沿いにあります。東名の沼津ICもしくは新東名の長泉沼津ICから伊豆縦貫道を経由し45分ほどで到着します。
キャンプ場からクルマで5分ほどの場所に東京ラスク伊豆ファクトリーがある通り、東京ラスク(株式会社グランバー)が運営するグランピング施設です。
東京ラスクのキャンプ場
今回はグランドオープン直前のグランピング試泊会にご招待いただき、コットンテントに泊まらせていただきました。場内にはテントだけでなくキャンピングトレーラーもありました。
ufufu villageのチェックインは14時。途中の三島でうなぎを食べるか、静岡のソウルフード「炭焼きレストランさわやか」でげんこつハンバーグを食べてくるのがおすすめ。
更に時間があれば各国の美しい庭園や様々な体験施設がある修善寺虹の郷に寄ってから来るとちょうど良いかもしれません。提携施設のため入場券を買うとき半額になりますよ(^^)
グランピングの持ち物
本格的なグランピングは初体験。どの程度荷物を準備すればよいか不安があり多少キャンプ道具を持って行ったのですが、ほとんど使う機会はありませんでした!
テントやトレーラーにクルマを横付けできないためリゾートホテルや旅館に泊まりに行くような感覚でなるべく荷物を減らしたほうが良いかと思います。
着替えや洗面用具、お酒などあればあとは備品で十分事足ります。もし買い忘れたものがあってもフロントもしくはクルマで数分の場所にコンビニがあり不自由はしないはずです。
コットンのワンポールテント
場内に常設されているテントは白いコットン製。ノルディスクのアスガルドに代表されるベルテントは側面下部に垂直の立ち上がりがあるため室内空間が広く感じられる形状です。
ポリエステルと比べ吸湿性に優れ室内が乾燥しにくく夏涼しく冬暖かい特徴があります。肌触りの良い風合いでグランピング=白いワンポールテントというイメージが一般的かと思います。
SIBLEY 600 PROTECH DD
以下の特徴から推測するにコットンテントはベルギーの「SIBLEY 600 PROTECH DD」ではないかと思われます。海外幕にあまり詳しくないため間違っていたらすみません(^^;)
- キャンバスキャンプのロゴあり
- 出入口にメッシュのドアが付いている
- 前後2ヶ所の逆V字ポール(ダブルドア)
- サイドの立ち上がりが全面メッシュになりそう
- 身長175cmの自分が屈まずに出入り可能
このシブレー600プロテックDDはキャンバスキャンプの最高峰と言っても良いグレードのモデル。直径6m、高さ3.55m、総重量58kgと超大型のテント。とにかく大きいです。
ベッドとロッキングチェア
グランピング施設らしくテント内にはベッド2台が設置されており、地面の寝心地とは大違い。コットン生地が適度に外の光を透過するため照明がなくても明るく感じられます。
室内には大きな鏡や間接照明、冷蔵庫などがありホテルに泊まっているのと大差ないレベル。座り心地の良いロッキングチェアに腰掛けるとつい眠くなってしまうかもzzz
雨風を防げるガゼボ
各区画にはガゼボと呼ばれる屋根付きスペースがあり、透明のカーテンを開け閉めすることで晴れた日は開放的な空間、悪天候のときは雨風を防ぐキッチン&ダイニングに早変わり。
テーブルやイス、BBQグリルなどが備え付けられておりテントサイトはほとんどが川沿いにあります。川の流れる音を聞きながら緑の木々を眺め癒される…なかなか雰囲気良いですね!
買い出し要らずの食事メニュー
グランピングにとってはアウトドアらしい食事も重要な要素。調理器具を持ち込まなくても料理が作れるよう食材はあらかじめ小分けにされて提供されました。
グランピングの夕飯メニュー
夕方に管理棟でバスケットを受け取り食材をチェック。アメリカンなBBQグリルを使ったバーベキューやスキレットを使った焼きリンゴ、ラスクパンやスープなどが夕食メニューです。
ハサミや包丁、調味料なども一通りセットに含まれており、ジュースやお酒は持参ないしは注文となります。ただ焼くだけでは済まない料理の作り方は説明書や動画で確認することができます。
食材の持ち込みも自由なので家族がパンではなくご飯が食べたいとなれば炊飯器と白米を持ってくれば対応可能。食材を伊豆ファクトリー前の天城マルシェで買ってくる作戦もあり!
グランピングの朝食メニュー
朝食はホットプレートでベーコンや卵を炒めたり、ラスクパンでフレンチトーストを焼いたり軽めのメニュー。朝からガッツリ食べたい方はカップラーメンなど持参すると良いかと思います。
なお調理器具や食器類はわざわざ洗わずとも指定のカゴに入れておけば勝手に回収されて片付けする手間もありません。水が冷たい時期は洗い物するの大変ですからね…
共用の設備をチェック
グランピング施設は個別の区画だけでなく共用の設備が充実しているかも重要なポイント。お風呂やトイレなどの水まわりやアウトドアらしい施設をチェックしてみました。
源泉かけ流しのお風呂
ufufu villageの入浴施設は男女別の浴場と家族で入れる貸切風呂があります。いずれのお風呂も源泉かけ流しの温泉が引き込まれています!
家族風呂に掲示されていた温泉分析書によると源泉の温度は44.8℃、無色透明で無味無臭。phは8.4なので弱アルカリ性のようです。
朝晩の2回湯船に浸かって子供達とのんびりしてみると、湯あたりしにくい「カラダに優しい、柔らかな泉質」という印象を持ちました。
シャンプー、リンス、ボディソープ、ドライヤーは自宅から持参しなくても大丈夫。バスタオル、ハンドタオルともにテントやトレーラーに備え付けられたものを使います。
脱衣所やロッカーなど全てが新しく非常に清潔。男女別の浴場はチェックイン直後の昼14時から夜23時まで何度でも入ることができ、朝風呂も5時から9時まで入浴可能でした。
小さな子連れに嬉しい家族風呂は1回1,000円で50分間の入れ替え制。チェックイン後に予約して入浴します。なお場内に露天風呂はありませんのであしからず。
管理棟のトイレも清潔
トレーラー泊だと車内にユニットバスとトイレがあるため使う機会は少ないかもしれませんが、テント泊だと各区画にトイレはありません。管理棟の化粧室を使います。
ウォシュレットなどは当然のごとく付いておりハンドソープも完備。水まわり全般は一般的なキャンプ場とは比べ物にならず、虫や汚れが苦手な方にもピッタリかと思います。
キャンプファイヤーを囲む
キャンプの醍醐味の1つが焚き火。場内の中央に火を囲んで語らう共用スペースがあり、天候が落ち着いていれば午後7時からキャンプファイヤーが開催されます。
各自が好きなタイミングで自由に参加し、交流を深めたり揺らめく炎を眺めながら杯を傾けたり、大人も子供も楽しめる素敵な空間です。
他にも釣り上げた魚をスタッフの方が塩焼きにしてくれたり、子供達がじゃぶじゃぶ池のように遊べる小川が整備されていたり、敷地内は安全・安心な作りとなっていました。
まとめ
グランドオープン直前の試泊会に参加させていただきました。実際に泊まってみてグランピングが人気沸騰中なのも納得。キャンプ未経験者が気軽にアウトドアを体験できますね。
ある程度のキャンプ経験者だとキャンプとグランピングは全くの別物と捉えるほうが良さそう。グランピングは自然豊かなリゾートホテルに泊まる感覚に近いかもしれません。
グランピング経験不足で他の施設との比較ができなかったのと、雨が降っていてフォトジェニックな光景を撮れなかったのが悔しい…また機会があれば行ってみたいと思います!