天然木のウッドポールはナチュラルカラーのポリコットンと相性抜群

ムササビウイングをウッドポール1本で立ち上げ


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 ナチュラルカラーのタープを立ち上げるポールとして、強度のあるタモ材を使用したウッドポール「FIELDOOR 木製テントポール 240」を試してみました。

 ポリコットン生地のムササビウイングや焚き火タープとの相性は抜群。砂浜やキャンプ場でウイングポールやレッドポールと使い勝手を比較してみました。

※当記事は販売元より木製テントポール240ならびに収納バッグの提供を受け、実際に使用した感想を書いています。

はじめてのウッドポール

FIELDOOR木製テントポール240

 FIELDOORのウッドポール「木製テントポール 240」はタモ材を加工して作られており、天然の木材らしいナチュラルな雰囲気とずっしりとした重量感があります。

タモ材は衝撃に強くしなっても折れにくい特徴があるため、野球のバットの素材(アオダモ、ホワイトアッシュ)として有名かもしれません。

 ポールの接続部は金属で補強されており、くるくる回して連結します。ボタンを押しながら差し込むだけのアルミポールと比べ、準備や片付けは少し手間と感じるかもしれません。

ウッドポールの特徴

ウッドポールを砂浜で使ってみる

 タープやテントに使われているポールはアルミやスチールなど丈夫な金属製が主流。天然木のウッドポールはオシャレキャンパーさんが使っているイメージがあります。

イメージ メリット デメリット
木製ポール
  • レア
  • オシャレ
  • 高い
  • 重い
  • 雨に弱い
  • 風に弱い
  • 長さ調節が難しい
金属製ポール
  • 安い
  • 軽い
  • 雨に強い
  • 風に強い
  • 長さ調節が簡単
  • 他の人と被る

 大量生産に向かないウッドポールはガレージブランドや個人が作ったものを中心に販売されており、アウトドア系のメーカーが販売しているケースは少ない印象です。

ウッドポール収納ケース

ウッドポールと相性の良い帆布ケース

 ウッドポールの収納ケースは耐水性に優れたポリエステルより通気性に優れた帆布のほうが適しています。乾燥重視ならメッシュの袋でも良いかもしれません。

ポールの表面に蜜蝋が塗ってあるため多少の防水効果はありますが過信は禁物。濡れたら乾燥させてから片付けたほうが良さそうです。

 FIELDOORの純正ケースには最大4セット(12本)収納できます。3セット(9本)だと持ち運ぶとき重すぎず、袋内に余裕があってポールを出し入れしやすかったです。

ナイロン製パラコード

ロスコのナイロン製パラコード

 ナチュラルカラーのウッドポールには落ち着いた色のガイロープが似合うだろうと考え、ロスコのナイロン製パラコード(イエロー)をチョイス。

 明るい蛍光色ではなくサンドベージュに近いです。個人的にはもう少し太いほうが安心ですが、自在金具が滑ってテンションが緩んだりすることはありませんでした。

メインポール比較

ウッドポールもウイングポールもレッドポールもエンドキャップ付き

 ウッドポールを試すにあたり、スノーピークの「ウイングポール 240cm」や村の鍛冶屋の「伸縮アルミタープポール レッド」と240cm前後で比較してみました。

ポール比較 ウイングポール レッドポール ウッドポール
メーカー Snow Peak 村の鍛冶屋 FIELDOOR
材質 アルミ アルミ タモ材
直径 30mm 28mm 32mm
ローレット加工 あり なし あり
エンドキャップ あり あり あり
重量 約1.1kg 約1.0kg 約1.6kg
1節の長さ 約60cm
約70cm
約60cm
約65cm
約80cm
連結数 4本 4本 3本
長さ調節
税抜価格 4,400円 4,200円 4,000円

 ウッドポールが一番太くて重く、1節の長さが80cmと少し長め。金属製ポールよりも高価な印象がありましたが、意外にも一番手頃な価格で入手できます。

ポールの長さ調節

ウッドポールとウイングポールとレッドポールの先端

 ウイングポールは60cm・70cm・20cm(ポールビット20)を組み合わせて120cm~160cm、180cm~280cmの間で10cm刻みで細かな長さ調節が可能。

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 レッドポールは先端が伸縮式となっており、125cm~155cm、185cm~215cm、245cm~275cmの間で10cm刻みで長さ調節ができます。

 一方のウッドポールは細かな長さ調節ができず、160cmと240cmの2パターンのみ。無理やり4本繋ぎにすれば320cmも実現可能ですが強度面が少し心配です。

ポールの使い分け

3種類のタープポールを使い分け

 3種類のタープ用ポールの使い分けは大まかに次のとおり。レッドポールが最も汎用的に使え、ウッドポールはアクシデントで折れるのが怖いため限定的。

  • 二又ポールを使うとき、風が強いとき…ウイングポール
  • 天候が良くてポリコットンタープのとき…ウッドポール
  • それ以外のほとんどすべて…レッドポール

 天然の木材のため色や木目は均一ではないものの、これだけのクオリティをDIYで出そうとすると初心者が一発で作るのは不可能に近いかと思います。

 DODからウッドポール風のアルミポール(表面に木目がプリントされている)が発売されるほど、ナチュラルなデザインはキャンプで人気があるようです。

ポリコットンタープを設営

流木とウッドポールは雰囲気が近い

 ポリコットンタープと組み合わせて試してみました。テンマクデザインのムササビウイング13ft.TC “焚き火”versionは、流木をポール代わりに使うイメージ(^^)

 サイズも小さくポールへの負荷も少ないためウッドポールとの相性はきっと良いだろう思い、砂浜に日陰を作る目的で試し張りしてみることに。

砂浜でムササビウイング

ポール一本でムササビウイングを自立させる

 砂浜にムササビウイングを広げペグダウンしたらウッドポール1本で立ち上げ、テンションを調節したら完成。ペグはソリッドステーク40です。

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 ブログやSNSなどでウッドポールは風が強いキャンプ場で使うとポッキリ折れると見かけており心配していましたが、全く問題ありませんでした。

焚き火タープをレクタ張り

焚き火タープTCレクタをウッドポールで設営

 ムササビウイングは砂浜で試し張りのみでしたが、キャンプで使ってみないとわからないこともあるはず!テンマクデザインの焚き火タープTCレクタと組み合わせてみました。

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 メインポール2本が240㎝、サブポール4本が160㎝のレクタ張り。ポリコットンのため重量がありますが、立ち上げるとき折れ曲がるようなことはありませんでした。

 ポールの先端を差し込むグロメットはサイズが合わない(ウッドポールの先端が太く、グロメットが細い)ため、ループにポールの先端を差し込む形となります。

ウッドポールとロングデイジー

ウッドポールとロングデイジーとランタンフック

 タープの天井にたくさんのループを作ってシェラカップやLEDランタンを吊り下げるロングデイジー。ウッドポールにもしっかり取り付けることができました。

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 巻き付けベルトのザラザラした面を内側にして二重巻きすると、滑り具合はアルミポールと変わらず。てこの原理で固定するランタンフックも普通に使えました。

まとめ

木製テントポール240とムササビウイング

 FIELDOORの木製テントポール240はタモ材の質感が良く、タープ下の雰囲気がよりナチュラルに。アースカラーのアイテムとの相性はかなり良い!

 ポリコットンのタープと組み合わせてキャンプで使ってみると、ウッドポールがオシャレに敏感なキャンパーに人気がある理由、少しわかった気がします。

 ウッドポールは強度面や品質面で大手メーカーが挑戦しにくい分野。ガレージブランドや個人売買が中心でしたが、ネットで手頃な価格で入手できるのが嬉しいです(^^)