利根川ゆうゆう公園でテンマクデザイン「ムササビウイング」を初張り

テンマクデザイン「ムササビウイング」を初張り

 アウトドアショップWILD-1で販売されているポリコットン製ウイングタープ「テンマクデザイン ムササビウイング 焚き火バージョン」を入手!

 高さを調節することができるエリッゼ(村の鍛冶屋)の伸縮式アルミタープポールレッドを使い、利根川ゆうゆう公園@千葉県我孫子市で初張りしてみました。

 コンパクトな収納サイズと設営の容易さ、デイからデュオまでカバーできる用途の広さが魅力の商品ですが、なんといっても張った姿がとにかくカッコイイ(^^)

ムササビウイング

ムササビウイングのフロント側から見える空

 夏前に買ったテンマクデザインの焚き火タープTCレクタがキャンプで大活躍しており、ポリコットン製のタープをすっかり気に入ってしまいました!

 多数のハトメを活かした豊富な設営バリエーションに雨でもタープ下で焚き火できる丈夫な生地、2家族でシェアしても余裕のあるサイズ…多少重いということ以外、不満な点がほとんどありません。

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 当ブログや寄稿記事に「デビュー時から買ってもよかった長く使えるキャンプ道具」という内容を書くならタープ部門の筆頭として載せたいほど。さすがに少し褒めすぎかw

テンマクデザインのムササビウイング焚き火バージョン

 実用性重視ならレクタタープ、デザイン重視ならヘキサタープとは初心者向けのガイドブックによく載っているアドバイスですが、ウイングタープってどうなんだろう?と思ったのが購入に至った1つのキッカケ。

焚き火タープTCレクタとの連結を初張り時に試したかったのですが、子供達と自転車コースで遊びすぎて時間が足りなくなってしまい記事にできずorz

 よくあるウイングタープは正方形。ムササビウイングはウイングタープといいつつ、全く異なる形状をしています。忍者が腕を広げて空を飛んでるときのイメージに近いかも(^^)

TC焚き火バージョン

ムササビウイングの収納袋はフルメッシュ仕様

 ムササビウイングは生地の違いでポリエステル・ポリコットン・コットンの3種類が存在し、最も汎用性の高いポリコットンの焚き火バージョンにしました。収納袋は通気しやすいフルメッシュ仕様!

焚き火バージョンはその名の通り、タープ付近で焚火をする際に舞った火の粉から幕体の穴あきを減らすため、本体素材にポリエステル×コットンの混紡生地を使用。少し重量が増しますが、耐久性が高く火の近くでも安心して張ることが出来ます。

出典:テンマクデザイン

 購入したものは2017年モデルチェンジ後の新モデルでした。旧モデルとの違いはガイロープが赤いリフレクティブロープから白いロープに代わり、自在が赤いアルミ自在に。

 テンマクのリフレクティブロープは評判も良くオススメのガイロープですが、白いロープも足を引っ掛けにくく質感も悪くないです。使いにくいプラスチックの自在が変更になったのは嬉しい(^^)

ムササビウイングはシェルフコンテナにピッタリ

 パイピング(タープの縁)は派手な赤というよりは落ち着いたワインレッドに近い色合い。収納袋のサイズが実測で約38cm×直径16cmということで、スノーピークのシェルフコンテナ25に入れるとジャストサイズでした!

ファニチャー シェルフコンテナ 25

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 インスタで人気が爆発し全国的に品薄状態が続いているシェルコンですが、コールマンのアウトドアワゴンにもピッタリ収まるため使い勝手が良いですね(^^)

 生地を触ってみると焚き火バージョンの通り、火の粉が飛んでも穴が開きにくいように感じます。焚き火タープTCレクタを購入したとき付属していた難燃シートを流用できるのがありがたいです。

ムササビウイングのサイズ感

エルフィールドヘキサとムササビウイングの大きさ比較

 ムササビウイングのサイズ感をチェック。2ルームテントの庇(ひさし)として連結して張ることが多いスノーピークのエルフィールド”シールド”ヘキサproと重ねると、リア側の大きさ・形状はほぼ同じ、フロント側に大きな違いがあることがわかります。

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 ムササビウイングのフロント側は屋根としての効果はあまりなく、エルフィールドヘキサと比べタープ下の有効面積は7割程度となるのではないかと。どちらかというと見た目重視のタープかもしれません(^^)

焚き火タープTCレクタとムササビウイングの大きさ比較

 大きな焚き火タープTCレクタと比較するとサイズの違いが一目瞭然。日陰の面積は焚き火タープTCレクタと比べ3割程度となるのではないかと思います。

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 ポリコットンの生地はスペック上の混紡割合こそ同じものの若干色合いが違うように感じました。単なる誤差なのか製造時期の違いなのか、2015年に生地改良が入ったためなのかはわかりませんでした(^^;)

エリッゼ アルミポールレッド

村の鍛冶屋「アルミポールレッド」を入手

 ワインレッドのパイピングに似合うポールとして、エリッゼ(村の鍛冶屋)の伸縮式アルミタープポールレッドを選びました。スノーピークの赤いウイングポールは高価すぎて大量に揃えるのが難しい(^^;)

 ムササビウイング用のポールとして2本あれば十分だろうと収納袋付きを1セット、収納袋なしを1セット、中間ポールを2本購入。初張りで気に入れば追加購入するかも。

 収納袋にかなり余裕がありメインポール2本分(パーツとしては8本)を入れてもまだ余裕がある感じ。Amazonのレビューによるとポール4本分(パーツとしては12本)を入れることができるらしい!

伸縮するエリッゼのアルミポールレッド

 見た目はスノーピークのアルマイト加工と比べ若干劣る感じは否めないのですが、長さを変えることができるのがありがたい。ザラザラした表面は悪くないです。

 標準の3本繋ぎで185~215cmまで10cm刻みで調節でき、中間ポールを追加し4本繋ぎにすれば245~275cm。メインポールだけでなくサブポールとしても役立ちそう。

 中間ポールを使わず2本繋ぎにすれば125~155cmに対応します。これだけ細かく調節できれば大抵の設営パターンで過不足ないかと思います(^^)

タイタンストラップでキズ防止

エリッゼのアルミポールレッドをタイタンストラップで縛る

 レッドポール表面のアルマイト加工はとにかくキズが付きやすいらしい。持ち運びするときポール同士が擦れあうことで削れてしまうのが原因のようなので、しっかり束ねておくと安心!

 こんなときこそタイタンストラップの出番。城南島海浜公園で開催されたOutdoor Gear Touch & Try 2017で衝動買いしたタイタンストラップが手元にあり、レッドポールをまとめて縛ってみると擦れあう心配もなさそうでした(^^)

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利根川ゆうゆう公園

利根川ゆうゆう公園のデイキャンプ広場

 これまでテントやタープの初張りは成田ゆめ牧場キャンプ場や野田市スポーツ公園(NSP)を使っていました。特に後者は無料で広々使えることもあり、試し張りネタ以外にも何度か当ブログに登場しています。

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 NSPは火器使用不可となってしまったし、たまには新しい場所を開拓してみようと訪れたのが千葉県我孫子市にある利根川ゆうゆう公園(以下、ゆうゆう公園)。NSPから利根川の下流に向かって20キロほど離れた場所にあります。

 ゆうゆう公園はデイキャンプで使われることの多い彩湖・道満グリーンパークや秋ヶ瀬公園の千葉県版というと東京近郊に住んでいるキャンパーにはわかりやすいかもしれません。

利根川ゆうゆう公園でアウトドアワゴンが大活躍

 デイキャンプ場として公園の一部が整備されており、広々とテントやタープを設営したり火器を持ち込んでバーベキューしたり、かつてのNSPのような光景が見受けられます。さいたまの秋ヶ瀬は有料ですが、ゆうゆう公園は無料です。

 広場の近くにある駐車場にクルマを停め、北海道キャンプ旅用として入手したアウトドアワゴンにデイキャンプ道具一式を乗せ移動開始。テーブルやベンチ、チェアなどデイキャンプ用品を一気に持ち運べるのがありがたい(^^)

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ムササビウイングの初張り

ムササビウイングの設営手順は特殊

 収納袋からタープ本体を取り出し設営開始。ガイロープは既に結び付けられており、地面に広げてみると…やっぱり小さい。エルフィールドヘキサより更に小さく、広げたときの形状もとにかく特殊。

 ヘキサタープやレクタタープの設営手順はメインポールの二股ロープをペグダウンし立ち上げ、サブロープをペグダウンするというのが大まかな流れですが、ムササビウイングは少し違います。

 最初に全ロープをペグダウンし、フロント側のメインポール1本で一気に立ち上げるイメージ。自在金具で適切な長さに調節してあれば一人でも簡単に設営することができそうです。二股ロープを一切使わないのって初めてかも。

ムササビウイングの立ち上げ完了

 フロント側のポールは3本繋ぎで215cm、リア側のポールは2本繋ぎで125cmに設定してみました。ムササビウイング側面リア側のガイロープがかなり短いため、もしリア側のポールも高くするならガイロープの交換が必要かもしれません(^^;)

 購入前からわかっていたことではありますが…実用性はさておきめちゃくちゃカッコイイです。スノーピークのヘキサタープが描く芸術的な曲線とは違った意味で美しいデザイン、ご飯3杯いけるレベルw

 日向にいると汗が止まらないほど日差しが強く暑い日でしたが、タープ下にテーブルやベンチを並べリラックスしているとき爽やかな風が通ると初秋らしく涼しく感じます。

日陰の濃さは良好

ムササビウイングの下でデイキャンプ

 天井を見上げると織りムラや織りキズがありましたが、個人的には気にならないレベル。ムササビウイング下の有効面積は子供達と3人でデイキャンプするにはちょうど良い大きさでした。

 ポリコットン特有の日陰の濃さは相変わらず良好。焚き火タープTCレクタと遜色ないと思います。ニンテンドースイッチをテーブルモードにしスプラトゥーンでネット対戦してもまぶしくないw

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ポール1本で自立モード

ムササビウイングをポール1本で立てる

 リア側のポールを抜きフロント側のポール1本で張った状態にすると、タープ下の空間が小さくなりデュオキャンプには少し小さい、でもソロキャンプにちょうど良いサイズに。

 ムササビウイングに正しい張り方はなく、金属製のポールを使わずに流木や倒木など野営する場所にあるもので設営する楽しみ方もあるとのこと。

 リア側の形状が近いエルフィールドヘキサは小川張りせずともテントと連結することができるのですが、ムササビウイングは小川張りが必須となるかもしれませんね。

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ムササビウイング初張りの感想

ムササビウイング焚き火バージョンを2本ポールで設営

 コットンやポリコットンはシワができやすいイメージがあったのですが、タープ本体のサイズが小さいため細かいペグダウン位置の調整がしやすいムササビウイングはシワができにくく初心者でもキレイに張ることができるかと思います。

 ムササビウイングにはハトメ(ポールを挿すための金属の穴)がなく、ループにロープを結びポールを挿します。もしポリコットン生地のカビを気にするようであればガイロープを付け外しやすくなるようカラビナを使うと良いかもしれません。

 持ち運ぶときのサイズがコンパクトなためメインとして使うタープと一緒にサブとして持っていきたくなるほど。REVOフラップのような日除けとして使う方法もありえそうです(^^)

まとめ

利根川ゆうゆう公園でムササビウイングを試す

 テンマクデザインのムササビウイング焚き火バージョンはデザインがとにかく秀逸!ポリコットン生地による日陰の濃さとタープ下で焚き火をすることができる便利でコンパクトなウイングタープでした。

 村の鍛冶屋(エリッゼ)のアルミポールも落ち着いたワインレッドがパイピングとの相性が良く、伸縮する手頃なレッドポールとして人気があるのがよくわかりました。スノーピークのウイングポールよりボタンが固くスッと抜き差しできないのは価格なりw

 利根川ゆうゆう公園デイキャンプ場はバーベキューや試し張りにピッタリ。自転車を借りてオフロードコースを走ったりできるなど無料でできることが多くかなり気に入りました(^^)