7月最後の週末は群馬県嬬恋村にある無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場(以下、カンパーニャ嬬恋)で連泊キャンプしてきました!
例年晴れる傾向にある時期にも関わらず小雨ときどき曇りの天候が続き久しぶりの雨キャンプ。体験型アウトドアイベント「ソトデナニスル?2017」に参加しつつタープ下で焚き火を楽しみました(^^)
この記事の目次
はじめてのカンパーニャ嬬恋
無印良品の経営母体「良品計画」が運営に携わるキャンプ場は全国に3ヶ所、新潟県の津南キャンプ場、岐阜県の南乗鞍キャンプ場、群馬県のカンパーニャ嬬恋キャンプ場です。
いずれのキャンプ場も自然を活かした立地にあり、多種多彩な体験型アクティビティを含むアウトドア教室が充実しています。無印良品が好きなアウトドア派は迷わず行くべきキャンプ場だと思います(^^)
一昨年のシルバーウィークに津南キャンプ場で3泊したときの経験から子供達が小学生になったら体験できることが増えて楽しめるはずと妄想しており、機会があればカンパーニャ嬬恋や南乗鞍にも行ってみたいと考えていました。
ソトデナニスル?2017
5月上旬にFacebookやTwitterで流れてきたのが「ソトデナニスル?(以下、ソトナニ)」というキャンプイベント。2年ほど前から名前こそ知っていたものの、既に同日程で北軽井沢スウィートグラスの予約を取ってあるし…
夫婦で散々悩んだ挙句、先約をキャンセルして参加することにしました。無印良品キャンプ場はあらかじめサイト番号を指定する珍しい予約方法を採用しており、ソトナニも同様。
ソトナニ予約開始日の争奪戦には乗り遅れてしまったもののサイトマップで空き区画を確認すると草原エリアの上段、フリーサイト、林間エリアに多数の空きあり!
ワークショップ激近サイトではないもののそれなりに近い区画を確保できカンパーニャ嬬恋行きが決定。夏休み期間中の2泊3日であれば大人が1日会社を休むだけでイベントに全参加できるのがありがたい!
ソトナニ開催日が近づき天気予報を確認すると金土日ともに雨マーク。嬬恋村は標高が高く都内から10℃近く気温が下がることを見越して雨対策&秋キャンプに近い装備で準備開始。
各種アクティビティは金曜午後からスタートですが、この日は特別に8時チェックイン開始ということで自宅を4時20分に出発。6時半には軽井沢に到着し10分ほど一休みzzz
金曜朝のハルニレテラス
ゴールデンウィークに来たときの大行列を思い出し、ハルニレテラスの様子を見に行くと…夏休み期間中とはいえ金曜朝ということで開店10分前でも誰一人として並んでいる人はいませんでした(^^;)
ウェイティングシートにも名前が書かれておらず明らかにゴールデンウィークの大行列が異常だったことがわかり一安心。7時の開店直後に先頭バッターでベーカリーに入店しパンやプリンなどを調達し有料道路経由で7時50分にカンパーニャ嬬恋に到着。
雨降る林間サイトに設営
センターハウスには受付開始を待つ20組ほどのキャンパーが並んでいました。この時点で傘を差したくなる程度の小雨が降っています。あらかじめ会計を済ませているため簡単な説明を聞き数分でチェックイン完了。
カンパーニャ嬬恋に滞在中常に感じたことですが、イベントスタッフの方々が運営に手慣れておりソトナニ初参加でも安心できることが多々ありました(^^)
サイトに向かう途中、場内は軽い迷路のようでした。津南キャンプ場もそうですが地図を読むのが苦手な方は迷子になる可能性がありますね(自分の妻が夕方、ガチで迷子になるとはこのとき思いもよらずw)。
サラッと場内を見てまわった感じだとカンパーニャ嬬恋の林間エリア(A~C)の区画サイトはそれほど広くもなく草原エリア(D~H)は若干傾斜がありそうでした。
林間エリアは2ルームテント+レクタタープの組み合わせだと小川張りなどしないと厳しいかもしれません。偶然にも我が家が確保した区画は他と比べ少し広く、津南キャンプ場のときと同程度(7m×20m以上)はあったかと思います。
横長ではあるものの傾斜はほとんどありません。傾斜がないということは雨水が溜まりやすいということでもありますが…5分ほど待っても小雨が止む気配がないためレインウェアを着てタープの設営開始(^^;)
雨の日でもタープの下で焚き火できるというポリコットン幕「焚き火タープTCレクタ」の本領を発揮するときがやってまいりました!ポールの高さは280cmと170cmで標準的なレクタ張りに。
リビングスペースの設営を終えたら売店を見学したり双六で遊んだりまったりタイム。小雨が止み霧雨になったことを確認しトルテュproの設営を開始。
焚き火タープの側面に前室を突っ込む形で連結し、タープから伸ばしたロープをフレームに引っ掛けテンションを掛けました。サブポール側が少し下がった形となり雨水が両端に流れ落ちてくれるようになりました(^^)
ファイヤーハンガーのデビュー戦
10時半には一通りの設営を終えホッと一息。先日購入したキャンプマニアのファイヤーハンガーをタープの下に設置してみました。雨の影響で地面がぬかるんでいるため25cm以上突き刺しています。
太い鉄筋ゆえ大きなハンマーが必要かと思いきや、意外とスノーピークのペグハンマーでもサクサク刺さってくれたのが思わぬ収穫でした。付属のハンガーを取り付け子供達のリュックを吊るす…これが我が家のファイヤーハンガーのデビュー戦(^^;)
17時過ぎまでソトナニのイベントをガッツリ楽しみスケジュール表を確認すると19時からキャンプファイヤーが始まるらしい!その後もパフォーマンスや絵本の読み聞かせが予定されており夕飯を食べる時間を逆算し急いでお風呂に入ることに。
湖畔の湯は芋洗い状態
カンパーニャ嬬恋の管理棟から5分ほど歩いた場所にある入浴施設「湖畔の湯」にクルマで向かうと駐車場がいっぱいで停めることができない状態。
時間のかかる女性陣を先に送り届け駐車場が空くのを待ってから入浴すると…驚異的な芋洗い状態。男風呂もシャワー待ちの大行列ができるほど大盛況でした。
大人500円と値段も安く期待していませんでしたが、残念ながら内風呂とシャワーがあるだけ。汗を流すだけと割り切れば不満はないもののキャンプ帰りにわざわざ立ち寄るほどの場所かと言われると微妙な感じでした(^^;)
湖畔の湯から急いでサイトに戻ると既に時計は18時15分。今から夕飯を作り始めるとキャンプファイヤーが終わる頃にようやく食べ始められるスケジュール感orz
幸いにも「ソトナニフライデーディナー」なる事前予約制の特別メニューを注文しておいたため各フードブースで夕飯を受け取り手早く済ませ、キャンプファイヤーの序盤から参加することができました(^^)
会場に向かう途中聞こえてきた「○○さーん、なんですかー」はどこかで聞き覚えがあるフレーズ…そういえばスウィートグラスのキャンプファイヤーが「インディアンさーん、なんですかー」だったw
清々しい朝の嬬恋
金曜日は夜中2時に起きて荷詰め・設営・ワークショップ参加をこなしてきたため22時前に気力と体力が尽きました。ファイヤーハンガーにビルケンと傘を干し焚き火することなく1日目終了w
昼で21℃前後、夜で18℃前後と3日間ほとんど気温が変わらず、半袖1枚だと少し肌寒いときがあるけどレインやパーカーを羽織ればちょうど良い感じ。
ジメジメしてはいるものの高原らしく都心よりかなり涼しい!空が晴れることはほとんどありませんでしたが風がなかったのは不幸中の幸いでした。
タープ下のレイアウトを変更しファイヤーハンガーの近くにファイアグリルとフィールドラックを移動し、キャンプ2日目にしてようやく「雨キャンプにタープの下で焚き火を嗜む」準備が整いましたw
カンパーニャ嬬恋のセンターハウスに売っていた薪は1時間で燃え尽きると掲示されていた割りに燃焼時間が長く2束買えば1泊2日であれば余裕かと思います。雨音を聞きながらの焚き火、非日常感がたまりません。
相変わらず天気は悪く土曜昼には本格的な雨が降りました。サイトに傾斜がないためテントやタープまわりだけでなくテント内にまで水たまりが広がるほど。こういうときコット寝スタイルで良かったなと実感します(^^)
カンパーニャ嬬恋を出て買い物
- A-COOPオアシス
- 卸売センターサンエイ
- つまこいマート
- 浅間ミート
当選したワークショップの集合時間まで1時間半ほど余裕があるため買い物しに出かけました。キャンプ場から一番近いスーパーは国道144号線まで下山しすぐ左にあるA-COOPオアシスですが、あえて素通り。
ゴールデンウィークに2度ほど買い物した浅間ミートまで足を延ばしてみました。カンパーニャ嬬恋から片道20分ほどで到着しステーキ用のサーロインを購入。
浅間ミートからの帰路に「卸売センターサンエイ」というスーパーに立ち寄ると、自宅周辺ではまず見かけたことがない芋焼酎「茜霧島」に遭遇しました(^^)
かつては赤霧島の流通量が少なくレア化していましたが、現在は茜霧島のほうが圧倒的に買いにくくなっています。900mlで1,800円が安いのか高いのか価値がよくわからんw
20℃前後は水割りもお湯割りもいける絶妙な気温なので直火でお湯を沸かしてみました。夕飯はスキレットでステーキを焼いたり片手鍋で豚汁を作ったりするなどファイヤーハンガーをフル活用。
結局2日目は湖畔の湯には行かずタープ下でまったり焚き火を楽しみました。揺らめく火を囲んで4人で談笑していると子供達はベンチやチェアで20時過ぎには寝てしまいました(^^;)
ソトナニは大規模フェスのような爆音が響くわけでもなく、遠くのステージから微かに聞こえてくるバックミュージックと優しい雨音が眠気を誘いますzzz
焚き火の火力で肉野菜炒め
最終日の朝は6時に目覚め残った薪を燃やし焚き火を眺めながらの朝コーヒー。天気が良ければ最高でしたが、土砂降りでなければ雨キャンプも思ったほど悪くないなと。
焚き火の強火力を活かしてスキレットで肉野菜炒めなどを作りました。最終日の午前中にTシャツ作りに投票したものの残念ながら落選…倍率10倍近いと小耳に挟み驚愕。
雨キャンプの撤収作業
3日間降り続いた雨の影響で草原エリア、特にフリーサイトやワークショップ近くはぬかるみが酷く自走不能となるクルマが多数いたそうです。
牽引されたり大人数で押したりとアウトドアらしい出来事があった模様…広い草原は臨時でフリーサイトとして使っているため区画サイトほど整備されていないのが原因かもしれません(^^;)
午前中のワークショップをこなしながら徐々に片付け12時50分に撤収完了。センターハウスで無印良品のおやつを買い込み13時過ぎにカンパーニャ嬬恋を出発。
土と砂利のサイトからの雨撤収は幕体も服も砂まみれの泥まみれ。疲れの取れそうな露天風呂に入って心も体もリフレッシュしたい!
- 草津温泉を経由し関越道の渋川伊香保ICから帰る
- 軽井沢を経由し上信越道の碓氷軽井沢ICから帰る
一昨日に入った湖畔の湯がイマイチだったので草津温泉に向かうか悩んだ結果、少し足を延ばして北軽井沢方面に向かうことにしました。
無印良品のキャンプ場は津南に続き2ヵ所目でしたが、個人的にどちらが良かったかと聞かれると「津南のほうが若干上かも」と答える気がします。
津南キャンプ場が上
- サイトのプライベート感
- 区画サイトの広さ
- サイトの多彩さ
- 全体的な雰囲気
- 売店の充実度
嬬恋キャンプ場が上
- 水まわり全般
- 有名観光地の近さ
- 自由に遊べる広い草原
- お風呂の近さ
- 夏の涼しさ(主に標高の差)
津南も嬬恋もほぼ互角
- 高速道路からの遠さ
- 便利さと不便さのバランス
- スーパーやコンビニまでの距離
- 豊富なアウトドア教室
お米が美味しいか、キャベツが美味しいかくらいの誤差かもしれませんが、千葉県から1泊2日で行くのがしんどい距離にあるため連泊できる晴れた日に再訪したいな、と。
キャンプ帰りに軽井沢立ち寄り
- 北軽井沢スウィートグラス
- 絹糸の湯
- 軽井沢プリンスショッピングプラザ
カンパーニャ嬬恋から帰る途中、ゴールデンウィーク以来2ヵ月半ほどご無沙汰しているスウィートグラスに立ち寄りました。
緑が生い茂り雰囲気がガラッと変わったのと、ポリンポリンサイトに屋根がつくとどんな感じになるのか拝見することができました。
北軽井沢「絹糸の湯」
スウィートグラスから少し嬬恋方面に戻り「絹糸の湯」に行きました。源泉かけ流しの天然風呂のようです。源泉温度が60℃弱と適温なため水足しも湯沸かしもせず湧き出す源泉をそのまま使っているらしい。
同時に30人ほど入れそうな大きさの露天風呂があり景色も最高。全体的に温めでしたが源泉が流れ込む場所は熱く全体の温度差がかなりありました。
すぐ近くに軽井沢キャンプクレストやクリオフィールドなどキャンプ場があるため、キャンプ帰りのファミリーが多いかと思いきや全く見当たらず(^^;)
軽井沢で初開催!肉フェス
絹糸の湯を出発し目指すは軽井沢駅前にある軽井沢プリンスショッピングプラザ。目的はアウトレットではなく「肉フェス」なるイベントです。
中軽井沢駅前の渋滞に巻き込まれつつ1時間ほどで到着。日曜夕方ということもあり旅行の帰りに立ち寄る家族連れが多くアウトレット内はかなり混雑しています。軽井沢では初の肉フェス開催となるらしく期待を胸に会場へ。
ざっと見た感じ20店舗ほどが出店していました。入り口近くのチケット売り場で1枚700円のチケットを買おうと子供達と並んでいると「余ったんで良かったら使ってください」と知らない方から2枚譲り受けるラッキーが!
ほとんどの店舗が1品1,400円(チケット2枚もしくは電子マネー)となかなかのお値段。早速サイコロステーキを注文してみると、ビックリするほど少量のお肉…しかもほぼ端っこの脂身。
もはやぼったくりと同じレベルですが味が良ければ文句もないだろうと食べてみると…はい残念。浅間ミートのお肉をスキレットで焼いたほうが断然美味しい(^^;)
このまま帰ると完全に期待外れに終わるため「飲めるハンバーグ」を頼んでみると、飲めるという表現が適切か微妙ですが生協のハンバーグより若干マシな食べ物にありつけましたw
白米に至っては1杯300円で大人用のお茶碗にも満たない少量。津南キャンプ場にいたとき食べた南魚沼産のコシヒカリをライスクッカーで炊いたときのほうが桁違いに美味しいです。
投じたお金に対して得られた満足度の低いイベント会場を離れ駐車場に着くとアウトレットから出ようとするクルマの大行列。駐車場から道路に出るまで30分ほどかかりましたorz
碓氷軽井沢ICから上信越道に乗り渋滞情報を確認すると関越道が断続的に大渋滞しており、迂回路として北関東道&東北道を経由し20時半に帰宅。疲れたけど楽しかった!
雨キャンプで最も苦労するのが帰宅後の片付け。一枚布のタープはベランダで干すとして、大きな2ルームテントはずぶ濡れの泥だらけ。そういえばスノーピークには乾燥サービスがあったことを思い出しトルテュproの値段を調べてみると「7,500円+送料」とお大尽価格!
この程度のことで焚き火テーブルを買えてしまうような金額を払うわけにはいかないので、1日目に全員分のシュラフ、2日目にタープ、3日目~4日目にテントをそれぞれ干して片付け完了。共働きのマンション住まいでは乾燥作業が1日単位となるのが苦しい(^^;)
水を含んでいるポリコットンの焚き火タープのほうがポリエステルのテントより乾きにくいのかと思いきや、意外とあっさり乾いてくれました。逆にトルテュproは狭いベランダではなかなか乾いてくれなかったorz