寝心地良好!サーマレストのピローとマットでキャンプに快眠を

サーマレストのコンプレッシブルピローとイスカのノンスリップピロー

 登山でも使われるTherm-a-rest(サーマレスト)の折りたたみクローズドセルマット「Zライトソル」と収納袋を4人分揃え、ファミリーキャンプで使ってみました。

 設営時は広げるだけ、撤収時は折りたたむだけの手軽さ。空気を抜く手間のかかるインフレーターマットより短時間で片付けられ、夏でも汗だくにならずに済みました(^^)

 寝心地を大きく左右するキャンプ用の枕をサーマレストのコンプレッシブルピローに買い替えたら、期待以上に効果大。自宅で普段使いしたくなるほど気に入りました!

Zライトソル

秋冬キャンプに向けサーマレストのZライトソルを購入

 サーマレストのZライトソルはアコーディオンのように折りたたんで収納できるクローズドセルマットレス。アルミ蒸着により断熱性が向上しており、耐久性にも優れています。

 レギュラーサイズを1つ買ったことがあり、自宅のコットに敷いたり、ディズニーランドに行くとき敷物代わりにしていましたが、ファミリーキャンプではほぼ出番なしでした。

テントで地面寝の不満点

秋キャンプのコット寝レイヤリング

 我が家のメイン寝床は2ルームテントやスクリーンタープを大きな蚊帳代わりにし、アウトドア用のコット(折りたたみ式の簡易ベッド)を並べて寝る「コット寝」スタイル。

 一方でドーム型テントやワンポールテントにフロアマットを敷き、ハイランダーのスエードインフレーターマットを並べて寝る「地面寝」スタイルも時々採用しています。

 地面寝はコット寝より荷物は少し減るものの、暑い時期は設営や撤収で汗だくになりがち。寝心地もコット寝ほどではなく、時短を図りつつ諸々の課題を改善したい!

クローズドセルマットレス

ソロキャンプはコットにサーマレストで不満一切なし

 真冬のソロキャンプでコットの上にZライトソルに敷いてみると、下から来る冷えを遮断しつつ寝心地も良くなったため、今後を見据えて4人分揃えてみました。

Zライトソルは季節によって表裏を変えて使います。アルミが熱を反射するため夏は銀色が下、冬は銀色が上になるよう敷くのがおすすめ。

 ネットで調べると複数のお店でZライトソルの収納袋が販売されており、信頼感のある登山用品店「オクトス」が作ったサーマレスト専用の収納袋セットにしました。

キャンプ用マットの新旧比較

ハイランダーのインフレーターマットを3枚並べる

マット比較 スエードインフレーターマット Zライトソル
メーカー ハイランダー サーマレスト
種類 インフレータブル クローズドセル
収納時 Φ20×62cm 15×15×52cm
使用時 65×192×5cm 51×183×2cm
重量 約1.6kg 約0.5kg
実売価格 3,980円 6,500円
その他 ナチュラム限定
収納袋・枕付き
各所でセールあり
収納袋別売り

 あらためて両者を比較してみると、サイズや重量はハイランダーのほうが大きく、明らかにオートキャンプ向け。そしてハイランダーのコスパの良さが際立ちますね。

 4個をクルマに詰め込むときの収納サイズはほぼ同等と感じました。四角いのサーマレストより丸いハイランダーのほうが隙間に突っ込むときは便利かもしれません。

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夏キャンプで使ってみた感想

サーマレスト「Zライトソル」とオクトスの収納袋

 真夏の砂利敷きサイトで使ってみると、地面の凸凹はフロアマットの上に敷く限りは全く気になりませんでした。地面からの熱や冷えはしっかりシャットアウト。

 身長140cm前後のこどもが使うときは、頭部分を2回ほど折りたたんで使用することで枕代わりになりました。本来不必要なマットレスの長さも短くできて一石二鳥。

 エアマットやインフレータブルはこどもがジャンプしたりするとパンクして修復不能となることが多々ありますが、クローズドセルは多少雑に扱っても長持ちしそうです。

設営撤収時間と寝心地の違い

トルテュProのインナーにサーマレストのZライトソルを広げる

 4人分のセッティング時間はハイランダーが約3分+膨らむまで20分待ち、サーマレストが1分半。片付けはハイランダーが約10分で汗だく、サーマレストが1分半でした。

 キャンプ旅だと撤収・移動・設営を1日でこなすことがあり、時短は体力の消耗を抑えてくれ、観光する時間も確保できるメリットあり。バンガロー泊でも役立ちそうです。

 個人差や好みの問題があり表現が難しいのですが、寝心地は十分許容範囲だと思います。ただ、寝返りを打ったときサーマレストの幅の狭さと隙間が少し気になりました。

コンプレッシブルピロー

ハイランダーのインフレーターマットを敷いてサイズをチェック

 ハイランダーのスエードインフレーターマットには空気で膨らませる枕部分があるのですが、あくまでも簡易的なものであり、自分には合いませんでした。

 しっかり空気を入れると高すぎて眠れないし、高さを下げるために空気を少なめにするとブヨブヨしていて不安定で寝心地が悪い。膨らませること自体が面倒。

 各所の口コミで「枕ではなく1枚のインフレーターマットにしてくれたら最高だったのに」と出ている通りです。枕部分を膨らませないと大人が寝るには長さが短いorz

サーマレスト vs イスカ

キャンプ用ピロー比較(サーマレストとイスカ)

 キャンプ用の枕としてイスカのノンスリップピローを使用していたのですが、インフレータブルの欠点が露呈し、5回ほどで空気が抜けるようになってしまいましたorz

 朝起きると半分くらいの高さに。そもそも自動的に膨らみきらず、口で空気を入れて膨らませないと十分な高さにならず、衛生面も気になっていました。

 Zライトソルで信頼感を得たサーマレストにもキャンプ用ピローがあると知り、イスカとほぼ同じ大きさのMサイズを購入。これがなかなか優秀な枕でびっくり!

ウレタンのキャンプ枕

サーマレストのコンプレッシブルピローは比較的コンパクトにもなる

 サーマレストのコンプレッシブルピローは、栓を開いて膨らむインフレーター方式ではなく、大量のウレタンが詰まった枕。マットレスの切れ端を再利用しているそうです。

 広げるだけで勝手に大きくなります。空気を入れないと低すぎるかもと思いましたが、購入前にキャンプ用品店で実物を確認したところ十分な高さがありました。

 こどもが使う場合はSサイズでも問題ありませんが、大人用としてはMサイズがちょうど良いサイズと感じました。もしオートキャンプで積載に余裕があればLサイズがおすすめ。

ピローの寝心地比較

サーマレストのコンプレッシブルピローは膨らみも十分

  1. 自宅で普段使っている低反発枕
  2. サーマレストのコンプレッシブルピロー
  3. イスカのノンスリップピロー
  4. 車載しているビーズクッション
  5. シュラフの袋にタオルや衣類を詰め込んだもの
  6. ハイランダーのスエードインフレーターマット
  7. 枕なし

 これまでに試してきた枕の寝心地を比べてみると上記の順位となりました。自宅用の枕とコンプレッシブルピローにはほとんど差がなく、キャンプ専用にはもったいないレベル

 カラーバリエーションも豊富で使わないときはラグビーボールのように小さく収納できます。開封直後は固くなっているので時間をかけて揉みほぐすと本来の膨らみに戻ります。

まとめ

Zライトソルとダウンシュラフで作る寝床例

 夏休みの北海道キャンプ旅に向け、寝心地を確保しつつ設営や撤収の手間を減らすため、サーマレストのZライトソルとコンプレッシブルピローを導入してみました。

 家族4人で寝るときはインナーテントの両端に大人+ピロー、中央にこども+マット折りたたみ枕を配置して、入口付近のスペースを確保し出入りしやすくしています。

 寝床作りは翌日に疲れを残さないために大事なポイント。ダウンや化繊などシュラフ(寝袋)に注目しがちですが、マットと枕こそ寝心地に直結する気がします!