調味料やコーヒーグッズはワーカーズオカモチに入れて持ち運ぶ

ワーカーズオカモチIIをタープ下で展開

 テンマクデザインのスパイスボックス「ワーカーズオカモチII(以下、オカモチ)」に調味料やカトラリーなどを詰めてキャンプ場に持ち出しています。

 性能よりも見た目重視なアイテムですが、ごちゃごちゃしやすい雑多な小物をスッキリ整理でき、ハイスタイルでもロースタイルでも使い勝手は良好。

 GoStakのブレンダーボトルやハイマウントのミニドリップポッド、ポーレックスのコーヒーミルなど、朝の一杯を嗜むためのコーヒーグッズもしっかり入ります。

ワーカーズオカモチII

テンマクデザインのワーカーズオカモチIIの外箱

 数年前に発売され人気商品となっていたテンマクデザインの初代ワーカーズオカモチ。いったん廃番となり、改めて二代目「ワーカーズオカモチII」として再販されました。

ご家庭で使用する油や醤油がそのまま入る高さに設定しました。わざわざ小瓶に移さずキッチンから直接持っていけます。胡椒やハーブミックスなどの小瓶も見やすく収納でき、包丁やまな板、調理小物も一緒に収納できる容量があります。ナルゲンの1.5Lも縦に収納可能です。

出典:tent-Mark DESIGNS

初代オカモチと二代目オカモチ

初代オカモチのフルサイズとハーフサイズ

 初代オカモチと二代目オカモチの大きな違いは素材。竹からラバーウッド(ゴムの木)に変わりました。初代は竹集成材の反りによる変形があったものと思われます。

 質感や雰囲気は初代のほうが上と感じますが、今や初代はハーフサイズもフルサイズも入手困難。二代目はハンドルを使わないとき邪魔にならないよう改良されています。

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ワーカーズオカモチIIの寸法

ワーカーズオカモチIIの内寸一覧

出典:ワーカーズオカモチII

 オカモチのサイズはテンマクデザインの公式サイトに記載がありました。内寸は横幅が約40cm、高さは3段階に分かれており、最大32cmのボトルを縦置き可能。

 オカモチの特徴である「取り外せる2段目」が主に小物を入れる場所。2段目は手前に置いて階段状にしたり、上に置いてスパイスを並べたり、使い方は人それぞれ。

ロースタイルにもハイスタイルにも合う

キッチンテーブルのバーナー置き場にオカモチを配置

 ロースタイルで使うときは、ハイランダーのロールトップテーブルと同じ高さになるよう、フィールドラックを2段重ねて、その上にオカモチを展開するようにしています。

 ハイスタイルで使うときは、フィールドラックを3段以上にすると耐荷重が心配なので、ハイランダーのキッチンスタンドのツーバーナー部分に天板を置いて展開しています。

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オカモチで何を持ち運ぶ?

オカモチに入れている調味料やコーヒーセット

 我が家は調味料を持ち運ぶとき、要冷蔵品はクーラーボックス、未開封や横倒しOKはシェルフコンテナ、開封済みかつ常温保管OKはオカモチに入れるようにしています。

 毎回同じものが同じ場所にあるわけではないので以降は一例です。ワインや焼酎などを入れる方が多いようですが、我が家はマグカップやタンブラーなどを入れています。

オカモチ手前の下段

ワーカーズオカモチの下段に入れているもの

 手前1段目の高さは約18cm。手前2段目にギリギリ入らないものを入れるのにちょうど良い大きさです。付属の仕切り板を使って調味料が倒れないようにしています。

(左から)黒コショウ、岩塩、醤油、オリーブオイル、サラダ油、コーヒーミル、ブレンダーボトル、スライドガストーチ

 GoStakのブレンダーボトルは100ccを3段重ねるとちょうど良い高さ。ナルゲンボトルのようにキュッと蓋が閉まるため、湿気を嫌うコーヒー豆や砂糖、ナッツ類を入れています。

オカモチ手前の上段

ワーカーズオカモチの上段に入れているもの

 取り外せる2段目は高さが約13cm。背の低いものを入れるのにちょうど良い大きさです。主にスパイスを入れているため、作る料理によって頻繁に入れ替えがあります。

(左から)ガラムマサラ、コンソメ、ナツメグ、粒コショウ、バニラオイル、ペパーミント、タイム、イタリアンパセリ、マジックソルト、味付け塩コショウ、アジシオ、はちみつ、ミニドリップポッド、ギガパワーストーブ地オート

 ハイマウントのミニドリップポッドはWILD-1別注のカッパーカラー。細口で特殊な形状なので持ち運びに苦労していましたが、アジシオとほぼ同じ高さでオカモチにピッタリ。

ハイマウント ミニドリップポッド 300ml 46166

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オカモチ奥にはスタック収納

オカモチ奥に入れるタンブラーやマグ

(左奥から)真空断熱カップ旧モデル、カトラリーケース、チタンシングルマグ、真空断熱カップ新モデル、真空断熱タンブラー、調理用スケール、コーヒーバネット、ギガパワーガス、シリコンパズルシート、ウインドスクリーン

 オカモチの奥はやや持て余しており、ユニフレームのfanカトラリーケースの単品販売が始まったことで、箸やスポークなどをたくさん入れてオカモチで持ち運んでいます。

ヘビー級の大きさと重さが気になる

キッチンテーブルにオカモチをレイアウト

 オカモチの弱点・欠点としては、やはり大きさではないかと思います。シェルフコンテナ25より少し大きく、荷室で場所を取るためコンパクトカーだとかなり厳しい。

 そして重さ。我が家の場合、約14kgあります。飲み物を入れるとさらに重くなるため、高く持ち上げるのは一苦労。ハーフサイズの二代目オカモチ出てくれないかな…

 かれこれ1年ほど使っているのですが、内側の底に拭いても取れないカビらしきものが生えてきました。調味料も食器類もキチンと乾かしてから入れているのになぜ!?

アウトドア特有の注意点

ワーカーズオカモチIIはゴムの木でできている

やや軽軟で加工は比較的容易。プレナー掛けする際は逆目になりやすい。釘づけ、接着はほぼ良好。青変菌に侵されやすく、乾燥させる際に注意を要する。屋外での耐久性は低い。

出典:木材図鑑「パラゴムノキ」

 ネットで調べると、二代目に使われているゴムの木は「青変菌」に侵されやすいらしい。環境変化が大きい場所で使うアウトドア用品として、適切な素材なのか疑問があります。

 また、キャンプで使っていると上からの落下物(落ち葉や小さい虫)が頻繁に入り込むため、タープ下に置いたり、毎回掃除するなど、やや気を使わないといけない製品です。

まとめ

オカモチに山崎や白州を並べてみる

 オカモチの良いところはやはり見た目!重さや大きさなど気になる点はありますが、持ち運び用の箱なのに、現地に着いたら展開してそのまま並べることができるのが素敵。

大きな箱に小物を放り込むと、必要なときゴソゴソと奥深くから取り出す手間があったのですが、オカモチで少し整理できるようになりました。

 他にもキャンプ場でブログやSNSに使う写真撮影用の台としても役立っています。ほぼ自己満足のアイテムですが、趣味の世界なんて所詮そんなものと思えばアリかと(^^;)