ステイホームな休日はお気に入りのキャンプ道具をメンテナンス。まずは手始めにコールマンのガソリンランタン「ワンマントルランタン286A」の整備に着手。
取扱説明書やアウトドアショップに置いてある「“いざ”というとき役に立つガソリン燃焼器具メンテナンスハンドブック」を参考に分解&清掃してみました。
この記事の目次
ガソリンランタンをメンテナンス
新型コロナ対策で在宅勤務や外出自粛を続けている方も多いかと思います。緊急事態宣言から2週間、サラリーマンの自分もようやく週1~2回のテレワークがスタート。
休日は外出せず、自宅にこもってFF7Rしたり、あつ森したり、まったり過ごしていますが、昨秋からやってみたかったランタンのメンテナンスに取り組んでみました。
ポンピングの固さと燃焼時の息継ぎ
今回整備するのはワンマントルランタン286A740J。ホワイトガソリンを燃料とし、寒さに強く、4人家族がキャンプで使うメインランタンとしてバランスの良さがお気に入り。
最近使っていて「ポンピングにつっかかり感がある」「息継ぎのように明るさが安定しない」ことを感じていました。取扱説明書を読むと、工具があれば分解できそう!
メンテナンス用レンチと専用潤滑油
コールマンのガソリン燃焼器具を整備するときはメンテナンス用レンチ「スーパーレンチ」、専用潤滑油「リュブリカント」、純正ホワイトガソリンの出番です。
ランタンの奥深くにあるバルブを付け外しできる「チェックバルブレンチ」は、一昨年秋にPICA富士西湖で受けた講習会で普通の人は持っていなくても平気とのことでした。
ポンププランジャーのひび割れ点検
まず初めに点検するのはポンププランジャー。ポンピングするとき動かすポンプノブを反時計回りにたくさん回し、スーパーレンチを溝にはめ込んでカチッと回すと一式取れます。
奥にあるエアーステムを引っこ抜くと、砂ぼこりと油が混ざって真っ黒になっていました。汚れをティッシュで拭き取り、焚き火テーブルの上で転がして曲がっていないか点検。
リュブリカントは効果抜群
ポンププランジャー先端のポンプカップもひび割れしていないか触ってチェックし、いずれも問題なさそう。全て元に戻したらリュブリカントを数滴注入して終わり。
早速ポンピングしてみると、メンテナンス前は引っ掛かりを感じたり、ときどき固かったりしたものがスッキリ解消。スムーズに押し込むことができるようになりました。
ジェネレーターの点検
続いて、ガソリン燃焼器具の最重要パーツ「ジェネレーター」の点検。明るいランタンは虫が寄りやすいため、細かな虫やゴミはカメラ用のブロアーで取り除く作戦。
マニュアル通りに燃料を入れてポンピングしていても、光量が安定しなかったり思いのほか暗かったりするのは、大抵ジェネレーターに問題ありと講習会で聞きました。
ホワイトガソリンは洗浄にも使える
ジェネレーターはスーパーレンチでナットを外せば簡単に分解できます。新品に交換するのが手っ取り早いのですが、それなりの値段がするため、ススが詰まっていないか点検。
コールマン純正のエコクリーンしか使っていませんでしたが、ジェネレーター内部のバネやクリーニングロッドは真っ黒。パーツをホワイトガソリンに漬け込んで洗浄しました。
それなりにキレイになりましたが、次回は洗浄ではなく新品交換になりそう。パーツを元通りに組み立てるまで風の吹く屋外で作業してもマントルは割れずに無事でした(^^)
魔法のスポンジでピカピカに
ランタンの整備と並行して、分解しないとキレイにできない場所を掃除しました。タオルだと汚れが取り切れないため、魔法のスポンジ「激落ちくん」を水に濡らしてゴシゴシ。
メラミンフォームは表面に傷が付かず、とてもキレイになりますね。100均でも売っており、ステンレスのクッカーやホーロー食器など、幅広く使えて助かっています。
まとめ
ゴールデンウィークは長野県白馬村の新設キャンプ場「Snow Peak LAND STATION HAKUBA」に連泊する予定でしたが、外出自粛に伴い自宅でのんびりします。
まとまった長期休暇を自宅で過ごす際、お気に入りのキャンプ道具をメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか?ステイホームでも少しアウトドア気分を味わえます。
今回はコールマンが発行する“いざ”というとき役に立つガソリン燃焼器具メンテナンスハンドブックを片手に作業しました。YouTubeの公式動画も参考になりました。