緊急事態宣言が解除された直後の週末、房総半島の最南端にある野島崎灯台と太平洋に面したオートキャンプ場が併設された白浜フラワーパーク近くで星空観察してきました。
撮影地周辺はいずれも手元が見えるほど明るいものの、南の空は漁船や伊豆諸島程度しか人工的な光がなく、さそり座周辺の天の川も目視でバッチリ見える好環境。
梅雨入り前の季節柄、湿度が高く透明感はイマイチでしたが、上弦の月ゆえ0時以降は月明かりなし。カーボン三脚と電源を忘れてしまい、ブレと夜露に苦戦しました(^^;)
梅雨入り前の星空観察
5月25日に緊急事態宣言が解除され、少しずつ行動できるようになりました。星空観察に適した新月は解除2日前の5月23日、とても残念ですが命には代えられません。
次の新月は梅雨ど真ん中、さすがに星空観察は難しそう。新月こそ過ぎたものの、5月最後の週末は月齢7の半月(上弦の月)。雲さえなければ天の川が見えるかも!
都道府県を跨いだ外出自粛
金曜夜に会社から帰宅後、毎度おなじみのSCWで天気予報を確認。伊豆半島や三浦半島にはそれほど雲がなかったものの、千葉県外に出るのはさすがに躊躇しました。
不要不急の帰省や旅行など、都道府県をまたぐ移動は、5月末までは、感染拡大防止の観点から避けてください。
出典:千葉県
急いで荷物をクルマに積み、21時過ぎに自宅を出発。館山道を南下し君津PAで最新の雲量を確認すると、お目当ての大山千枚田は分厚い雲に覆われておりNG。
約1年ぶりの野島崎灯台
房総半島内陸部が曇っている一方、館山以南はほとんど雲なし。前年夏に行った千葉県最南端の野島崎灯台を大山千枚田の代替地に選び、23時50分に現地到着。
まだ月が出ていたため撮影スポットの様子を見に行くと、この日は既に10人以上のカメラマンが白いベンチと天の川を撮影しており、記念撮影する観光客もちらほら。
前年夏に行ったときも同じ金曜夜でしたが、そのときは現地に一人もいなかったので、自分と同じくコロナの外出自粛で我慢していた人が多かったことが伺えます。
白浜フラワーパークOcean’s
2時間ほど滞在した野島崎灯台をあとにし、クルマで10分ほどの白浜フラワーパークに移動。関東でキャンプされている方にはキャンプ場のイメージがあるかもしれませんね。
深夜2時過ぎなので場内に入るわけにはいかず、高台の国道沿いにクルマを止めて一休み。キャンプ場は6月1日から本格的に営業再開したそうで何よりです。
白浜フラワーパークから見る天の川
白浜フラワーパークは野島崎灯台と同じく南側が太平洋。国道沿いはたくさん街灯があり暗さとは無縁な場所でしたが、駐車場からクルマと共に撮ってみると意外と天の川が見える。
海沿いのサイトは国道よりもだいぶ暗いはずなので、もっと星がたくさん見えるのではないかと思います。機会があれば新月のときに行ってみたいキャンプ場候補の1つになりました。
まとめ
旧白浜町(現南房総市)にはあまり行く機会がなく、どれくらい星空観察できるか未知数でした。結果、白浜フラワーパークから見える星空は期待できることがわかりました。
ヘッドランプなど使わなくても手元がハッキリ見えるほど明るい場所だったにもかかわらず、意外と天の川が見えたことに驚きました。湿度が高くて撮れ高はイマイチでしたが(^^;)
カーボン三脚とモバイルバッテリーを忘れてしまい、微妙にぶれていたりレンズヒーターを使えず夜露にやられたり、いろいろやらかしつつ、久しぶりの外出を楽しめました。
キャンプ場、閉鎖するらしい
追記。白浜フラワーパークはキャンプ場ごと2020年8月24日で閉鎖になると発表がありました。運営に携わっていたスタッフの方々はさぞ無念かと…何とか事態が好転すると良いのですが…
公式サイト白浜フラワーパークOcean’s