房総半島の最南端で天の川撮影!コンポジットでノイズ除去してみた

野島崎灯台で撮影したベンチと天の川

 真夏のスノーピーク本社キャンプ場@新潟でハッキリと見えた天の川に感動し、いつかテントやタープと共に写真に収めてみたいと思うようになり早10ヶ月。

 キャンプ予定のなかった週末の夜、千葉県の最南端にある野島崎灯台までクルマをかっ飛ばし、夜空を縦に貫く天の川と白いベンチを題材に練習してきました。

 インターバル撮影した星空写真をずらしながら重ね合わせるコンポジット処理を試してみると、ランダムで発生する高感度ノイズが目立たなくなり驚きました!

野島崎で天の川撮影

千葉県最南端の野島崎灯台は有名な撮影スポット

 私はカメラ初心者です。完全に背伸びして「星空写真や星景写真を撮りたい」と思っていますが、専用の装備を揃えるほどの意気込みはありません(^^;)

 高感度に強いフルサイズと明るく収差の少ない広角レンズの組み合わせが鉄板なのは理解していますが、とりあえず手持ちの機材でしばらく頑張ってみます。

星空撮影にはやや不向きな装備

愛用中のNIKON D7500と2418Gのスナップコンビ
  • カメラ:NIKON D7500
  • レンズ:NIKON 2418G
  • 三脚:Manfrotto Befree Advanced
  • フィルター:Kenko PRO1D プロソフトン[A](W)

 カメラはAPS-Cサイズの一眼レフ、スナップ写真用の単焦点レンズにトラベル三脚と不安でいっぱいですが、気休めにソフトフィルターを準備してみました。

 撮影時点でレンズが手元に1本しかなく、景色を撮るには狭めな準広角。年始のPICA Fujiyamaで星空ぐるぐる写真を撮った以外、星空撮影の知識も経験も貧弱です。

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南の空に見えるミルキーウェイ

StarWalk2で確認した2時半の夜空

 6月上旬の天の川は23時前に南東でやや斜め、0時台に南の空でほぼ直立し、2時頃に南西へ移動してくる模様。いずれにせよ南向きで撮影することになりそうです。

 撮影場所の南側に大きな都市があると街明かりで天の川がよく見えないので、南側が海になっている太平洋側の海岸沿いが星空の撮影や観察に最適とのこと。

 今年の天の川は右側にひときわ明るく輝く木星、左側に土星を引き連れています。事前にアプリやネットで星の位置を調べることができるのは本当にありがたいですね。

雲が多くて撮影にはイマイチ!?

SCWで確認した野島崎周辺の雲量

 星空観察に適した新月前後だったため、念のため出発前にSCWで雲量予報を確認すると、館山周辺は雲がかかっており好適とは言い難い状況。少しでも雲が晴れてほしい!

 子供達を寝かしつけ5月31日23時50分に出発。月が替わるタイミング(6月1日0時)だったことをすっかり忘れ、各地のキャンプ場予約争奪戦に参戦し忘れましたw

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初心者に優しい野島崎灯台

房総半島の最南端にある野島崎灯台

 館山自動車道を南下し約2時間で野島崎に到着。既に何台か車が止まっていたので星空撮影されている方がいるのかと思いきや、誰もおらず貸し切り状態でした。

 房総半島や伊豆半島の南端は漁船の明かり以外、ほぼ真っ暗。東京都心から比較的近く、トイレや駐車場が完備されているため、初心者向きと言えるかもしれません。

 天の川だけを撮影するなら太平洋側に突き出た岬であればどこでも良さそうですが、野島崎は白いベンチと一緒に撮れるのがポイント。いわゆる星景写真というやつですね。

ベンチと天の川のコラボ

両手を挙げて天の川を撮ってみた

 カメラを担いで歩いていると、目視でもうっすらと天の川が見えており期待大。予報通り水平線近くは分厚い雲がかかっているようで、撮影にはやや不向きな天候だったようです。

 舗装された遊歩道は歩きやすかったのですが、途中から外灯もなく、目が慣れるまで真っ暗。15秒に1度、灯台の明かりが回ってくるので、それで何とか方向感は掴めました。

 いざ撮ってみると「テント張って肉焼いて、酒飲みながら駄弁る居酒屋キャンプ」とは繊細さも緻密さも全く違いますね。キャンプしながら夜中に撮影される方を強く尊敬。

富士山周辺と太平洋沿岸の違い

富士山周辺は飛行機が飛び交う交通の要衝

 行ってみた感想としては、ソロキャンプで行った浩庵キャンプ場@本栖湖のほうが全体的に暗く、真冬の2月で空気が乾燥していたこともあり、星空は断然キレイだった気がします。

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 3時半頃になると漁船の音が聞こえ始め、徐々に空が明るくなってきて星が見えなくなり撮影終了となりました。朝6時に帰宅したけど30代後半ともなると徹夜が辛いのなんのw

算術平均でノイズ低減

コンポジット処理(算術平均)でノイズを減らす

 高感度で撮影すると目立つノイズはランダムに発生するらしく、複数枚の写真を重ねて平均(コンポジット処理)すれば「星はそのまま、ノイズだけ滑らか」になるらしい。

 上の図はコンポジットの原理を単純化したもの。9枚撮影した写真の10の明るさの星は平均しても10のまま、ランダムで現れる5の明るさのノイズは1ないしは2に減少。

 一般的なノイズリダクション処理だと星もノイズも滑らかになり、細部が失われて小さな星まで消えてしまうので、コンポジットが有効なら積極的に活用してみたいですね。

Photoshopでコンポジット処理

野島崎で撮った天の川(コンポジット前)野島崎で撮った天の川(コンポジット後)

 帰宅後にAdobe Lightroomに取り込んでみると、やはり雲がかかっていたらしく、鮮明さに欠ける感じで残念。しかも高感度で撮った写真にはノイズがいっぱいorz

 そこで10枚の連続写真をLightroomでレンズ補正&RAW現像し、Photoshopのレイヤーに送ってコンポジット処理したとき、どの程度の改善効果があるか試してみました。

 スマホで見ると正直違いはないのですが、拡大するとノイズが減っていることが一目瞭然。APS-Cカメラでも工夫次第でそれなりにできるんだなぁと勉強になりました。

まとめ

 キャンプはさておき、カメラ関連のスキル不足と経験不足を少しでも補うため、片道2時間程度で行ける野島崎灯台(野島崎公園)で夜間撮影の練習をしてみました。

 SCWの予報通り雲が多く、梅雨入り直前で湿度が高かったこともあり、ややイマイチなコンディションでしたが、天の川とベンチの星景コンビをたっぷり堪能できました。

 2018年7月にスノーピーク本社で見た天の川ほど感動する星空になかなか出合わないのですが、いつ撮影する機会が来ても良いよう、研鑽を重ねておきたいと思います(^^)

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