北軽井沢スウィートグラスで星空タイムラプス動画を撮ってみた

アサマ狼煙2020@北軽井沢スウィートグラス

 北軽井沢スウィートグラス(群馬県長野原町)で開催された焚き火イベント「アサマ狼煙2020」に参加した夜、メイン会場の多目的広場で星空を撮影しました。

 広角単焦点レンズにヒーターを巻き、インターバルタイマーで合計800枚ほど撮影。LightroomでRAW現像し、Final Cut Proで星空と景色のタイムラプス動画に。

 ちょうど新月にあたり月明かりはなく、雲も少ない絶好のコンディション。実質0泊2日で体力的にはしんどかったですが、素敵な星空を見ることができました!

星空のタイムラプスに初挑戦

 場内で撮影した星景写真を約50秒にまとめた動画(星景タイムラプス)を作ってみました。4K画質はスマホの小さな画面だと逆に映えないかも(^^;)

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 アサマ狼煙2020の最低気温は実測でマイナス5度前後、11月の北軽井沢らしい気温でした。以下、はじめてのタイムラプス作成を終えての雑感など。

北軽井沢スウィートグラスの星空

北軽井沢スウィートグラスで撮って出しの星空

20mm, f2.0, 8sec, ISO5000(NIKKOR Z 20mm f/1.8 S)

 北軽井沢スウィートグラスはアウトドア初心者に優しい高規格キャンプ場。場内の照明は多く、星空撮影ガチ勢には(離島や山頂と比べて)不向きな環境です。

 とはいえ市街地から離れた標高1,140m。普段はLightroomでRAW現像していますが、上の写真はJPEG撮って出し。安全な場所でこれだけ撮れれば個人的には十分!

 オリオン座のリゲルや双子座のカストルが流れ気味に見えるのは、レンズ前面に取り付けたソフトフィルターの影響。周辺減光は使ったレンズの特性です。

FCPでタイムラプスを作ってみた

Final Cut Proでタイムラプス動画を作成中

  1. インターバルタイマーでたくさん撮影する
  2. Lightroom Classic CCでRAW現像する
  3. Final Cut Proで動画にする

 それなりに写真を撮れていればFinal Cut Proでパラパラ漫画の原理で動画にするだけ。チラつきを減らす努力をしなかったので、意外と簡単にできたというのが感想です。

 タイムラプス前半はf1.8 10s ISO2500、後半はf2.8 13s ISO6400でそれぞれ300枚です。後半は前景が賑やかだったので、星の強調にプロソフトンクリアを付けています。

星空ぐるぐる動画の副産物

北軽井沢スウィートグラスから眺める日周運動の軌跡

 星景タイムラプスを作成する際、300枚の写真から北極星を中心に反時計回りに動く様子を1枚の写真にしてみました。明るい部分だけを重ね合わせる「比較明合成」です。

 以前PICA Fujiyamaで撮影した際は単純に合成しましたが、暗い状態から徐々に明るくなるよう調整してから比較明合成すると星の軌跡を表現できた気がします(^^)

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冬のダイヤモンドをコンポジット合成

北軽井沢スウィートグラスから眺める冬のダイヤモンド(スターリーナイトあり)北軽井沢スウィートグラスから眺める冬のダイヤモンド(スターリーナイトなし)

 1回1時間半ほどかかるタイムラプス撮影の合間に冬のダイヤモンドを撮影し、光害カットフィルター「スターリーナイト」の効果を改めて検証してみました。

 黄色っぽい街明かりの影響がなくなる変化は期待通りですが、1/3段減光するっていう仕様がしっくりこない。2/3段くらい減光している気がしますが…気のせいですかね。

 精進湖のときは撮影時の設定が異なっていたのでRAW現像時に合わせましたが、今回はf2.0 8s ISO5000 3850Kで固定し、いずれも10枚をコンポジット合成しています。

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まとめ

アサマ狼煙2020の会場で星空撮影

20mm, f2.0, 8sec, ISO5000(NIKKOR Z 20mm f/1.8 S)

 インターバルタイマー撮影は過去何度も使っていますが、氷点下でトータル4時間以上も星空撮影したのは人生初かも。飛行機も雲も少なく、星がよく見える夜でした。

 北軽井沢スウィートグラスは雲が少ない新月だと目視で淡い冬の天の川を確認できるほど素晴らしく、前年末の年越しキャンプでは素敵な星空を見ることができました。

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 関東の高規格キャンプ場で北軽井沢スウィートグラスより星空が美しい場所はないかと。野山は動物に襲われたり遭難する危険がありますが、キャンプ場なら安心ですね(^^)