LEDランタンの明るさや使い勝手を比較!暖色系はEX-777XPがベスト!

GENTOS LEDランタンの明るさを比較

 小さな子供がいるファミリーキャンプではLEDランタンが大活躍。アルカリ乾電池やエネループで動作するジェントス(GENTOS)の暖色系ランタン3製品を比較してみました。

 ガソリンやガス、ケロシン(灯油)などを燃料とするランタンは、光と共に熱を発するため火傷の危険があるのとホヤやマントルが衝撃に弱く取り扱いには注意が必要ですが、LEDランタンなら衝撃にも強く熱をほぼ発しないため安全・安心(^^)

 コストパフォーマンスに優れた暖色系LEDランタンは下馬評どおり「EX-777XP」が最強でした。同一機種2台で明るさを比較してみると単三充電池で使っても問題なし!

2017年10月追記:GENTOSの新製品「EX-136S」が発売されました。EX-777XPを上回る最強の暖色系LEDランタンのレビューを別記事にまとめました。
関連記事
次世代の防水LEDランタン「GENTOS EX-136S」は性能もコスパも最強!
【製品レビュー】ジェントスの2017年新製品「EX-136S」は明るさ・大きさ・防水性能を兼ね備えた最強の暖色系LEDランタン。定番のEX-777XPを上回る便利さとコスパでキャンプのサブランタンとして役に立つこと間違いなし!

安全なLEDランタン選び

ヒマラヤのライディングコーナー

 子供と一緒に行くファミリーキャンプに最適なランタン選びは「子供が誤って扱っても怪我しにくいよう配慮されている」のがポイントだと思います。

 例えばプレヒート中に触ってしまい火傷したり、ぶつかって地面に落下してグローブが割れてしまったりと本格的なランタンは危険だらけ。未就学児がいるときは特に気をつけたいところです。

 キャンプではランタンは最低2台、出来れば3台以上あったほうが影も出来にくくて便利なので、本体のコストパフォーマンスに加え毎回のランニングコストも気になります(^^)

GENTOS LEDランタン

 GENTOSのLEDランタンは、乾電池や充電池で動作するためファミリーキャンプに最適!明るさや色合い、電池の種類や本数などで様々な商品がラインナップされています。

GENTOS LEDランタン 暖色系3製品
ジェントス LEDランタン エクスプローラー ライトモカ 【明るさ600ルーメン/実用点灯40時間】 SOL-016B
GENTOS SOL-016B
GENTOS SOL-016B

サイズ:直径122×240mm
明るさ:600ルーメン
本体重量:1650g
使用電池:単1×6本
フック:なし

ジェントス LEDランタン エクスプローラー プロフェッショナル 【明るさ280ルーメン/連続点灯72時間】 EX-777XP
GENTOS EX-777XP

GENTOS EX-777XP

サイズ:直径84×185mm
明るさ:280ルーメン
本体重量:817g
使用電池:単1×3本
フック:あり

ジェントス LEDランタン エクスプローラー ライトモカ 【明るさ380ルーメン/実用点灯14時間】 SOL-036C
GENTOS SOL-036C
GENTOS SOL-036C

サイズ:直径73×158mm
明るさ:160ルーメン
本体重量:400g
使用電池:単3×6本
フック:あり

 白い光を放つLEDランタンは光源として明るく便利ではあるのですが、どうしても虫が寄りやすかったり雰囲気的にイマイチだったりするため、ロウソクの色味に近い「暖色系のLEDランタン」がおすすめ。

 アマゾンでも大人気となっている「GENTOS EX-777XP」をもう1台購入したため、ファミリーキャンプで使っている暖色系LEDランタン3製品を比較してみます。

 以後の明るさ比較はiPhone 6のカメラアプリにてAE/AFロックした状態で撮影しています。本格的なデジカメではないため厳密ではありませんが、参考程度にはなるかと思います。

GENTOS SOL-016B

LEDランタン

 メインランタンとして使用している「GENTOS SOL-016B」はカタログスペックでも暖色600ルーメンと超高性能。ガスランタンにも匹敵するほどの明るさ、とのことです。

 単一を6本使用するため重量があり、サイズも他2機種より大きくなっています。本体価格も高く、単一形アルカリ電池はランニングコストも気がかり。

 底面にビルトインフックがないため、ホヤ(グローブ)を外して逆さまで使うときはカラビナとハンガーフックで吊るす仕様なのが残念ポイント。

SOL-016B vs EX-777XP

SOL-016BとEX-777XPを新品電池で比較

 ルーメンの違いによる明るさを比較するため、新品の単一アルカリ電池を入れて点灯してみました。写真左は600ルーメン、写真右は280ルーメンです。

 とても明るく点灯し「ガスランタンにも匹敵する」という売り文句はあながち間違いでもなさそう。ランタン上部の壁だけでなく前面の電源ボタンやコルクボードまでキレイに写っており、光源としての性能の高さを証明しています。

 電池が新品のときの明るさは「これさえあればガスやガソリンのランタンなんていらないよね」と思うほど十分な光量があり、LEDランタンならではの扱いやすさも良好です。

SOL-016BとEX-777XPを古い電池で比較

 しばらく使用した電池だと明るさはどう変わるか比較してみました。写真右のサブランタンは引き続き新品電池、写真左のメインランタンは既に4泊ほど使用した電池です。

 スペック上は600ルーメンですが、使い込んだ電池だとかなり明るさが落ちています。目視でも280ルーメンのサブランタンより暗くなっていました。

 毎回のキャンプで新品の単一形電池を使うわけにはいかないため、実運用上の明るさとしては600ルーメンの高性能を発揮する機会は多くなさそう。数十回使ってみて感じたのは、電池の残量が徐々に減ってくるとメインランタンとしては暗いかなと。

GENTOS EX-777XP

GENTOS EX-777XPはコスパ最強ランタン

 サブランタンとして使用している「GENTOS EX-777XP」は超ロングセラー商品として価格もこなれており、アマゾンなどインターネット上でも大人気。

 暖色系で280ルーメン、単一電池3本、実用点灯72時間、大きさや重量も手頃、ビルトインフック付きとバランスの良さが最大の魅力です。

 唯一の欠点は本体認識表示灯により、点灯していないときも置き場所がわかるよう一定間隔でランプが光るため電池容量を徐々に消耗していること。ランタン使用後に電池を外すのですが、毎度のことだと結構面倒だったりします。

EX-777XP 2台で比較

EX-777XPをアマループと比較

 EX-777XPを追加購入し同一機種が2台揃ったため、使用する電池の違いによる明るさがどの程度変わるか比較できるようになりました。

 単一電池3本で72時間動作するためランニングコストは悪くないのですが、手持ちの単三充電池だと単一アルカリ電池の代わりになるか試してみました。

 上の写真右が新品単一アルカリ電池3本、上の写真左がアマゾンの単三充電池(通称:アマループ)9本を使っていますが、明るさを比べると全く問題なし!ほぼ誤差の範囲と呼べるレベルでした。

 単三形から単一形に変換する電池スペーサーには何種類かあり、単三1本のものから単三3本まであります。電池スペーサーは単三電池が並列で接続されているため、単三1本と比べ明るさが増すことはありませんが電池の持ちは約3倍長くなるはずです。

EX-777XPを新旧電池で比較

 写真右は新品アルカリ電池、写真左は4泊ほど使用したアルカリ電池です。やはり明るさは落ちていますが、先ほどのSOL-016Bほど急激に暗くなったわけではなさそう。

 実用点灯時間が72時間というスペックは伊達ではありませんでした。これなら多少使い込んだ電池で点灯させてもサブランタンとしては十分と感じます。総じて満足度の高いLEDランタンだと思いました。

GENTOS SOL-036C

LEDランタン3機種の大きさ比較

 圧倒的なコンパクトさを誇る「GENTOS SOL-036C」は3機種の中で一番多機能かつランニングコストに優れているLEDランタン。底面にはビルトインフックも付いています。

 単三電池6本で動作するため利便性が高く、エネループも公式対応されています。暖色系以外にも2色の光を出すことができ、重量がとても軽く子供がトイレに行くとき持たせると便利。

 かつては本体価格が実売5千円台と高く手を出しづらかったのですが、改めてアマゾンで確認すると実売3千円台まで下落してきました。

SOL-036C vs EX-777XP

SOL-036CとEX-777XPを暖色比較

 上の写真右はサブランタンEX-777XPに新品の単一アルカリ電池を入れた場合、写真左は満充電したアマループ6本を入れて暖色系で点灯した場合です。

 スペック上では280ルーメンと160ルーメンとなっており、ほぼカタログ値どおりの差が出ているようです。

 ランニングコストに優れた充電池を使って十分な明るさを出しており、メインランタンとして使うには厳しいもののテント内にぶらさげて常夜灯とするにはピッタリといえます。

SOL-036CとEX-777XPを白色比較

 最も明るくなる白色(昼白色+暖色)はカタログスペックで380ルーメン。やはり280ルーメンのサブランタンと比べると一段明るい印象を受けました。

 暖色系にこだわらないシーンで使うときは明るい白色も悪くないと思います。SOL-036Cは全ての色合いで明るさを他段階調整(ボタン長押しで徐々に暗くなる)機能が付いており、実売価格の下落と共に一層魅力が増えてきた商品です。

LEDランタン一斉点灯!

新品電池のみでLEDランタンを比較

  • メインランタン「SOL-016B」に新品アルカリ電池6本
  • 手持ちランタン「SOL-036C」に満充電アマループ6本
  • サブランタン「EX-777XP」に満充電アマループ9本
  • サブランタン「EX-777XP」に新品アルカリ電池3本

 写真左から上記の通りとなっています。同時に4台点灯してみると非常に室内が明るくなりました。写真にしてみると機種によって微妙に暖色系の色味が異なることがわかります。

 メインランタンが突出して明るいのですが、どうしても燃費が悪くランニングコストはイマイチ。一方で他のランタンは単三充電池でも使えることがわかったため、ランニングコストに優れ本体価格も安くなってきています。

 とはいえアマゾンでは日本メーカーの単一アルカリ電池が1本100円以下で購入できる現状であり、EX-777XPのような電池が長持ちする機種であれば全く不満はありません。

まとめ

LEDランタンをRVBOXに収納

 GENTOSの暖色系LEDランタン3機種の明るさや使い勝手を比較してみました。サブランタン「EX-777XP」は下馬評通りの使い勝手とコストパフォーマンスの良さが発揮され、2台目を購入して良かったなと思います。

 新品の電池を使って点灯したとき600ルーメンの明るさを発揮するメインランタンはとても明るく感じましたが、電池残量が減るに従い暗くなってきてサブランタンに負けてしまうという現状。

 もしファミリーキャンプで使うLEDランタンに迷っているのであればEX-777XPを2台購入することを強くオススメします。もし将来ガソリンランタンを買ったとしても、テント内で使えるLEDランタンが無駄になることはほぼありません!

GENTOS LEDランタン 暖色系3製品
ジェントス LEDランタン エクスプローラー ライトモカ 【明るさ600ルーメン/実用点灯40時間】 SOL-016B
GENTOS SOL-016B
GENTOS SOL-016B

【使用後の評価】
 600ルーメンの明るさはガスランタンの代用品として不満のない明るさ。大きい・重い・ランニングコストが高め・本体価格が高め・逆さで吊り下げるのが面倒など使い勝手の悪さが目立つ。これ1台買うならEX-777XPを2台買うほうがキャンプでは便利。

ジェントス LEDランタン エクスプローラー プロフェッショナル 【明るさ280ルーメン/連続点灯72時間】 EX-777XP
GENTOS EX-777XP

GENTOS EX-777XP

【使用後の評価】
 LEDランタンの超定番商品だけあってコストパフォーマンスの高さとバランスの良さが大きな魅力。エネループやアマループでも不満のない明るさ。欠点はキャンプ場で使っている人が多いのと点灯していないときも電池を消耗していること。

ジェントス LEDランタン エクスプローラー ライトモカ 【明るさ380ルーメン/実用点灯14時間】 SOL-036C
GENTOS SOL-036C
GENTOS SOL-036C

【使用後の評価】
 コンパクトかつ多機能。ランニングコストの低さと実売価格の下落もあって人気急上昇中。暖色のみで比較すると暗めだが白色は不満のない明るさ。欠点の少なさはEX-777XPにも勝る一品。EX-777XPを2台とSOL-036Cを1台の組み合わせはイチオシ。