2016年のゴールデンウイーク終盤は、初夏のバーベキューの予約と下見を兼ねて「坂田ヶ池総合公園キャンプ場」に行ってきました!
公園内には子供が喜びそうな遊具の数々、規模は小さいながらも設備の整った格安キャンプ場、釣りを楽しめる大きな池、ピクニックを楽しめる芝生広場が揃っていました。
成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場からクルマで30分程度の場所にあり、手軽にファミリーキャンプを楽しむことができる「坂田ヶ池総合公園」を紹介します(^^)
この記事の目次
坂田ヶ池総合公園とは
坂田ヶ池総合公園は千葉県成田市にある大きな公園。豊かな自然や水と親しめる憩いの場として公園内がキレイに整備されており、家族連れを中心に休日はとても賑わっています。
メインエントランスを抜けて駐車場にクルマを停め、シェードの張れる広場を目指して歩いていくと斜面広場周辺に吊り橋やローラー滑り台があります。管理棟へ向かう坂道が日陰になっており、クルマを縦列駐車している方もたくさんいました。
斜面広場の右の高台にはキャンプ場、左の高台にはたくさんの遊具。管理棟の奥には中央広場や芝生広場、池に架かる浮き橋など色々な遊び場があり、家族みんなで楽しめそう!
成田市はバーベキュー天国!?
本記事を書いた2016年5月現在、千葉県北西部の野田市(代表的な場所は通称NSPこと野田市スポーツ公園)が火気使用禁止になる見込み、との報道がありました。
都内から少し遠くはなりますが成田市の市営公園は(一部を除き)バーベキューが禁止されておらず、ルールを守れば自由に楽しむことができます!以下の内容は成田市のホームページから抜粋したものです。
成田市では、一部の公園を除き公園内でのバーベキューを認めています。他の公園利用者や近隣にお住まいの方々の迷惑にならないよう、マナーを守った利用をお願いします。
- 直火(たき火)での実施は禁止です。コンロ等を使って下さい。
- 灰や食べ残しなどのゴミはお持ち帰り下さい。
- 大きな声や音を出さないでください。
- 飲酒については禁止ではありませんが、マナーを守るとともに、飲酒運転は絶対に行わないで下さい。
- 火気を使用しますので、安全な場所で行って下さい。
出典:成田市ホームページ
ただし坂田ヶ池総合公園にはキャンプ場が併設されていることもあり、芝生広場などで火気を使うことができません。ついでに千葉県北西部の自治体がどうなっているか、柏市・松戸市・市川市のホームページを調べてみると
- 柏市「公園内では火気の使用を禁止しています。バーベキューや花火など火気の使用はできません。」
- 松戸市「バーベキュー等の火気使用は禁止です。」
- 市川市「市川市の公園・緑地・児童遊園地では指定された場所以外でのバーベキューは禁止しています。」
となっており、一部の公園やバーベキュー場を除き、公園でのバーベキューが禁止されていました。成田市のように住民のモラルと自主性に任せる自治体は減ってきているようです。
坂田ヶ池総合公園キャンプ場
坂田ヶ池総合公園キャンプ場(以下、坂田ヶ池)は小さな子供を連れて手軽にファミリーキャンプを楽しむことができる場所。
案内図によると坂田ヶ池は区画サイトが全27ヶ所、うちカマドやテーブルセットがある特別テントサイトが7ヶ所となっています。特別テントサイト以外の20ヶ所はキャンプ場によくある一般的な区画サイトですが、サイトが長方形(かなり縦長)となっていました。
クルマを横付けできるようなオートキャンプ場ではなく、少し離れたキャンプ場利用者優先の駐車場に停めて荷物を区画サイトまで運びます。
管理棟近くにリアカーの無料貸し出しもありますが、もし可能であればキャリーワゴンのようなものがあると荷物の持ち運びが便利かもしれません。
坂田ヶ池はキャンセル料(予定日の変更も)が比較的早い段階からかかるため、あらかじめ注意が必要です。ちなみにキャンプ場内は犬などのペットが来場禁止となっています。
サイトの雰囲気
午前9時~午後4時と午後4時~午前9時でキャンプ場利用料金が発生するシステムですが、市内在住者(+在勤者)であれば1枠あたり大人200円、子供100円という破格値!
例えば土曜日の午前9時にチェックインし日曜日の午後4時にチェックアウトするような1泊2日のファミリーキャンプだと連続3枠を予約します。
大人2名+子供2名の計4名で1サイト(連続で3枠分)を予約した場合、成田市内在住者だと合計1800円。市外だとしても50%増しの合計2700円と格安です。
坂田ヶ池の地面は土と雑草であり、ペグの抜き差しは良好。テント付属のプラスチックペグやジュラルミンペグでも対応可能だと思います。
隣の区画とは木々でセパレートされているのではなく、番号の柱を中心に両サイドは白とグリーンの柱までとなっており、縦長でそれほど大きな区画ではない割に窮屈さを感じにくくなっています。
坂田ヶ池総合公園内は場所によって出来ることが決まっており、焚き火や花火などはキャンプ場内であればOKですが、斜面広場や芝生広場などキャンプ場外はNGとなっています。
管理棟近くには炭や灰を捨てる場所がありますが、生ゴミや缶ビンなどは全て持ち帰りとなるためキャンプの持ち物には注意が必要です。もちろん直火は禁止。
なおサイトと管理棟のあいだには自動販売機(ジュースやアイス)が設置されており、500mlのペットボトルもセブンティーンのアイスクリームも160円とそこそこ良心的な価格設定でした(^^)
水まわりをチェック!
サイトの雰囲気と共に、誰もが気になる箇所をチェック!水まわりがイマイチだと女性陣から不評なので、キャンプ場を選ぶときトイレや洗い場など十分に確認しておきたいところ。
事前に下調べせず(PICA系列なら高規格だろうと)パディントンベア@相模湖に行ったら、意外にも低規格なキャンプ場でビックリした思い出が(苦笑)
坂田ヶ池のトイレや洗面所はとても良く清掃されており、十分キレイな水回りだといえます。高規格キャンプ場というほどのレベルではありませんが、利用料金が安いことを踏まえると十分満足できるレベル。
東京都内の公園キャンプ場としては「若洲公園キャンプ場」がありますが、若洲公園と比べると坂田ヶ池のほうがトイレや洗面台は清潔だと感じました。
坂田ヶ池の炊事棟は水が出るのみで、流し台を見渡してもお湯がでる蛇口はありませんでした。お湯が出ないというのは寒い季節だと少し厳しいかもしれませんが、暑い季節であれば大きな問題ではなさそうです。
炊事棟にはキチンと屋根もあり日差しを遮ることができ、洗い終わったものを一時的に置いておく作業台もありました。総じてNSPこと野田市スポーツ公園より充実した水まわりです。
坂田ヶ池にはトイレ棟のすぐ近くにコインシャワーがあります。管理事務所で1回100円(3分間)でコインを交換してもらい利用します。もしコインが残ってしまった場合は払い戻しにも対応してもらえるようです。
タオルやシャンプーなどは一切ないため要持参。コインシャワーの利用時間には決まりがあるため注意が必要とはいえ、シャワー設備があるだけでありがたいことです。
プレイスポットをチェック!
暑い季節になると子供達が入りたくなるじゃぶじゃぶ池。水深がとても浅く幼児でも安心して遊ばせることができます。
緩やかな斜面を使って川のように流れており大人も足だけ浸かって涼みたくなりますが、いかんせん近くに日差しを遮るものがほとんど無いため少し厳しいかも(^^)
ローラー滑り台
キャンプ場のすぐそばにあるプレイスポット、ローラーすべり台。休日ともなれば子供達の大行列ができる人気遊具です。
ローラー滑り台にそのまま座ると滑りが悪く(特に大人は)お尻が痛くなるため、下に敷くプラスチックのソリ(スカイボート)もしくは段ボールを持ってくると安心!
やはり近所の公園にあるすべり台とは距離も迫力も異なり、子供達は繰り返し何度でも乗りたくなるようで毎回並んでは楽しそうに滑っていました。
ちなみに茨城県北部にある大子広域公園のローラーすべり台のほうが桁違いに大きく、しかも結構な角度がありジェットコースタークラス!高規格キャンプ場「グリンヴィラ」は予約を取りにくいのが難点ですが(^^)
龍の道(吊り橋)
ローラー滑り台のすぐ隣には吊り橋「龍の道」があります。これを渡ると斜面広場の反対側に行くことができ、子供用の遊具がたくさんある「森の遊び場」に到着します。
小さな子供達でも十分楽しめるアスレチック的な遊具やすべり台、ターザンごっこなど多くの遊具が配置されており、適度に木々もレイアウトされているため夏でも休憩しながら楽しめそうです。
坂田ヶ池総合公園はその名の通り「池」があり、斜面広場周辺からメイン駐車場近くまでのエリアでは釣りを楽しむことが出来ます。外来魚以外の釣った魚は放流(リリース)が必要とのことでした。
近隣スポット:房総のむら
坂田ヶ池総合公園に隣接する参加体験型の県立博物館「房総のむら」は、笑い飯の持ちネタで有名な奈良県立歴史民俗博物館の千葉県版。正しい施設名称は「奈良県立民俗博物館(途中に歴史が付かない)」みたいですが(笑)
坂田ヶ池でファミリーキャンプした帰りに教育も兼ねて房総のむらに立ち寄る、というのがよくあるパターンのようです。県立の施設だけあって入館料は格安です。
まとめ
坂田ヶ池総合公園には芝生広場や遊具だけでなく設備の整ったキャンプ場が併設されており、大人から子供まで大満足なファミリーキャンプができるかも!
市営公園らしく料金は格安。クルマを横付けできない、ゴミは持ち帰り、お湯が出ないなどの欠点はありますが、近場で手軽にキャンプを楽しみたいなら「坂田ヶ池」は十分候補に入るかと思います。
同じ成田市にある「成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場」はフリーサイトが中心となっているため、区画サイトでテントとタープを同時に張れないというような苦労はありません。初心者向けとしては坂田ヶ池より成田ゆめ牧場のほうがイチオシです(^^)