手頃な価格でしっかり使える初心者向けテントを厳選してみました。いずれもエントリーモデルですが、安かろう悪かろうではなく、設営しやすく居住性の確保された名品ばかり!
この記事の目次
タフドーム/3025
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- メーカー:コールマン
- 種類:ドーム型テント
- 寝室:300cm×250cm(長方形)
コールマンのタフドームシリーズは圧倒的なコストパフォーマンスが魅力の家族向けテント。このクラスのドーム型テントを2万円強で買えてしまうことに驚きを禁じ得ません!
ただ安いのではなく、フレームの端がしっかりピンに刺さって抜けにくいアシストグリップ、風速10m以上にも耐えられる強度、大雨でも平気な耐水圧2000mmなど優等生そのもの。
スタートパッケージがお得
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タフドームを買うならテント単品ではなく「スタートパッケージ」というインナーシートとグランドシートがセットになったものが絶対にオススメ。
インナーシートはテントの中に敷いて地面の凸凹を軽減するもの、グランドシートはテントの下に敷いてテント本体を守ったり防水効果を高めるもの。
いずれもオプション品も単品で買うよりもまとめて買ったほうがお得。社外品で安く済ます作戦もありますが、純正品のほうがジャストサイズで扱いやすいです。
タフドームのバリエーション
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タフドームシリーズはグリーンの3025以外にも、様々なサイズやカラーが用意されています。2018年の新型モデルは遮光性能に優れた「プラス」です。
- タフドーム/3025(バーガンディ)
- タフドーム/3025+(ホワイト&ブラック)
- タフドーム/240(ベージュ)
- タフドーム/2725(ベージュ)
更に安い価格でBCクロスドーム270が販売されていますが、耐水圧が下がっていたりフレームが弱くなっていたりコストダウンされていてイマイチ。タフドームのほうが安心感あります!
タフワイドドームIV/300
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- メーカー:コールマン
- 種類:ドーム型テント
- 寝室:300cm×300cm(正方形)
個人的にキャンプ初心者にイチオシなのがタフワイドドーム。デザインはタフドームによく似ていますが、身長175cmの自分が立って着替えることができる広い空間があります。
タフワイドドームは4人家族だと広々、5人家族だとジャストサイズです。タフドームと同じくテント本体に加えインナーシートとグランドシートがセットになったスタートパッケージがお買い得!
タフワイドドームのバリエーション
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- バーガンディ(廃盤)
- オリーブ(Amazon別注)
- ブルー(インディゴレーベル)
- グレー(ゼビオ別注)
- オリーブ/サンド(2018秋冬モデル)
タフドームが発売されるまでコールマンの主力テントであったタフワイドドームには様々なカラーが用意されています。ゼビオ別注のグレーはヴィクトリアスポーツやエルブレスでも売っています。
Amazon別注のオリーブや2018年秋冬モデルのオリーブ/サンドは、ヘキサタープとのセット販売です。イエローのロープも他のキャンパーと被りにくくインパクトがありますね。
ヴォールト
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- メーカー:スノーピーク
- 種類:トンネル型テント
- 寝室:285cm×220cm(台形)
スノーピークのヴォールトは大流行中のトンネル型テント。アメニティドーム一辺倒だったエントリーラインに加わった2018年の新製品です。
一般的なドーム型テントよりもフレームの本数が少なく、設営手順がシンプルでわかりやすい。インナー吊り下げ式は雨のときインナーテントが濡れずに済むため便利です。
ヴォールトにはサイズやカラーのバリエーションはありません。インナーテントのサイズからして5人家族には狭いかもしれません。
エントリーパックTTがお得感あり
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ヴォールトとヘキサタープとポールと小川張りテープがセットになった「エントリーパックTT」はスノーピークユーザーの自分からすると考えられない価格帯の製品。
もしこれからキャンプを始める立場だったら、たとえ数千円予算オーバーしても細かく考えずに値段とデザインでエントリーパックTTを買っていたかも!?
ヴォールトは高品質・高機能・高価格の3高が主流のメーカーにしては手頃な価格が設定されており、クオリティもなかなかのもの。簡単に抜け出せないスノピ沼へようこそ(^^)
アメニティドーム
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- メーカー:スノーピーク
- 種類:ドーム型テント
- 寝室:270cm×270cm(正方形)
スノーピークを代表する製品の1つ、エントリーモデルのアメニティドームM。キャンプ入門者向けのテントとして定着しているだけでなく、中級者にも利用者の多いテントです。
テントの高さを意図的に低くしているため居住性は少し劣るものの風や雨に非常に強く、背の低い人でも立てやすくなっています。設営手順のポイントは以下の記事にまとめました。
アメニティドームのバリエーション
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アメニティドームは2018年夏時点で全4種類。Sサイズ、Mサイズ、Lサイズの大きさ違いに加え、創業60周年記念モデルとしてPro.Mが販売されています。
ソロもしくはデュオであればSサイズ、3~4人家族であればMサイズ、5人家族であればLサイズがおすすめ。Pro.Mは一部のユーザー以外、無理して買う必要がないテントです。
4人家族はMかLか迷うと思いますが、両サイズを買って使ってみた結果、Mサイズで十分。テントは寝る場所と考えれば小さいほうが設営しやすく、荷物もちゃんと収まります。
タフスクリーン2ルームハウス
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- メーカー:コールマン
- 種類:2ルームテント
- 寝室:320cm×230cm(6角形)
コールマンのタフスクリーン2ルームハウスは製品名の通り、1張りで寝室とリビングの2部屋ができるテント。この値段でしっかりとした2ルームテントが買えてしまうのが驚き!
タフドームやタフワイドドームより値段は少し上がってしまいましたが、タープを買わなくても済むし、キャノピーポールが付属しているから側面を跳ね上げて屋根を増やすのも容易。
強いて言えばの欠点は寝室部分にスカートが付いていないため冷気が入り込みやすいこと、寝室部分が特殊な形状をしているため純正オプション以外のマットやシートが合わせにくいこと。
ラウンドスクリーンとの比較
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ラウンドスクリーンとタフスクリーン。似た名前の2ルームテントが併売されているけど、どちらを選べば良いかと聞かれたら、120%タフスクリーンをおすすめします!
両方立ててみて感じたこととしては、1人でフレームを組み立てたりテントを立ち上げたりするとき、ラウンドスクリーンはなかなか大変。
フレーム構造の違い、重量の違い、アシストグリップの有無など新型のタフスクリーンは設営するときラウンドスクリーンよりだいぶ余裕がありました。
タフスクリーンのバリエーション
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タフスクリーン2ルームハウスもタフドームやタフワイドドームと同じく、色違いが用意されています。ワインレッド、白黒、オリーブサンドです。
いずれもベースモデルより値段が上がってしまうため予算内に収まらない可能性がありますが、もし好みの色があれば迷わずに買うべき。妥協すると後悔するのがキャンプ道具(^^;)
まとめ
対面やSNS、問い合わせフォームなどで「ファミリーキャンプのテントについて教えてください!」と相談を受けることがあり、実際の設営経験を踏まえ選んでみました。
それっぽいキーワードでググってもおすすめテント30選とか”選”の意味が理解不能なキュレーションが幅を利かせてネットを荒らしていて迷惑極まりないです。
ライターは本当に実物を目で見て触って確かめて選んでるの?おっと…半分愚痴のような本音が漏れましたが、今回挙げたテントはいずれも価格と性能のバランスに優れた製品です!
見た目に優れたものは(衣服も宝飾品もそうですが)総じて値段はお高め。いかにもフォトジェニックなテントは概ね15万円~20万円くらいが主流かと思います。
いざ5万円以内でテントを探そうとすると機能性は優れていても、デザインや個性などが期待値を下回り、ある程度目をつぶらなくてはならないかもしれません。
キャンプ場で見かける数(≒初心者に人気がある)を気にせず、テントの立てやすさと寝室部分の居住性をランキングしてみました。テント選びの参考になれば幸いです(^^)
立てやすさランキング
- ヴォールト
- タフドーム/3025
- アメニティドーム
- タフワイドドームIV/300
- タフスクリーン2ルームハウス
寝室の居住性ランキング
- タフワイドドームIV/300
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