ミニバンの天井にスマートバーを取り付けて積載量アップ

TERZOスマートバーフレックスタイプで積載量アップ

 背の高いミニバンは車内空間が広くて快適。キャンプや釣り、ウインタースポーツ等で一時的に荷物が増えるときだけ2列目や3列目の頭上を有効活用したい。

 積載量アップを目指し、旧愛車の後部座席にインテリアバーを設置していましたが、新愛車にはテルッツォのスマートバーフレックスタイプを取り付けてみました。

 インテリアバーよりも耐荷重に優れ、段差や振動で外れにくく、バーの高さを細かく調節可能。使わないときは天井を這わせて邪魔にならない優れものでした。

車内キャリアで積載量アップ

トランクルームの天井収納はインテリアバーを活用

 旧愛車フォレスターで使っていたインテリアバーは、後部座席のハンドグリップに引っ掛けるだけで取り付け可能。使わないときはハンドグリップから外すだけ。

 現在はトランクルームの天井収納を作るため、スチールラックに取り付けてマットやスノコを載せています。1本1,000円ほどで購入でき、コスパは極めて良好。

関連記事
キャンプ道具の収納場所に3畳のトランクルームを借りてみた
増えすぎたキャンプ道具をマンションから追い出すべく、屋外型のトランクルーム「ハローストレージ」を借りてみました。メタルラックや頑丈収納ボックス、インテリアバーを組み合わせ、3畳のアウトドア趣味部屋にお引越し完了。

インテリアバーの弱点

カー用品店で売っているインテリアバー

 3列目がないSUVでは前後取り付けパーツを用いてインテリアバーを2本取り付け、キャンプ道具を積んでいましたが、3年以上使ってみて、いくつか弱点がありました。

  • 後部座席の頭上が狭くなる
  • 後方視界が悪くなる
  • 耐荷重が5kgしかない
  • バーの高さを調節できない
  • 前後の間隔を調節できない
  • 振動や段差で外れることがある
関連記事
キャンプ用品の車載対策!インテリアバーで後部座席の頭上を有効活用
キャンプ用品の積載問題を解決すべく後部座席の頭上にクレトムのインテリアバーを設置しました。ルーフボックスとの組み合わせで中型ミニバン並みの車載容量を確保できたはず!

TERZOスマートバー

テルッツォのスマートバーフレックスタイプの説明書き

 インテリアバーの弱点を克服できる便利アイテムがないか物色していると、TERZOのスマートバーを発見。既存のハンドグリップを使うのはインテリアバーと同じ。

 スマートバーにはベーシックとフレックスがあり、取り付ける向きを上下に変えるのがベーシック、回転させることで高さを自在に変えられるのがフレックス。

 新愛車ステップワゴンの天井はフォレスターとは比べ物にならないほど高く、車内キャリアを設置しても頭上に余裕があり、子供達の身長が伸びても問題なさそう。

関連記事
ミニバンに乗り換えたらキャンプがもっと手軽になった
フォレスターからステップワゴンに乗り換えました。狭い駐車場でもドアを開けやすく、後部座席のスライドやリクライニングができ、車内空間が広く、キャンプ道具をたくさん積めるようになりました。ハイブリッドの燃費も期待通りでした。

スマートバーを取り付けてみた

スマートバーフレックスタイプの付属品

  1. スマートバーを組み立てる(仮組み)
  2. ハンドグリップに保護ラバーを貼る
  3. ステーを上向きで取り付ける
  4. ネジを締めて本組みする

 大まかな設置手順は上記の通り。約45分で2列目と3列目にスマートバーを取り付けできました。締め付ける際に7mmのスパナがあると作業しやすかったです。

 ハンドグリップにしっかり固定されるため、振動や衝撃で落ちることはなさそう。取り付け位置が後ろになったことで2列目に座る子供達の視界を遮ることもなくなりました。

ステップワゴン固有の問題

ステップワゴンのハンドグリップにスマートバーを取り付け

 ステップワゴンの2列目のハンドグリップは、取り付け位置が3列目よりもやや高め。ステーを上向きで取り付け、一番上にしようと回転させると、バーの両サイドが天井に接触。

 3列目は上向きのまま2列目だけステーを下向きにする作戦もありますが、試してみるとスライドドアで出入りするとき頭上が気になる。2列目の360度回転は諦めましたorz

バーを取り付けたときの実測

2列目と3列目にスマートバーフレックスタイプを設置

 以下の実測値は、ステーを上向きに取り付けた状態でバーを回転させ、バーの中央と天井の距離を測ったものです。ちなみに前愛車では約16cmでした。

ステハイ実測 2列目 3列目
一番上
(バー収納時)
約3cm 約5cm
中間 約12cm 約14cm
一番下
(バー使用時)
約21cm 約23cm

 バーの間隔は、最も近づけたとき約52cm、一番下に下げたとき約70cm、最も遠ざけたとき約88cm。前愛車では前後取り付けパーツを用いて約55cmでした。

スマートバーに載せるキャンプ道具

スマートバーを一番下に下げてチェアやスノコを積み込む

  • ハイバックチェア2脚
  • ローチェア2脚
  • コット1台
  • スノコ
  • インナーマット
  • シュラフ2個

 キャンプに出かけるときはスマートバーを一番下に下げ、上記の荷物を収納しています。これだけ積んでもびくともせず、積載量はかなりアップしたように感じられます。

 キャンプ場に着いたらすぐに降ろしたい荷物ではなく、いずれも軽くて長くてかさばるもの。子供達いわく、天井に物があっても全く違和感なかったとのことでした。

ラゲッジネットで落下防止

テルッツォのラゲッジネットで落下防止

 フレックスタイプは荷物を積んだあと、バーを回転させるようにして持ち上げると、天井との隙間がなくなって密着し、荷物がずれ落ちにくくなります。

 とはいえ、前車よりもバー同士の間隔が15cmほど広がり、ローチェア30でもギリギリ。万が一落ちてきたとき大怪我しないよう、ネットを張って対策しています。

まとめ

スマートバーはフレックスタイプがおすすめ

 ステップワゴンの天井にテルッツォのスマートバーを取り付けてみました。チェアやマットなどかさばる荷物を載せることで、積載量アップに大きく貢献してくれました。

 工具を使わずに高さを多段階に調節でき、使わないときは上向きにして天井を這わせ、使うときだけ下向きにして荷物を載せる。釣り道具など他にも用途は色々ありそう!

 インテリアバーより値段は上がりましたが、かなりの高性能で大満足。車内キャリアは天井の低いSUVより天井の高いミニバンのほうが効果を得やすいと感じました。