千葉県南東部を走る「いすみ鉄道」。全線が非電化・単線のローカル線で、東京から近いためテレビやCM撮影等にもよく使われています。
そんないすみ鉄道の第二五之町踏切は、踏切の前で夜空を見上げるように撮影すると「踏切と星空だけの星景写真」を撮れる場所として人気があります。
上の写真は対角魚眼レンズを付けて赤道儀で追尾撮影したものをインスタのフィルターっぽく加工してみたお遊びです。近くて、それなりに撮れて、楽しめますね!
第二五之町踏切で星空撮影
まずはじめにお断りです。少し土地勘がありまして、撮影地の近くにあった「メディアパーク」というお店に、昔よくミニ四駆やゲームソフトを買いに来ていました。
大人になって星空を撮るようになり、まさかこんな身近な(ほぼ地元民的には、ありふれた光景の)場所が人気撮影スポットだったとは…と驚いています!!
いすみ鉄道の公式動画で2分20秒あたりに通過する場所が第二五之町踏切です。私はほぼ星空ですが、一般的には菜の花や電車を撮る方が多い場所とのこと。
第二五之町踏切の正確な場所
2021年4月時点で第二五之町踏切はGoogleマップに地点登録されていません。国吉駅と上総中川駅のほぼ中間にあり、いずれの駅からも徒歩20分程度かと思います。
第二五之町踏切の正確な位置については、上の地図にピンポイントで印を付けています。大まかな位置で初期表示されますので、ズームすると正確な位置がわかります。
徒歩で撮影に向かう場合、国吉駅で降りた方が途中にコンビニがあって便利。菜の花を撮るなら上総中川駅近くの大野入口交差点付近が有名撮影スポットです。
踏切と星空のみが重宝される理由
- 東京からクルマで約1時間半
- 電線も遮断機も警報機もない
- 見上げる位置に踏切の標識がある
上記3つの理由で第二五之町踏切が重宝されていると推測します。標識だけの踏切は地方に行けば多数ありますが、東京近郊で星も撮れるとなると珍しいかもしれません。
特に星景写真を撮る場合、前景となる対象物が低い位置にあると星空と一緒に収めづらく、第二五之町踏切のような少し見上げる撮り方は大歓迎です。
周囲の暗さはあまり期待できない
第二五之町踏切周辺はそれほど暗くはありません。一帯は田畑ですが、南側に民家や道路があるため夜でも明るく、離島や山頂のような真っ暗闇は期待できません。
夜空については京葉工業地域のある西側が明るくなっています。南側や東側は比較的暗く、南東方向に撮りたい星座や天の川があるタイミングがベストかと思います。
東京から最短1時間15分の星空撮影スポットですが、交通アクセスにやや難がありカメラ初心者に優しいとはいえないため、あえて5選には入れませんでした。
冬の星空撮影は密にならず快適
第二五之町踏切は星空を撮れる人気撮影スポットと聞いており、密にならないか心配していたのですが、2時間ほど滞在して自分以外誰もいませんでした。
撮った時期が冬だったため濃い天の川が出ておらず、冬のダイヤモンドと踏切を撮ってみたものの、さすがに加工しないと西側(写真右下)の光害がなかなか手強い…
いすみ鉄道と接続する小湊鉄道にも第二五之町踏切に匹敵する撮影場所がありそうな予感。面白そうなスポットが見つかれば随時追加していこうと思います。