クラウドファンディングサイト「Makuake」で目標金額の約34倍、1,000万円以上集めた焚き火台「KUBERU」をソロキャンプやデュオキャンプで使ってみました。
国産のオールステンレス製で強度は全く問題なし。斜めに薪をくべる焚き火台はユニークなデザインだけでなく、位置と間隔を調節できるゴトクを用いて調理もできます。
これまで大小さまざまな焚き火台をキャンプで使ってきましたが、組み立ての手軽さと燃えかすの捨てやすさ、薪を適当に置ける点はKUBERUの大きな魅力と感じます。
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TOKYO CRAFTS「KUBERU」
キャンプシーンでいかに美しく炎を楽しむことができるのか。私たちは試行錯誤した末に、「ナナメ」に傾いた焚火台に辿り着きました。焚火台KUBERUはTOKYO CRAFTSが手がけ、こだわり抜いた初のプロダクトです。
出典:TOKYO CRAFTS
TOKYO CRAFTSの焚き火台「KUBERU」をハロウィンキャンプで開封&火入れ。親子デュオのため自分が主に組み立てと撮影、着火や薪の投入は小学生の娘が担当です。
少ないパーツ数で組み立ては簡単
KUBERUのパーツは全4点。全てステンレス鋼板(SUS304)で、左から本体(火床)・ゴトク・本体(脚部)。これらの他に取扱説明書が付属しています。
ゴトクは必要なときのみ使います。純粋な焚き火台としては本体(火床・脚部)の2点を合体させるだけ(隙間に差し込むだけ)の簡単な組み立て方法となっています。
ステンレス焚き火台の初回使用
KUBERUに限らずステンレスの焚き火台を初めて使うときは手袋をしたほうが良いです。素手で触った箇所が加熱されると、付着した皮脂(指紋)がくっきり目立ちます。
一度跡がついてしまうと洗っても落ちません。怪我の防止も兼ね、軍手や革手袋を使って開封・組み立てされることをおすすめします。二回目以降は素手でも大丈夫です。
火床の強度と効果的なスリット
KUBERUは本体(火床)に薪を直置きするため、太い薪の重さと焚き火の強火力に負けない作りとなっているかチェック。火床を手に取るとずっしりとした重さがあります。
ゆがみやぐらつきはなく、厚さ2mmのステンレスは強度十分。底や側面に細いスリットが複数開けられており、空気を取り込んで燃焼しやすくする効果がありそうですね。
脚部を差し込むと火床が斜めに
脚部を差し込んで地面に置いてみると、ゴトクをセットする面が平らになる一方、薪を置く面が斜めになりました。なお焚き火台の傾斜(角度)は変更不可でした。
これまでなかったタイプの焚き火台なので見た目はとにかく新鮮。大勢で四方から囲むより、焚き火台の正面から少人数で眺める使い方がメインになるかと思います。
適当に薪を並べても着火しやすい
太い広葉樹薪をキンドリングクラッカーで細くしてKUBERUの上に適当に並べ、トーチで着火してみました。前日からの雨で湿度が高かったものの着火はとてもスムーズ。
一般的な焚き火台だと薪の置き方(組み方)に多少コツがあり、初心者がうまく着火できない原因の一つになっているのですが、KUBERUは何も考えずに薪を並べるだけ。
斜めに置いた薪は燃焼効率が良い
適当に置いてもほぼ全ての薪が斜めになるため、下から取り込まれた空気(酸素)の力を借りて、傾斜に沿って斜め上に炎が燃え広がっていく様子が見て取れました。
水平に置いてある薪は燃え広がりにくく、縦向きになるほど燃えやすくなるのと同じ原理ではないかと思います。薪を適当に置ける手軽さはKUBERUの魅力の1つです。
炎の形にこだわるなら工夫が必要
同じ日に同じ薪を用いてスノーピークの焚火台Mを使ってみると、炎の形に大きな違いがありました。KUBERUは上の写真のように真っ直ぐ高く炎を上げるのはやや苦手。
ある程度キャンプ経験を積むと薪の置き方で炎の形や高さを調整できるようになるのですが、KUBERUの斜め形状だと井桁やティピー型に薪を組みにくく感じました。
ゴトクの位置で火力を調整可能
KUBERUの上部に付属のゴトク2枚を差し込み、ユニフレームのキャンプケトルを置いてみました。満水状態で2kg以上あってもゴトクの不安定さは全く感じません。
私の使い方だとゴトクの位置が焚き火台の奥(上の写真だと右)になるほど火力が弱く、焚き火台の手前(上の写真だと左)になるほど火力が強く感じました。
使用後に灰や燃えかすを捨てやすい
KUBERUは撤収日に灰や燃えかすを捨てるとき、大きいチリトリのような形をしているため灰捨て場までそのまま持ち運んでポイっと捨てることができます。
スノーピークの焚火台(と炭床)は持ち運ぶとき形状が安定しないので隙間からポロポロこぼれたりするんですよね。ただしどちらも相応に重いので腕は疲れます。
湖畔ソロでオブジェ的に使ってみた
片方向からの見栄えが良いKUBERUを湖畔でのソロキャンプでオブジェ的に使ってみました。息が真っ白になるほど寒い季節にテント内からぼーっと眺める炎は最高!
デュオやソロで合計20時間ほど焚き火しても歪みや凹みはありません。薪も数種類試し、一般的な長さである30〜40cmの薪をはみ出さずに乗せることができました。
まとめ
- 組み立てと片付けがわずか数秒で済む手軽さ
- ただ真っ直ぐ薪を置くだけ(薪の置き方に悩まない)
- 着火しやすいだけでなく薪の燃焼効率も良い
- 30時間ほど焚き火しても凹みなし(強度は十分)
- 調理するときゴトクの位置と間隔で火力を調整しやすい
- 灰や燃えかすを捨てに行きやすい形状(重さはある)
- 本体重量があるためウルトラライト(UL)キャンプには不向き
- 薪の組み方で炎を自在に操るには不向き(本体が斜めなので)
- 焚き火台を四方から囲むようなグループキャンプには不向き
- 純正の収納袋が存在しない(別売りでも構わないのでケース希望)
斜めに薪をくべる焚き火台「KUBERU」。少人数キャンプで焚き火や熾火調理を楽しむとき使い勝手が良いと感じました。気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
公式サイトTOKYO CRAFTS「KUBERU」