キャンプ用品の車載対策!インテリアバーで後部座席の頭上を有効活用

アマゾンから届いたインテリアバー

 ファミリーキャンプが楽しくなってきて徐々にキャンプ用品を買い揃えていくと、必ずといっていいほどぶち当たる「荷物がクルマに入りきらないんですけど!」という壁。

 キャンプ道具の積載問題を少しでも解消すべく、クルマの上にルーフボックスを載せたり後部座席の足元に収まるようクーラーボックスを小さくしたり、色々と対策を取ってきました。

 より多くのキャンプ道具を積み込めるよう車内の積載スペースを拡張するため、後部座席の頭部にインテリアバーを導入してみました。

キャンプ道具の積載問題

フォレスターのトランクがスカスカ

 ファミリーキャンプを始めた当初はテントや寝袋、テーブルやイスなどしか無く荷物も少なかったはずなのに、コットやキッチンスタンド、ツーバーナーなどの装備が増えてくると車内への積み込みに苦労するようになってきました。

 例えばハイエースのような大型バンに乗っていれば積載問題を気にしなくて良いかもしれませんが、国内全体から見ても大型車に乗っている人は少数派。

 ミニバンならまだしも、我が家のような中型SUV(ハリアー、エクストレイルなど)に乗っているとキャンプ用品の積み込みは非常に厳しい状況と言わざるを得ません。

ルーフボックスの導入

ルーフボックスに満載

 前車レガシィツーリングワゴンでファミリーキャンプに出かけていた2015年春、徐々に増えてきたキャンプ道具を積み込めるようコスパに優れたルーフボックスを買いました。

 クルマの天井に載せるルーフキャリアにも様々なタイプがあり、あれこれ考えて両開き出来てサイズの大きなイノーのルーフボックスを選択。

 ルーフラックとRVBOXのほうが総積載容量は上かもしれませんが、荷物を載せたときの見た目がイマイチかも!?ということで検討候補から外しました。

ルーフボックスに茶色い収納袋が満載

 ルーフボックスをそのまま流用した現在、次のようなキャンプ道具を載せています。2ルームではなくリビングシェルで出撃するときは、ルーフボックス内に余裕が出来るため追加で毛布や衣類を載せています。

  • 2ルームテント
  • ヘキサタープ
  • 各種ポール
  • パイルドライバー
  • 収束型チェア2脚
  • シュラフ4個
  • 水タンク(ウォータージャグ)
  • レジャーシート

 これだけの荷物がラゲッジスペースやサブトランクから無くなるだけでかなりの余裕が出来るはずでしたが、余裕が出来ると新しいキャンプ道具が欲しくなるという負の連鎖中(^^)

クーラーボックスのコンパクト化

 キャンプ道具をコンパクト化するか積載容量を増やすかの2択となり、まずは大物であるクーラーボックスを「マックスコールド」から「マリーンウルトラ」にダウンサイジング。

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後部座席の頭部に空きスペース

 これ以上ルーフに載せるのは難しく、空いたスペースは無いかと車内をじっくり見渡してみると、後部座席の上部だけ空間を上手く活用できていない!

 ディーラーオプションで何か解決できるか探してみてもイマイチ。社外品で安くて面白そうなものが無いか探してみると、クレトムのインテリアバーなる商品があることがわかりました。

クレトムのインテリアバー

クレトムのインテリアバー

 クレトムのインテリアバーは、後部座席の頭上にある車内空間を活かすために設置する「つっかえ棒」のようなアイテム。内装を傷めることなく後部座席ドア上部にあるアシストグリップに引っ掛けて使う便利なカー用品です。

 ミニバンのような3列シートであればアシストグリップが2列目と3列目にあるためインテリアバーを2本購入するだけで完成。SUVのような2列シートの場合はオプションパーツ「前後取り付けパーツ」を使います。

フォレスターへの取り付け

 後部座席への取り付けは凄く簡単、5分程度あれば設置完了。アシストグリップにマジックテープで前後取り付けパーツを巻きつけて、その上にインテリアバーを2本乗せるだけ。クルマの改造知識など無くても心配無用でした。

 現行フォレスターの後部座席に設置した状態で実測してみると天井との間に16cm前後のスペースがあります。高さ15cm程度の荷物であれば収納することが出来そう。

 インテリアバー2本の間隔は55cm程度。2本で積荷を支えるためには最低60cm程度の長さが必要となるため「薄くて長くて軽い」荷物を選んで載せることになります。

 約55cmという奥行きは前後取り付けパーツの大きさで固定となるため車種によらず共通サイズですが、高さと横幅は車種によって大きく異なるはず。もし可能であればカー用品店で試させてもらいサイズを計測すると良いかもしれません(^^)

何を載せることが出来るか

 フォレスターの後部座席にインテリアバーを設置して載せられるキャンプ道具は何か、実際に走行して安定感を確認しながら調査してみました。

キッチンスタンド+ツインバーナー

ユニフレームのツインバーナーとキッチンスタンド

 厚さ15cm程度であれば問題ないということは、ユニフレームのキッチンスタンドとツインバーナーも外箱に入れたまま載せられるはず!早速試してみるとピッタリ過ぎるほどジャストサイズ…

 厚さ的には全く問題無いのですが、ツインバーナーの箱の長さ(奥行き)がギリギリ。インテリアバーに載せてしばらく市街地を走行してみると、振動で少しずつずれてきて落下。

 ツインバーナーより少し奥行きのあるキッチンスタンドなら大丈夫だろうと試してみると、同じく振動により徐々にずれてきて落下。どちらも箱の長辺の長さが足りないようで、実験は失敗に終わりました。

収束型チェア

収束型のチェア達

 収納袋に入れたとき細長く収束するアウトドア用チェアは、重量が軽く厚さ15cm程度。インテリアバーに載せる荷物として適したキャンプ用品であることがわかりました。

 我が家で使っている収束型チェアは3種類。コールマンのスリムキャプテンチェア2脚、コンフォートマスターのキャンバススリングチェア2脚、村の鍛冶屋のリラックスハイバックチェア1脚の計5脚です。

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 チェアを4脚入れて試してみるとキレイにスッポリ収まりました。長さもあるため安定しており、高速道路含め数百キロ走行しても一切落下するような気配がありません(^^)

 これまでルーフボックスには2脚しか収束型チェアを入れていなかったため、残り2脚をインテリアバーに載せると家族全員分のチェアをキャンプ場に持っていくことが出来るように。コットで代用できてはいたものの、4脚あるというのは地味に嬉しいかも!

RVBOXに小物を収納

アイリスオーヤマのRVBOX 900F

 収束型チェア4脚をキャンプ場に持っていくとして、2脚はルーフボックスに入れて2脚はインテリアバーの上に収納。インテリアバーの空いたスペースの使い方を考えてみました。

 アイリスオーヤマのRVBOXには様々な大きさが揃っており、厚さ15cm前後で探してみるとドンピシャなサイズが販売されていました。

 RVBOX 900F(浅型)は高さ15.5cmということでほぼピッタリサイズ。奥行き90cmと十分な長さがあり、収束型チェアと同じく落ちる心配がありません。

 ルーフボックスのある我が家の場合、収束型チェア2脚+浅型RVBOXという組み合わせが現段階で一番良さそうに感じました(^^)

浅型RVBOXの使い勝手

RVBOX 900Fの中身

 浅型RVBOXは蓋の片側だけが開くようになっており、使い方を工夫すればキャンプで役立ちそうな予感!テント内に置いて頻繁に開け閉めするのではなく、クルマのトランクに入れっぱなしにして必要なときだけ使うイメージで荷物を詰めてみます。

 イグルーのクーラーボックス「マリーンウルトラ」を後部座席の足元に置いたことで、元々足元に置いていたRVBOXスリムに入っていたキャンプ用品を浅型RVBOXに移動。

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LEDランタンを安全に収納・運搬するのに適したアイリスオーヤマのRVBOXスリム450。子供用イスとしても使え後部座席の足元にもピッタリな大きさです。フェスライトやランタンフック、ヘッドライトなど光源を1つにまとめておくとキャンプ場でも整理整頓しやすくなります。

 RVBOX 900Fには半分に仕切れる板が付いているため、まず半分にLEDランタンやフェスライトなどを詰めていきます。これらはキャンプ場に着いてすぐ使うものではなく、夕方になって初めて必要になるためトランクに置きっぱなしの浅型RVBOXでも問題なし。

 残り半分には、普段使う機会はほとんどないけど念のため持って行きたい救急セットや湯たんぽなどを収納。利用頻度の少ないアイテムもトランクに入れっぱなしで問題なし!

まとめ

RVBOXでスッキリ収納

 車内にクレトムのインテリアバーを設置したことで、後部座席の頭上にあったデッドスペースを有効活用!さらに多くのキャンプ用品を車載出来るようになりました。

 クルマの内装に穴を開けて本格的な収納場所を作ると改装自体に高額な費用が発生するうえ後戻りも出来なくなりますが、アシストグリップを活用したインテリアバーならクルマの下取り価格も減点されないので安心!

 軽くて薄くて長いキャンプ道具を中心に何を載せるのがベストな組み合わせか、収束型チェア2脚+浅型RVBOXという現状に満足せず試行錯誤しています。インテリアバーはオプションパーツで高さを変えたり出来るので今後のカスタマイズも楽しめそうです(^^)

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