今年もまた暑い夏がやってきました!いよいよ夏本番、みんな大好き「流しそうめん」の作り方をご紹介します。
澄み渡る青空の下、バーベキューやキャンプでお肉や野菜を焼くだけとは一味違う「みんなの思い出に残る楽しい時間」を作ってみたくありませんか!?
コストパフォーマンス抜群な「雨どい」と「園芸用支柱」を使った手作り流しそうめんセットは、誰でも簡単に作ることができ家族や友人と大いに盛り上がること間違いなしです!
この記事の目次
流しそうめん?そうめん流し?
パパー。今度のキャンプ、みんなで流しそうめんしたーい!
えっ?流しそうめんですか!?
どうやら子供達は流しそうめんのドラえもん動画を見ていたようです。そんなキッズの熱いリクエストに応じるべく熟慮と実験と失敗を積み重ね、何とか手作り流しそうめんセットが完成しました(^^)
お金をかければ本物をレンタルするなど何とでもなりますが、所詮は一般人なので以下を意識して色々と試してみました。
- アウトドアで使っている道具を流用したい
- 予算は3000円以内で出来るだけ安く
- 車に乗せるためコンパクトに収納したい
- メンテナンスして何度も再利用したい
- 設営や撤収が簡単だと助かる
まず手始めに「手持ちのプラレールで流しそうめんできる気がする!」と思ってやってみたのですが、隙間から水がダダ漏れして素麺が下流まで到達せず失敗。乾いた雑巾を絞るかのごとく、無い知恵を振り絞って考えます。
20年以上前の楽しい思い出
そういえば20年以上前、自分がまだ小さかった頃のこと。父親に「今日は超暑いし、流しそうめんでもしたいな。」とお願いすると、一緒に裏山で竹を切り、半分に割って節を抜き、井戸水で流しそうめんをした思い出があります。
暑い中とても大変な作業でしたが、親子で協力して流しそうめんは楽しいに決まってます!ですがこのご時世、普通の一般人が気軽に出来そうもありません。
本物の竹から作った本格的な流しそうめんは無理だとして、誰でも簡単に実現可能な「現代版の流しそうめん」を考えてみようと思った次第です。
手作り「流しそうめんセット」の材料
今回手作りする「流しそうめんセット」の材料から。これらは全て市販されているものだけで構成されています。上の写真右から
- ジャグ キャンプ道具の流用
- 園芸用の支柱 8本 約300円
- 雨どい180cm 2本 約2000円
- 雨どい連結パーツ 1個 約100円
- 太目のゴム 2本 約100円
です。合計:約2500円でした。雨どいと連結パーツはホームセンターで、園芸用の支柱と太目のゴムは100均(ダイソー)で購入しています。
色々と代用可能
以降の写真では太目のゴムの代わりにキャンプ道具(ガイラインアダプター)の残りを使いましたが、強力であればヘアゴムなどでも代用できます(^^)
もしウォータージャグ(水タンク)を持っていない場合は、一定の速度で水が出るような仕組みを考えます。例えば蛇口からホースを伸ばしてきたり、バケツを手で持って徐々に傾けたりすれば同じことが実現可能です。
ちなみに我が家が使用しているジャグはユニフレームのキッチンタンク。同じユニフレーム製のキッチンスタンドにピッタリ収まるだけでなく、ルーフボックスの一番前にちょうど入るサイズなので使い勝手が良いです。
改良ポイント
ホームセンターで雨どいを購入すると1本180cmほど。うまく長さを半分に切断することができれば、よりコンパクトになります。
複数の雨どいを重ねて収納することができ、本数が増えてもほとんど大きさが変わらないのが良いところ。本数が増えると連結パーツ部分は少しグラグラするため、流しそうめんセット全体の強度を確保するには支柱セットを増やして対応する必要があります。
目安として連結パーツの個数+1個の割合で支柱セットを作成していくと、全体のバランスが取れて倒壊しにくくなると思います。
流しそうめんセットの組み立て方
必要な部品が揃ったら手作り流しそうめんセットを組み立てていきます。写真を撮りながら計測したため多少時間かかりましたが、慣れればあっという間に完成します。
1.雨どいを連結します(30秒)
雨どい同士は連結パーツに差し込むだけ。どうしても連結部分は強度が落ちるため、しっかりと奥まで差し込んで隙間が出来ないよう気をつけましょう。
そうめんが流れる部分はこれで完成、あっという間です。雨どいはそもそも水を流すためのもの、つまり途中で水漏れする可能性が極めて低いパーツといえます。
2.園芸用支柱4本をゴムで束ねます(30秒2セット)
100均で買った園芸用支柱を4本1セットにして、強力なゴムで1つに束ねます。緩く束ねると支柱が取れてしまうため、しっかりときつく縛ります。
3.支柱を順番に広げ自立させます(30秒2セット)
4.支柱の高さを調整し雨樋を乗せます(30秒)
ここまで約3分で完成!特に夏場は炎天下で組み立てることになるため、可能な限り短い時間で完成できるようあらかじめ日陰で部品を組み立てるなど工夫すると良いかと思います。
設営時のコツとしては、ゴムで束ねた園芸用支柱を広げる際に「4本を順番に同じ方向に傾ける」ことです。そうするとゴムと各支柱が支えあって、雨どいの土台として安定するようになります。
園芸用支柱の開き方のアイディアは、ユニフレームの焚き火台(ファイアグリル)から着想を得ています。ユニフレーム製品は手頃な値段の割りに良く出来ていてイチオシ。
流しそうめんセットの完成!
ウォータージャグを上流に置き水を流せば、流しそうめんセットの完成!今回の例では焚き火テーブルに100均の折りたたみ椅子を乗せ、その上にキッチンタンクを置いて高さを調整しました。
写真で見ると小さいのですが、これでも長さ3.6mあるため7~8人同時は余裕です。もしイベントなどで参加人数が多い場合でも、各パーツを追加するだけで長さを伸ばすことができます。
コースのカスタマイズ
手作り流しそうめんセットといっても所詮ベースは雨どいなので、改造パーツは安価かつ豊富にあります。
例えばコースを右や左に曲げたり、垂直にそうめんが落ちる穴を付けたり。各種パーツは数百円、自由自在にカスタマイズすることが出来ます。
まとめ
誰でも簡単に作ることができる手軽な「流しそうめんセットの作り方」をご紹介しました。上流から流れてくるのはソーメンなので、普通に食べるときと同様に以下の材料も用意しましょう。
- そうめん
- 麺つゆ
- 薬味
- 食器
- 箸かフォーク
- バーナー
- 大鍋
- ざる
水は排水溝に流すのがベスト。その際は必ずザルで麺が流れていかないようにします。もし排水溝に流せない場合は、バケツのようなものにザルを乗せて使用するのも一手です(^^)
我が家では自宅でそうめん食べるとき「ベランダで流しそうめんが良かったー。」と言われるほど子供達からも好評です。流しそうめんって実に風流ですね、見た目は完全に雨どいですけども(苦笑)
22世紀から来たドラえもんには敵いませんでしたが、子供達にそこそこ夢と希望と楽しみを与えられるのではないかと。ぜひお試しあれ!