スノーピークの幕体が揃った「森のまきばオートキャンプ場」でのグループキャンプは、誘っていただいたキャンパーさん達の最強装備&スゴ技連発に感動しまくり!
ファミリーキャンプで普段作っている食事とは一味も二味も異なる豪快なアウトドア料理に大満足です。ただ美味しいだけでなくダッチオーブンを駆使して視覚にも訴えかける調理方法、ぜひとも見習いたいところ。
ビア缶チキンにパエリア、鶏がらスープなどユニフレーム製品が至るところで活躍するキャンプスタイルは、キャンプ初心者の道具選びとしても参考になりそうです(^^)
この記事の目次
アメリカンな「ビア缶チキン」
缶ビールに丸ごと1羽チキンを被せて作る、実にアメリカンなテイスト漂うビア缶チキン。以前ビール煮を作ったことがありビールやコーラでお肉が柔らかく美味しくなることは知っていましたが、缶ビールと丸鶏を使った豪快なアウトドア料理があるとは!
ビール缶に直接チキンを被せるだけだと焦げたり安定しなかったりする可能性があるため、ビア缶チキンを作るための専用品「缶ビールを立てておくスタンド」があるそうです。
今回はユニフレームのダッチオーブンハーフ10インチにビール缶スタンドを置き、半分飲んだ缶ビールをセット。この時点で本当に美味しい料理が出来上がるのか半信半疑です(^^)
コストコで買ってきた丸鶏に下味をつけてビール缶の上から被せ、頭の部分を野菜(今回は半分に切ったジャガイモ)で塞ぎます。
チキン丸ごと一匹だとダッチオーブンハーフでフタできる高さではないため、上蓋としてホームセンターで売っているトタンのバケツを被せ焚き火台へGo!
上火としてバケツの上に炭を乗せたら、あとはひたすら待つのみ。この時点で見た目や手順が色々と豪快すぎて日本人の繊細さとは真逆な方向性に興味津々です(^^)
途中で様子を見つつ約1時間で「ビア缶チキン」の出来上がり!ついでに焚き火台のまわりで焼きとうもろこしを作ったら、子供達も大喜びでモグモグ食べてました。
バケツを開けたとき思わず大きな歓声の上がるワイルドな料理、まさにキャンプやバーベキューの醍醐味といえますね。味ももちろん美味しくてあっという間に骨だけ残りました。
丸鶏で作るローストチキンやビア缶チキンは1家族だけで行くファミリーキャンプでは食べきれないものの、複数の家族が集まったときにはメインディッシュとして最高(^^)
流しそうめんキットの改良
先日の坂田ヶ池総合公園キャンプ場でのバーベキューでイマイチ安定感のなかった流しそうめんセット。キャンプ用品が揃っているグループキャンプなら状況を改善できるかもと考え、色々と試してみました。
不安要素の少ない雨どいと連結パーツはそのまま使うとして、安定感がなくなってきたのはダイソーで買った園芸用支柱とヘアゴムで作った土台。
そもそもなぜ雨どいの下に土台が必要なのかを考えてみると、素麺をすくいやすい高さに持ち上げたいこと、給排水しやすい場所にレイアウトしたいこと、水が流れるように傾斜をつけたいこと、の3点でした。
パイルドライバーの活用
流しそうめんを設置したいとき「自由にレイアウトできて、高さを自在に調整出来て、安定感のある」土台となり得るものといえば・・・そうだ、パイルドライバーだ!
スノーピークのパイルドライバーなら持っているキャンパーも多いし、みんなで持ち寄って等間隔に突き刺して雨どいを乗せれば完璧。
もしパイルドライバーの上に乗せたとき雨どいがツルツルと滑るようなら、100均で買ったシリコン製の鍋敷きでも挟んでおけばいけるはず!
・・・と思い早速試してみるも、パイルドライバーは高さを上げることには長けているものの、意外と高さを下げることには向いていないことに気付きました。
幼稚園児でも届くような高さまで雨どいを下げるには、ひたすらパイルドライバーを地面に打ち込むしかない。どう考えても50cm以上打ち込むのは現実的ではなく、しばし対策を考えて方針変更。
パイルドライバーのフックにロープやゴムで作った輪を引っ掛け、その中に雨どいを通して吊り下げ式の流しそうめんができるかもしれないと思い試してみると見事に成功!
吊り下げ式の流しそうめん
去年の東北・北海道キャンプ旅の途中で立ち寄った仙台港のワイルドワンにて子供達のオモチャ代わりとして購入していたショックコード、約1年間ほとんど出番のないままこんなときに役立つとは予想外w
余っているショックコードやガイロープで少し長めにループを作り雨どいを通したら、高さ調整と傾斜調整はパイルドライバーで。吊り下げ式のため多少の振動ではビクともせず、子供達がぶつかっても倒壊するリスクは低め(^^)
パイルドライバーの上部はねじを緩めると回転するため、雨どいが真っ直ぐ直線になっていないときも位置を微調整できるのが嬉しいところ。あとは上流にジャグを置き、下流にバケツとザルをセットすれば完成!
暑い季節はただ素麺を流すだけでなく、ゼリーも時々混ぜ込んでみると子供達は大喜び!他にも氷を流してみたり楽しくワイワイできました。企画立案者としてはホッと一安心。
次回の出撃予定は「ふくしま県民の森 フォレストパークあだたら」にて4家族でグループキャンプ!きっと7月後半は暑くて流しそうめんの出番もありそうので、各家庭にパイルドライバーを持ってきてもらわなくてはw
森まきで洗い物してるとき気付いたんだけど、半数以上の人が「チャーミーマジカ」使ってたよ?
マジかっ!w
・・・。
キャンパーに大人気な洗剤!?
森まきの洗い場で観察していると、同じ台所用合成洗剤を使っているキャンパーが多いらしい。高確率で見かけるのはキュキュットやジョイではなく「チャーミーマジカ」らしく、思わず「マジかっ!」と反応して白けてしまうほどw
我が家もずっと同じ洗剤を使っていますが、偶然なのか必然なのか不明なれどキャンパーに人気あるのかも!?環境に配慮したヤシノミ洗剤を使ってる人が多いというなら理解できるのですが(^^)
マジカが社会的に大流行しているかはわかりませんが、ボトルが四角くて大きすぎず持ち運びやすいのと、油汚れもしっかり落ちてくれるしドラッグストアなどで安く販売されているため利用者が多いのかもしれませんね。
キャンプでキンパ!
コストコのプルコギを使った韓国風海苔巻き「キンパ」を子供達に作ってもらいました。日本の寿司とは異なり酢飯ではなくゴマ油で味付け。
ライスクッカーでご飯を炊き、プルコギビーフに加えアボガド、茹でたニンジン、長ネギを入れて「まきす」で海苔巻き。包丁で切ったら見た目もキレイなキンパの完成!もちろんウマウマ、あっという間に完食。
先ほどの素麺を茹でるときは大鍋、水切りするときはザル、ご飯を炊くときはライスクッカー、プルコギを炒めるときはフライパン、人参を茹でるときは片手鍋。
全てユニフレームの「fan5DX」に付属する調理器具で済んでしまいます。一式スタックしてコンパクトに収まるため、荷物をコンパクトにしたいキャンプで役立つアイテム(^^)
充実の食事メニュー
前夜のメインディッシュ「ビア缶チキン」で残った鶏がらを使って翌朝はスープを。ユニフレームの「ダッチオーブンスーパーディープ10インチ」を大鍋代わりとして焚き火台に置き出汁を取ったものです。
ジャガイモや人参、ソーセージなど子供達でもパクパク食べられる食材を入れてグツグツ煮込みます。骨まで無駄なく調理する方法、とても参考になりました(^^)
ホットサンド
最近の定番、ホットサンド。チャムスのホットサンドメーカーとスノーピークのトラメジーノを比べてみたのですが、トラメジーノは食パンの耳をあらかじめ切り落としておくタイプ、チャムスはそのままガッツリ挟むタイプでした。
ホットサンド自体が半分になって食べやすいのはトラメジーノ。コンパクトにならないけど安くて楽チンなのはチャムス。焼き上がりのキュートなチャムスのほうが女子には人気だったかもしれません。他にも朝からスキレットでステーキを焼いたりしましたが、写真を撮り忘れました(苦笑)
パエリア作り
ユニフレームのダッチオーブンハーフ10インチとスキレット10インチ、2台同時にツインバーナーでパエリア作り。今回は上火なしで3合ずつチャレンジです。
ダッチオーブンハーフ12インチだと大きすぎてツーバーナーの風防にぶつかってしまうのですが、10インチならピッタリサイズ。うまうまパエリアの完成!
黄色や赤のパプリカを入れると色鮮やかになるのですが、中央にズッキーニの緑が入るだけで更に彩り豊かなパエリアになりました。ABCクッキングスタジオ直伝の本格レシピ、さすがです(^^)
真夏の保冷力
最高気温33℃となった森まきでイグルーのクーラーボックス「マリーンウルトラ」が最後まで耐えられたかというと、洋菓子店でもらえるような保冷材数個+コンビニの板氷では若干残念な結果となりました。
チェックイン直前にキャンプ場近くのローソンで買った板氷は日曜昼には氷が残っていない状態。地面からの熱を避けるためフィールドラックで底上げしたり、なるべくレクタタープの下に置いて直射日光を遮るように工夫してはいたのですが・・・無念。
我が家が使っているクーラーボックスは車輪の付いていない30リットルサイズですが、ローラーの付いた28リットルサイズのキャリータイプがありスタックしてみました。
たくさん飲み物を入れて重くなっても持ち運びやすいし、同一メーカーだけあってピッタリ重なってずれにくく組み合わせとしては良い感じ!保冷力は同等程度のように感じました。
パッと見で「デザイン重視!?」と思われたスチールベルトクーラー、保冷材がしっかりしていたということもあり1泊2日程度なら十分耐えられそうな感じ。
コールマンの「エクストリームクーラー」やイグルーの「マックスコールド」のような断熱性能に優れたクーラーボックスであれば2泊3日でも余裕で耐えられそうですが、やはり真夏の平原キャンプに普通のクーラーボックスで挑む場合は途中で板氷を買い足すなどしないと厳しいと痛感。
まとめ
広大なフリーサイトを擁する「森のまきばオートキャンプ場」での夏キャンプは、アルコールをグビグビと流し込みたくなるような「視覚にまで訴えかけてくる美味しい料理」の充実した楽しいひとときとなりました。
PICA富士吉田でダッチオーブンを借りたとき「キャンプの70%は食事の為の時間」と掲示されていたことを思い出しました。
今回のグループキャンプでは食事面であまり役立てなかったと自覚しているので、便利な道具を揃えて豪快なアウトドア料理の腕を磨いていこうと思います(^^)