ユニフレームの軽量・安価な樹脂製シェラカップ「カラシェラ300」とコンパクトに折りたためる樹脂製カトラリー「カラカト」をキャンプで使ってみました。
カラーバリエーションが豊富で、食卓に彩りを加えてくれる逸品。4つに分割して使えるシリコン製の鍋敷き「シリコンパズルシート」も使い勝手は良好でした。
カラフルなテーブルウェア
朱鞠内湖畔キャンプ場からの帰路に立ち寄った「WILD-1郡山店」で子供達が気に入ったユニフレームの新作食器。キャンプに出かけたときだけでなく、自宅で使ったりしています。
カラシェラ300
photo by ユニフレーム
ユニフレームの2019年新製品「カラシェラ300」は樹脂製のシェラカップ。ステンレスやチタンなど金属が主流となっているシェラカップ界では珍しい存在かと(^^)
- イエロー
- オレンジ
- グリーン
- ベージュ
- カーキグリーン
- グレー
イエローやオレンジなど明るい色から、カーキやグレーなど落ち着いた色まで、サイトの雰囲気に合わせて6色から選べます。計量カップ代わりになる目盛り付きです。
軽くて持ちやすいシェラカップ
サイズ:約Φ120×175×42mm
本体:PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂
ハンドル:ステンレス鋼
重量:約58g
満水容量:約300ml
耐熱温度:約150℃
耐冷温度:約-20℃
素材として使われているPBT樹脂はポリエステルの一種で、金属の代用品として使われることもある特殊樹脂です。耐熱温度が約150℃あるため食洗器にも対応しています。
タープ下のデイジーチェーンに引っかけておくと、これまでの銀一色とは異なりアクセントになって個人的に良い感じ。頭をぶつけても痛くないのが地味に嬉しかったりします。
シェラカップの素材による違い
比較表 | カラシェラ | UFシェラ | チタンシェラ |
---|---|---|---|
加熱 | 不可 | 可 | 可 |
素材 | PBT樹脂 | ステンレス | チタニウム |
重量 | 58g | 80g | 50g |
税込 | 754円 | 1,018円 | 1,630円 |
ユニフレームが販売している300mlサイズのシェラカップを比較してみました。サイズや形状がほぼ同じため、素材が異なってもスタック(重ねて収納)して持ち運べます。
登山では軽量なチタン、キャンプでは安価なステンレスが主流ですが、カラシェラはステンレスより安くてチタン並みに軽いんですね。人数分揃えるときお財布に優しい(^^)
シェラカップの使い方として、少なくとも我が家は調理器具のように加熱する機会が少なかったため、火にかけられないことが大きな欠点とは感じませんでした。
カラカト
photo by ユニフレーム
カラシェラと同じく全6色あるカトラリーがユニフレーム2018年の新製品「カラカト」。コンパクトに折りたためる樹脂製のスプーンとフォークがセットになっています。
使用時:約160mm(スプーン)
約170mm(フォーク)
収納時:約95mm(スプーン)
約105mm(フォーク)
先端:PBT樹脂
ハンドル:ステンレス鋼
重量:約13g(1本当たり)
耐熱温度:約150℃
山用の道具として分類されており、チタン製のスプーンやフォークよりもさらに軽量化されています。先端が樹脂だとカラシェラの表面を傷つけにくいのが良い感じです。
シリコンパズルシート
ユニフレームの2019年新製品「シリコンパズルシート」は4分割できる鍋敷き。ベージュとカーキグリーンの2色あり、熱いものを置けるよう耐熱温度は約220℃あります。
サイズ:約200×200mm(4枚連結時)
材質:シリコン樹脂
重量:約196g(約49×4枚)
耐熱温度:約220℃
正方形に繋げると羽釜や鍋を置くときちょうど良いサイズ。パズルをつなぎ合わせても持ち上げると離れてしまうため、鍋つかみの代わりとして使うのはやや難しく感じました。
分割してコースター代わりに
これまではコルク製の鍋敷きを使うことが多かったのですが、コルクだと鍋底にくっついたまま気付かず、鍋ごと火にかけてしまい黒焦げになったことも(^^;)
手元に鍋敷きが見当たらない場合、焚き火テーブルに直置きしていました。持ち運ぶときは複数の収納場所に分割して入れておくと、いざ使いたいときにあれこれ探す手間が省けます。
1枚ずつ分割すればマグカップやシェラカップを置いておくコースター代わりになります。焚き火の煤で真っ黒になったケトルもテーブルを汚さずに置けるのが便利でした。
まとめ
カラシェラ300をキャンプで使ってみるまでは、ややプラスチックっぽいチープさを感じていたのですが、加熱して使うことがないなら樹脂製のほうが安くて軽くて便利な気がします。
油汚れの落ちは大差ありませんでした。金属製のフォークを使うと表面に傷が付きやすいため、細かな傷が目立ちにくいステンレスのほうがラフに扱えるかもしれません。
地味に助かることとして、シェラカップに目印を付けておかなくても良くなりました。グループキャンプで被りにくく、誰の物かわからないという面倒事が少なくて済みますよ。