素敵な写真を撮りたい!星空キャンプに持っていく撮影グッズ

星景写真撮影時に役立つフィルター類

 自然豊かなキャンプ場の光景は思わずカメラに収めたくなるほど美しく、街明かりの少ないキャンプ場で見る満天の星々は感動的ですらあります。

 いつものキャンプで必ず持っていくもの、星景写真を撮るとき追加で持っていくもの、カメラやレンズを安心して持ち運ぶ方法を3記事にまとめてみました。

【前編】いつものキャンプで必ず持っていくもの
【中編】星景写真を撮るとき追加で持っていくもの(当記事)
【後編】カメラやレンズを安心して持ち運ぶ方法

追加で持っていく撮影グッズ

星空ぐるぐる写真(補正後)

 前編の続き。日中はピークデザインのエコシステムに囲い込まれ、夜間装備は高価なレンズまで予算が回らず、手頃な価格でそれなりの性能のサムヤンで妥協中(^^;)

  • レンズ:SAMYANG 24mm F1.4
  • マウントアダプター:NIKON FTZ
  • ソフトフィルター:Kenko PRO1D プロソフトン
  • クロスフィルター:Kenko R-スノークロス
  • 光害カットフィルター:Kenko スターリーナイト
  • ヘッドランプ:Vixen 天体観測用ライト
  • レンズヒーター:PROTAGE P-LH02
  • モバイルバッテリー:Anker PowerCore 20100
  • レリーズケーブル:NIKON リモートコード MC-DC2
  • ストーンバッグ風:Snow Peak 三角フラッグ

広角単焦点レンズ

星空撮影用の広角単焦点レンズとマウントアダプター

 星空撮影に使用している広角単焦点レンズは、サムヤンの24mm F1.4 ED AS IF UMC。FマウントをZマウントに変換するマウントアダプターFTZを挟んでいます。

お気に入りポイント
  • 値段の割に開放f1.4でもコマ収差が目立たない
  • ニコン用はレンズ情報がEXIFに記録されて編集が容易
  • Z6だとピーキング・等倍拡大・手振れ補正が効く

 色乗り薄め、逆光に弱い、周辺減光が大きいなど色々と欠点はありますが、前面にフィルターをセットできる24mm f1.4も意外と悪くないと感じています。何より安い。

ソフトフィルター

星空撮影時に使っているソフトフィルター

 明るい星は大きく、暗い星は小さいまま写ることから人間の目で見える星空に近い写真が撮れるソフトフィルター。デジタルカメラの定番品、Kenkoのプロソフトン。

お気に入りポイント
  • 星座や惑星を目立たせたいときの必需品
  • 広角レンズでもケラレることがない
  • 暗闇でレンズプロテクター代わりになる

 前面にソフトフィルターを取り付けると周辺の星が流れたり、星景写真で星空以外もぼやけてしまったり、やや使いどころが難しいのですが、普段は単焦点に付けっ放し。

スノークロスフィルター

夜景撮影時にも使うことがあるクロスフィルター

 レンズの先端に取り付けると6本線の光条効果で光源が輝くスノークロス。クロスフィルターの一種で、キャンプ好き(特にスノーピーク好き)には欠かせない雪峰印w

 フィルターを回転させると光条の向きを自由に変えることができ、普段とは印象の異なる写真に仕上がります。いつも似た構図になりがちなので飛び道具的に使っています。

光害カットフィルター

光害の低減するスターリーナイト

 ナトリウム灯や水銀灯など街明かりによる色かぶりを抑えてくれる星景・夜景撮影用フィルター「スターリーナイト」。黄色やオレンジ色になってしまった夜空がスッキリ。

現像ソフトで作品を仕上げる場合でも、光害カットフィルターであらかじめ光害をカットしておいた方が作業工程も減りRAW現像しやすくなるメリットがあります。

スターリーナイトは使用するレンズの焦点距離に制限がなく、広角レンズでも効果が得られるため星景写真に最適です。また夜景の撮影や、後加工が難しいタイムラプス撮影にも威力を発揮します。

出典:Kenko

 利尻島で天の川を撮ったときはスターリーナイトを付けなくても全く平気でしたが、関東近郊では光害の悪影響が避けられず、ソフトフィルターと重ね付けしたりしています。

赤くて暗いヘッドランプ

星空撮影時に役立つビクセンのヘッドライト

 真っ暗闇の中で星空撮影するとき、手元を照らしたり、カメラの設定を確認したりするときは赤いライトが必要不可欠。天体望遠鏡で有名なビクセンのヘッデンは超優秀!

お気に入りポイント
  • 点灯直後が一番暗く、周りに迷惑をかけにくい
  • 赤いライトは真っ暗闇で目に優しい
  • 付属のベルトを付け足して首から掛けられる

 公式サイトを確認すると生産終了品(在庫限り)となっていました。星空撮影時には役立つ仕様と感じますが、ややニッチすぎたのかも。徐々に高騰してきているのでお早めに。

レンズヒーター

星空撮影時にレンズに巻いて温めるレンズヒーター

 レンズに巻いて結露を防ぐレンズヒーター。真夏は使わなくても平気なことが多いのですが、秋冬はこれがないと無理。Amazonで売っていたUSBタイプを使っています。

お気に入りポイント
  • 様々な太さのレンズに対応している
  • フォーカスリングの邪魔をしない太さ
  • 安いけど普通に動作している模様

 5,000mAh程度の小さなモバイルバッテリーで動作させると、あっという間に残量が尽きてしまいます。最低でも10,000mAh、できれば20,000mAh以上がおすすめ。

大容量モバイルバッテリー

USBPDに対応したレンズヒーター用のモバイルバッテリー

 レンズヒーターや赤道儀に電気を供給したり、スマホやカメラのバッテリーを充電したり、アウトドアで幅広く使えるモバイルバッテリー。ANKERの20,100mAhを使っています。

お気に入りポイント
  • レンズヒーターが数時間も使える大容量
  • ニンテンドースイッチの充電器で充電が早い
  • USB-PDとUSB-CとUSB-Aに対応している

 ニンテンドースイッチ充電用に半額セールで買ったものですが、USB-PDに対応しているためiPhoneもiPadもかなり早く充電されます。地味に高評価な周辺機器。

レリーズケーブル

星空撮影時にシャッターを切るレリーズケーブル

 徹底的にブレを防ぐとき使うレリーズケーブル。D7500時代から使っていたもの。バッテリーもそうでしたが、同じメーカーで乗り換えると小物を使いまわせるのが助かります。

 バルブ撮影より比較明合成のほうが機会が多く、セルフタイマーやニコン純正スマホアプリの遠隔操作でもシャッターを切れるので、あれば便利、なくても平気と言えば平気。

Nikon リモートコード MC-DC2

Nikon リモートコード MC-DC2

2,319円(04/28 19:00時点)
Amazonの情報を掲載しています

ストーンバッグ風

三脚に三角布をセットして重い石などを乗せる

 マンフロットbefreeアドバンスがアルミ製のトラベル三脚なので、撮影時に強度を補うためストーンバッグ風の三角布をセットし、モバイルバッテリーや石などを乗せています。

 スノーピーク本社キャンプ場で貰った三角フラッグがあまりに使い道がないため、ずっとタンスの肥やしになっていたものですが、ループ付きの正三角形なので偶然ピッタリw

関連記事
久保田も白州もプレモルも飲み放題!スノーピーク本社で夏キャンプ
Snow Peak Way 2018 Premium参加レポ(前編)。スノーピーク本社キャンプ場@新潟で開催された黒いイベントキャンプで強い日差しとブユ攻撃に遭い滅多打ち状態。久保田や白州など美味しいお酒を片手に焚き火を囲んでスノーピーク愛を語り合いました。

まとめ

南アルプス三景園2泊目の夜に撮影したオリオン座

 Zマウントの大三元広角ズームを待っている方は多いかと思いますが、私はレンズ1本に40万円近くも突っ込めません…レンズに比べればキャンプ道具は可愛く感じられますねー。

サムヤンが「MF14mm F2.8 MK2」と「MF85mm F1.4 MK2」を正式発表

サムヤンが、デクリック機構を搭載した2本のMFレンズ「MF 14mm F2.8 MK2」「MF 85mm F1.4 MK2」を正式に発表しています。

出典:デジカメinfo

 愛読するデジカメinfoさんの情報によると、新型14mm f2.8が発売されるらしい。簡易防滴とフォーカスロック付きとか手頃な価格で星撮りにピッタリかも!後編に続きます。

関連記事
衝撃に弱い撮影グッズを安心してキャンプ場まで持ち運ぶ方法
キャンプに持っていくカメラグッズ(後編)。ミラーレス一眼にカメラジャケットを被せ、小物はマルチコンテナSユニットに収納。トラベル三脚とともにシェルフコンテナ25に入れ、ステンレス天板を被せ、荷室に積み上げれば安定感抜群。