衝撃に弱い撮影グッズを安心してキャンプ場まで持ち運ぶ方法

細かな撮影グッズはマルチコンテナSユニットにまとめて収納する


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 自然豊かなキャンプ場の光景は思わずカメラに収めたくなるほど美しく、街明かりの少ないキャンプ場で見る満天の星々は感動的ですらあります。

 いつものキャンプで必ず持っていくもの、星景写真を撮るとき追加で持っていくもの、カメラやレンズを安心して持ち運ぶ方法を3記事にまとめてみました。

【前編】いつものキャンプで必ず持っていくもの
【中編】星景写真を撮るとき追加で持っていくもの
【後編】カメラやレンズを安心して持ち運ぶ方法(当記事)

撮影グッズを安全に持ち運ぶ

浩庵キャンプ場で富士山のタイムラプスを撮影中

 中編の続き。カメラ・レンズ・三脚などの撮影グッズを持ち運ぶとき、取り出しやすく衝撃にも耐えられるよう試行錯誤した我が家の持ち運び方法を一例として紹介します。

  1. カメラジャケットでカバーする
  2. 小物は巾着袋などに分別する
  3. マルチコンテナSユニットに入れる
  4. シェルフコンテナ25に入れる
  5. トラベル三脚と参考書籍を入れる
  6. シェルコンにステンレス天板を被せる
  7. ラゲッジにシェルコンを積み上げる
  8. シェルコンは焚き火の近くで薪入れに
  9. 天板は耐熱キッチンテーブルに

カメラジャケットでカバーする

ミラーレス一眼は柔らかいカメラジャケットに入れる

 硬い箱にカメラをそのまま放り込むと細かな傷が付きやすいので、普段使い用の標準ズームレンズを付けたままカメラを保護できる「カメラジャケット」を被せます。

 ごくわずかなクッション性があるだけなので、落下時の衝撃には何の役にも立ちませんが、クルマで移動中に硬いものに擦れたときなどは問題なく保護できます。

 NIKON Z6と小三元標準ズームレンズ24-70mm F4であれば、レンズフードを逆付けした状態でHAKUBAのカメラジャケットL-90にピッタリ収まりました。

小物は巾着袋などに分別する

 ある程度の大きさがあるものは袋に入れなくても簡単に見つかりますが、散らばりやすい小物は巾着などに分けておきます。フィルターはケースに入れて輪ゴムでひとまとめに。

 例えばブロアー、クロス、レンズペンなどは掃除用具として1つの袋にまとめておくと、紛失しにくく見つけやすいかと思います。ただの布なので衝撃吸収効果はありません。

マルチコンテナSユニットに入れる

マルチコンテナSユニットに撮影グッズを放り込む

 ここからキャンプ用品を撮影グッズの持ち運び用に転用していきます。カメラ、レンズ、フィルターなどはファスナーで蓋が締まるケースに全て収納する作戦。

 使っているのはスノーピークのマルチコンテナSユニット。アイアングリルテーブル(IGT)の1ユニット用ケースですが、小物を入れるケースとしても意外と便利。

 片手で持ち運びやすく、斜めにしても落下する心配がなく、キャンプ場でラックの上にさりげなく置いても映えます。素材が10号帆布なので衝撃吸収効果はありません。

シェルフコンテナ25に入れる

シェルフコンテナ25とマルチコンテナSユニットは相性抜群

 マルチコンテナSユニットはパッカーンと広げて使えるシェルフコンテナ25にピッタリ収まります。スノーピーク製品を中心にキャンプ道具を揃えている方には耳タコかも。

ユニットギアバッグ110はマルチコンテナSユニットより一回り小さいので、シェルコン25だと隙間ができてしまい、移動中に動いて衝撃を受けやすくなります。

 シェルコンは多少の衝撃では一切変形しないほど頑丈。底面と側面をギュウギュウ詰めの荷物から守れます。気になる方はプチプチとか緩衝材を入れるのも良いかと。

トラベル三脚と参考書籍を入れる

シェルフコンテナ25に参考書籍とトラベル三脚を入れる

 シェルフコンテナ25の横幅は内寸で約40.5cm。撮影グッズの中で最もかさばる三脚も、折りたたんだ状態で40cm以内ならカメラと一緒に入れて持ち運べます。

 愛用のトラベル三脚「Manfrotto befreeアドバンス」を真っすぐ入れるとギリギリセーフ、斜めに入れると少し余裕あり。大型三脚や中型三脚だとこうはいかない。

 キャンプ場でチェアに腰掛けてまったり読みたい星空撮影系の参考書籍を何冊か重ねた状態で三脚の太さもピッタリ。これで撮影グッズ一式が収まりました。

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シェルコンにステンレス天板を被せる

シェルフコンテナ25にステンレス天板を被せて上からの衝撃を防ぐ

 このままクルマの荷室に積み込むと、万が一荷崩れしたときカメラの上に重いものが落ちてくる可能性あり。シェルフコンテナに強固な天板を載せて保護したい。

 またしてもスノーピーク製品に精通した方には耳タコですが、シェルフコンテナ25にはMyテーブルステンレストップが良い塩梅で被さります。これで上面も安心。

ラゲッジにシェルコンを積み上げる

スマートバーを一番下に下げてチェアやスノコを積み込む

 撮影グッズが入ったシェルコンは、ラゲッジのなるべく手前に積み上げます。一番上に乗せておけば、天板をどかすだけですぐにカメラや三脚を取り出すことができます。

 積み上げたシェルコンの中段や下段にカメラや三脚があると、いざ使いたいときすぐに取り出せません。大量のキャンプ道具の底のほうにあっても同じく取り出しにくい。

 3段も積み上げると荷崩れが心配ですが、これまで何度もキャンプに出かけて、シェルコンは一度も崩れたことがありません。その安定感は大いに信頼できます。

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シェルコンは焚き火の近くで薪入れに

シェルフコンテナを開いて地面に置き薪入れにする

 キャンプ場に着いたらシェルコンの中身を全て取り出し、焚き火の近くでパカッと開いて地面に直置きし、レザーグローブや売店で買った薪を入れて使います。

 薪はキャンプ場で燃やし切るのと、シェルフコンテナ自体がほとんど汚れないため、撤収時に再び撮影グッズを突っ込んだら上から蓋をして自宅までお持ち帰り。

天板は耐熱キッチンテーブルに

キッチンテーブルとステンレス天板でコーヒーを淹れる

 シェルコンの上蓋にしていたMyテーブルステンレストップは、ハイランダーのウッドキッチンテーブルに隙間なく装着できます。ケトルのような熱いものを直置きしても安心。

 キャンプ道具は1つの用途に特化するのではなく、複数の用途があるほうが使い勝手が良いと感じます。その点でもシェルフコンテナとMyテーブルステンレストップは優秀です。

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まとめ

シェルフコンテナはキャンプでも星空撮影でも役立つ万能アイテム

 カメラやレンズはキャンプ場に持っていく様々な道具の中でもひときわ衝撃に弱く、かつ高価なため、どうすれば安全に持ち運べるか、ずっと試行錯誤していました。

 シェルコン25・マルチコンテナSユニット・天板の組み合わせにトラベル三脚なら入ることがわかり、撮影グッズをひとまとめにでき、忘れ物防止にも寄与してくれました。

 自分なりに工夫してキャンプ道具を使いまわすと達成感ありますね。いずれはポータブル赤道儀や双眼鏡も隙間に詰め込むつもり。みなさまの荷詰めの参考になれば幸いです。