ポリコットンのトンガリテント「ogawa グロッケ12 T/C」とテンマクデザインの大型タープ「焚火タープコットンウイング」をタープアダプターで連結してみました。
テントとタープでセンターポールを共用することで設営に必要な面積を節約でき、テントに出入りするとき雨に濡れにくく、タープ下で圧迫感を感じなくなりました。
この記事の目次
タープアダプターで連結してみた
- ポールやロープの本数を節約でき、設営や撤収の時短になる
- テントに出入りするとき、もし雨が降っていても濡れにくい
- 設営に必要な面積が小さくて済む(区画サイトに収まりやすい)
テントにタープを連結するメリットは多く、秋冬のメインテント「ogawa グロッケ12 T/C」の出入口に小型タープ「山渓別注レクタT/C」を取り付けていました。
出入口に連結するデメリット
出入口のAフレームにタープを取り付ける場合、Aフレーム自体が特殊な形状をしているため大型タープ(特にコットン生地)だと負荷がかかりすぎ、小型タープが現実的。
ローベンスのクロンダイクは出入口が高くて良いのですが、出入口の低いグロッケやアスガルドはタープを連結するとタープしたが窮屈になるデメリットもありました。
大型タープをテントに連結したい
大型タープをトンガリテント(特にワンポールテント)に連結する場合、センターポールの頂点に「タープアダプター」なるアイテムを被せて設営するのが一般的。
レザークラフト等のスキルを活かして自作される方も多いタープアダプター、今回はメルカリで購入してみました。パラフィン加工された10号帆布にハトメが3ヶ所。
ロープの長さはタープとタープアダプターの間は約1m、地面とタープアダプターの間は約6m。タープとの接続には取り外しやすいよう登山用のカラビナを使用しています。
センターポールの頂点に被せる
タープアダプターを頂点に被せる方法は何パターンかありますが、いったんグロッケ12 T/Cを一通り設営してからセンターポールを倒して被せるようにしました。
グロッケの後ろ側のロープ2本は約1.5mほどテントから離した場所にペグダウンし、前側のロープをカラビナで繋げたらテントの中からセンターポールで持ち上げるだけ。
ポールの先端に被さっているだけなので、一人で作業すると外れてやり直しになることが多く、できれば二人でテントの内側と外側から作業した方がスムーズに進みそうです。
天井が高いとタープ下の窮屈さがない
Aフレームで接続していたときはタープの天井が低く、ロースタイルで過ごすようにしていました。タープのメインポールも200cm前後にすることが多かったです。
タープアダプターで接続するとグロッケ12 T/Cのセンターポールが270cmあるため、タープのメインポールも270cmにすることができ、ハイスタイルでも問題なし。
ただ、ウイングタープは設営に必要な面積が広い割に日陰が少なく、デザイン重視感が否めませんね。小型のレクタと大型のウイング、タープ下の広さはほぼ同等と感じました。
風が吹いてもタープが外れにくい
Aフレームで接続すると、上からキャップを被せているだけなので風が吹くと外れることがあり、大事故にはならないものの天井が一気に下がって多少なりとも被害ありorz
タープアダプターで接続するとテントの後ろ側にロープで地面に固定されていることもあり、風速5m程度の風が吹いたときも外れることなく固定されていました。
ただ、タープアダプターで接続するタープは大型が多いはずなので、その分だけ風による影響を受けやすく、風が強い時は連結を諦める方が無難ではないかと思います。
設営に必要な面積はかなり広い
ウイングタープの両サイドを180cm前後のポールで跳ね上げた状態で、最低でも12m×10m程度の広さが必要でした。タープ単独の設営に必要な面積+αなイメージ。
クルマを横付けするオートキャンプ場の区画サイトだと、よほどの広さがない限り難しそうです。フリーサイトもしくは無印良品のようなキャンプ場でないと厳しいかも(^^;)
まとめ
テントの頂点にタープアダプターを被せてタープを連結してみました。出入口に連結したほうが圧倒的に手軽ですが、広いスペースがあればタープアダプターによる連結も悪くないですね。