ミラーレス一眼と広角単焦点レンズで4K動画を撮ってみました。ポリコットン生地のテント「ogawa グロッケ12 T/C」の設営模様をノーカットで記録しています。
急がず焦らず、いつも通り適度に適当にやって約8分50秒でした。PVCマルチシートを固定したペグを活かした立ち上げ方など、グロッケ設営の手順とコツをご紹介します。
グロッケ設営の手順とコツ
文字と写真よりも動画の方が実感しやすいかと考え、撤収動画と同じく、焚き火やガスコンロで調理することもできる利根川ゆうゆう公園(千葉県我孫子市)で撮影してみました。
4K撮影した動画をノーカットで公開しています。補足用のテロップは入れていません。非効率な部分も含め、リアルな設営模様をご覧ください。以降は動画の補足です。
設営を効率化するための事前準備
グロッケの設営を効率化するポイントは、PVCマルチシートとテント本体のペグを1回で打てるようにすること。事前にPVCマルチシートの頂点にゴム紐を取り付けておきます。
出入口のロープはカラビナで取り外しやすいようにしてあります。テントのボトム(グランドシート)は事前に取り付け済みからスタート、使用するロープは6本、ペグは11本です。
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PVCマルチシートをペグダウン
まずはじめにPVCマルチシートを地面に広げ、ゴム紐を5ヶ所ペグダウンします。出入口の向きはなるべく風下とし、30cm前後の鍛造ペグを半分程度まで打ち込みます。
深く打ち込まないのは後ほどテント本体のループを引っ掛けるため。一筆書きで星を描く順番のように軽く引っ張りながらペグを打つとシワが少なくなると言われています。
テント本体を転がしループを引っ掛ける
次にテント本体を出入口側に置き、奥に向かってコロコロ転がして広げます。毎回同じ畳み方をしておくことで、テント出入口の向き合わせで迷わずに済むメリットがあります。
テントを広げながら先ほど半分の深さまで打ったペグにループを引っ掛けていきます。ワンポールテントは設営中に靴を脱ぎ履きするので、サンダルやスリッポンがおすすめです。
メインポールとAフレームで立ち上げる
ここから特段の工夫はありません。メインポールの上下の向きを確認し中央を立ち上げ、Aフレームを端から順番に組み立てながらグロメットに差し込んでベルクロで巻きます。
あとはロープを順番にペグダウンし、計11ヶ所のテンションを調整したら完成。ここまでで約8分50秒、まだ効率化できる余地はありますが、急がずに10分以内であれば満足です。
風が強い場合は追加のロープ4本を取り付けると安心。別売りのハーフインナーで仕切ることもでき、大抵の区画サイトに収まるグロッケ12 T/Cはホント良い幕だと思います。
広角単焦点レンズで固定撮影
撤収動画はキットレンズ(小三元標準ズーム)で撮影しましたが、設営動画は雪峰祭2020秋のランドロックproアイボリーの代わりに入手した広角単焦点レンズを使用しました。
焦点距離が短いほど(広角になればなるほど)被写界深度が深くなるらしいので、NDフィルターではなく5段ほど絞ってマニュアルフォーカスで固定して撮影。
オートフォーカスで追尾させると一瞬ピンボケのような眠い絵が途中に挟まりがちなのですが、絞り込んでマニュアルフォーカスで撮るのも意外と悪くないかもと思いました。