コーヒー好きにはおなじみの耐熱ガラスメーカー「HARIO」。アウトドア向けの新ブランド「Zebrang(ゼブラン)」の珈琲器具をキャンプで使ってみました。
第一弾として発売されたV60ドリッパー・ドリップポット・真空マグで朝コーヒーを淹れ、撤収前にホッと一息。黒で統一されたデザインが男心をくすぐりますね。
これまでキャンプではドリッパーとペーパーフィルターを使ったハンドドリップ一辺倒でしたが、ストレーナー(茶こし)で淹れるホットコーヒーはとても新鮮でした。
この記事の目次
アウトドアで珈琲を楽しむ
私にとって朝のコーヒータイムは、キャンプ飯や焚き火とともに、キャンプに欠かせない要素。焙煎所を探して豆を現地調達する楽しみもあり、数年前からハマっています。
キャンプ用品を製造・販売する各社からコーヒー器具が出ており、ユニフレームのコーヒーバネットやスノーピークのチタンシングルマグなどを愛用してきました。
アウトドア珈琲ブランド「Zebrang」
「Zebrang」は、珈琲器具メーカーのハリオ商事が考えた屋外用珈琲器具ブランドで、コロナ禍でニーズの高まったキャンプで出来る「新たなコーヒー体験」をテーマに立ち上げました。
ハリオが立ち上げたアウトドア向けブランド「Zebrang」の新製品を、氷が張るほど冷え込んだアサマ狼煙2021@北軽井沢スウィートグラスで試してみました。
- V60フラットドリッパー
- 計量ドリップポット
- 真空二重マグコーヒーメーカー
V60フラットドリッパー
折りたたんでコンパクトに持ち運べるアウトドア用ドリッパー。外でも、お家で使用いただいているV60ドリッパーの使いごこちを再現できます。
あのV60ドリッパーがポケットサイズに!?ZebrangのV60フラットドリッパーはシリコンでできているため、小さく折りたたんでコンパクトに持ち運べます。
普段から職場で陶器(セラミック)のV60透過ドリッパーを使っているのですが、キャンプに持って行きたくても割れそうだし、持ち運びには不向きと常々感じていました。
計量ドリップポット
お湯の動きが見える半透明のデザインで抽出のコントロールがしやすくなり、ハンドドリップをサポートします。また、コーヒーをドリップする際はお湯を細く注ぐことが大切ですが、注ぎ口の先端が細いため、お湯を細く注ぎやすいデザインです。
Zebrangの計量ドリップポットは半透明のため湯量を正確に計ることができ、注ぎ口から出るペースを細かくコントロールできます。計量カップの代わりにもなりますね。
美味しいコーヒーを淹れるには正確な計量が重要と珈琲マニアの友人が言っていました。ずぼらな私は毎回お湯も豆も同じ量なら無問題くらいの浅はかさですが(苦笑)
真空二重マグコーヒーメーカー
保温マグとしての使い方はもちろん、コーヒー粉と熱いお湯があればこれ一つで美味しい一杯のコーヒーが淹れられます。コーヒー粉をお湯に浸すことでコーヒー豆の味を余すことなく引き出せます。
Zebrangの真空二重マグコーヒーメーカーは、ダブルウォールの真空マグにストレーナーとリッド(上蓋)がセットになったもの。メッシュの収納袋も付いています。
蓋をかぶせた真空マグの保温性能は、スノーピークのステンレス真空マグで立証済み。あらかじめ温めておけばコーヒーサーバーで温めなおさずに飲めるほど真空マグは優秀。
ハンドドリップで淹れてみた
まずはいつも通りハンドドリップで。V60フラットドリッパーの組み立ては、ボタンで留めてホルダーに水平にセットするだけ。分解も手間はなく、洗いやすい。
Zebrangのペーパーフィルターは円錐形でコーヒーバネットと同じ。ちなみにドリッパーもフィルターも一気に4人分まで淹れられる02サイズなのでやや大きめです。
ポーレックスのコーヒーミルで豆を挽き、30秒ほど蒸らしてから計量ドリップポットで淹れてみると…うん、いつものキャンプと変わらず良い香り。ずぼらなりの安定感。
ストレーナーで淹れてみた
続いて興味津々のストレーナーで淹れてみました。見た目はどうみても茶こし。コーヒーの淹れ方に詳しくなく恐縮ですが、その手順に軽く衝撃を受けています。
- コーヒー粉をストレーナー内側の目印まで入れる(約16g)
- マグの8分目までお湯を入れる(約200ml)
- 蓋をして3分待ちストレーナーを外したら完成
これって緑茶の茶葉を急須で淹れる手順ですよね…さて飲んでみると、普段よりやや油分を感じるのと、なんだか下の方で粉っぽさを感じます。でもそこまで不味くはない。
茶こし作戦は意外と悪くない
普段はブラックで飲んでいますが、砂糖やミルクを入れることもあります。カフェオレで飲むならハンドドリップにこだわらなくても良いかも(あくまでも個人の感想)。
ポーレックスで豆を挽くときは毎回9回カチッと音がするまで緩めているのですが、ストレーナーで淹れるならやや粗く挽いた方が良いと感じました。例えば12回とか。
ハンドドリップで淹れるときはコーヒーの前から離れずに他の作業はしないのですが、ストレーナーで淹れるときは3分待っている間に朝食作ったりできるのは良い点ですね。
まとめ
豆の持つ本来の味を引き出せる道具を使い、 景色を楽しみながらゆっくり抽出することで、今までとは違う珈琲体験ができることでしょう。外で飲むコーヒーを楽しく、美味しく、カッコよく
出典:Zebrang
ドリッパーの違い(コーヒーバネット vs フラットドリッパー)による香りや風味の差はほとんど感じませんでした。どちらも円錐なので、台形との違いほどは感じられず。
ハンドドリップは淹れているときの香りだけでなく所作や雰囲気含め大好きなのですが、その場で豆を挽かずに粉の状態で持ってきたときはストレーナーで十分かも(^^)