那須ハミルの森「こたつ付きドームテント」でグランピング体験

那須高原グランピング施設「那須ハミルの森」

 栃木県那須町にあるグランピング施設「那須ハミルの森」に行ってきました。天井が高く、ゆったり過ごせるドームテントは、ホテル泊と遜色ないほど快適!

 こたつが設置され、暖房の効いた空間でまったり。キャンプファイヤーやバーベキューなどアウトドア要素もあり、キャンプ初心者におすすめしやすい宿泊施設です。

 貸し切り風呂やシャワーなど施設は充実、手荷物はほとんど不要。道の駅那須高原の向かいという抜群の立地で、那須観光の拠点にピッタリと感じました。

前編:那須ハミルの森 グランピング編
後編:那須高原1泊2日 周辺観光編

那須ハミルの森でグランピング

那須ハミルの森は交通の便が良いグランピング施設

 長男の中学受験お疲れさま会を兼ねたグランピング。家族4人で遠出するのは前年の年越しキャンプ以来ということで、キャンプで行き慣れた那須高原をチョイスしました。

一般的なキャンプのイメージは、外でバーベキューやアウトドアスポーツなどを楽しむものですが、グランピングは室内で過ごす時間が多くなるので、天候・気温・虫を気にせずに過ごせる点はキャンプと異なる大きな特徴です。

出典:那須ハミルの森

那須街道沿いで立地は抜群

 今回宿泊する那須ハミルの森は、那須のメイン道路「那須街道」沿いにあります。道の駅那須高原「友愛の森」の向かい側という那須エリアの中でも抜群の立地です。

天気予報で最低気温が氷点下だったためスタッドレスタイヤを履いて行きましたが、思いのほか積雪は少なく、結果的にノーマルタイヤでも問題ない路面状態でした。

道の駅隣接は交通手段が豊富

那須ハミルの森の場内マップ

 例えば都内からだと、東京駅・新宿駅・王子駅から道の駅那須高原まで高速バスで行くことができます。運行情報や予約方法は以下リンク先をご参照ください。

那須ハミルの森にあるワーゲンバス

 また那須塩原駅から道の駅那須高原まで路線バスがあり、東北新幹線での移動も利用可能。クルマがなくても気軽にグランピング体験できるのはポイント高いですね。

グランピングは荷物が少ない

那須ハミルの森に備え付けのキャリーカートで荷物運び

 テントやテーブルなど重くて大きなキャンプ道具がいらないグランピングは、とにかく少ない荷物で行けます。クルマから荷運びしたものは以下のとおりごくわずか。

  • 衣類(着替え・パジャマ・下着)
  • 化粧品・日用品(除菌ウェットなど)
  • 遊び道具(カードゲーム)
  • 飲食物(お酒・馬刺し・お菓子など)

那須ハミルの森は舗装路に沿ってドーム型グランピングテントあり

 撮影用の機材(カメラ・三脚など)を除くと、家族4人でボストンバッグ1つあれば十分。ミニバンに荷物満載な普段のキャンプとは天と地ほどの差があります。

 駐車場と宿泊場所は少し離れていますが、荷物運び用のカートがたくさんあり、場内も基本的には舗装路です。危険な箇所が少ない点も小さな子連れには安心ですね。

天井高く広い空間のドームテント

冬の那須グランピングが快適すぎた

 今回滞在したのはドームテント。施設名にテントと名が付いていますが、骨組みのしっかりしたコテージのような雰囲気です。室内に入ってまず感じたのは居住空間の広さ。

那須ハミルの森のドームテントにはハンモックあり

 天井がとにかく高く、側面の立ち上がりも球状だからか窮屈さがなく、外側から感じた大きさよりも実際は広いと感じます。窓も大きく、柔らかな日差しが心地よい。

那須ハミルの森のドームテントは入り口が雨風に強い作り

 近年開業した他のグランピング施設でも、半球状が多く採用されています。様々なキャビンやコテージに泊まってきた私から見ても、この形状の満足度はかなり高いです。

那須ハミルの森のドームテントは靴脱ぎ場があり汚れ防止に効果大

 入ってすぐ脱ぎ履きできるスペースがあり、汚れ防止や悪天候時に効果大。食事場所やトイレが屋外にあるため出入りする機会が多く、よく考えられているなぁと感心しました。

冷暖房完備!寒い季節はこたつもあり

那須ハミルの森のドームテントは家族4名宿泊にちょうど良いサイズ

 家族4人で寝泊まりするダブルベッドが2台くっついており、マットレスは固すぎず柔らかすぎず適度な寝心地。寝相が悪い人さえいなければ、自宅よりぐっすり眠れますzzz

那須ハミルの森は冷暖房完備でオイルヒーターあり

 室内はもちろん冷暖房完備。冬場はどうしても乾燥気味になりますが、しっかり加湿空気清浄機が動作しており、火傷しにくいオイルヒーターもあって過ごしやすさ抜群

那須ハミルの森のドームテントでこたつにこもる

 季節限定ではありますが、室内にはこたつも設置されていました。カードゲームをしたりコーヒーを淹れておやつタイムにしたり、日々の喧騒から離れ、のんびりできますね。

冷蔵庫やシンクなど設備充実

那須ハミルの森のドームテントは冷蔵庫や加湿器など完備

 冷凍庫付きの冷蔵庫や電気ケトルなど、ほぼ手ぶらで来ても安心して過ごせる電化製品を完備。ベッドには電気毛布もあるので真冬でも寒さを感じず過ごせるかと思います。

那須ハミルの森はキャンプ場とは思えないほど水まわりが清潔

 キャンプ=汚い・虫多い・疲れるという不快なイメージは、那須ハミルの森で感じることはまずありません。トイレやシャワールームなど掃除も行き届いており清潔そのもの。

那須ハミルの森の各区画には温水シンク付きのガゼボあり

 また寝泊まりするドームテントとは別に、1区画ごとにガゼボと呼ばれる調理・食事スペースがあります。全体が囲まれているため、食事中に虫が入りにくい構造になっています。

ほぼ調理不要なグランピング料理

那須ハミルの森でいただくバーベキュー

 グランピングの特徴の1つがアウトドア風な料理。ある程度下ごしらえが済んだ食材が個装されているため、ハサミで切ったりペティナイフで簡単に調理するだけ。

◆大人メニュー(夕食)
牛リブロース・那須三元豚ロース・季節の野菜・ホタテ・天使の海老・バターチキン風カレー・アヒージョ・那須ラスクテラスのディップ用パン

◆小人メニュー(夕食)
チキンステーキ・骨付きウィンナー・焼きおにぎり・天使の海老・サツマイモ・バターコーン・スモアセット(マシュマロ・チョコ・クラッカー)

那須ハミルの森に持ち込んだ馬刺しと日本酒

 食材や飲み物は自由に持ち込み可能です。今回は馬刺しと日本酒を近場で現地調達。那須といえば最近、九尾の狐の伝説が残る殺生岩が真っ二つになって話題になりましたね。

夜は焚き火でスモア作り

那須ハミルの森は夜にキャンプファイヤーあり

 グランピングはキャンプの亜種なので焚き火がマスト!受付棟の近くに自由に集まって火を囲めるスペースがあり、スタッフの方がキャンプファイヤーを維持してくれました。

久しぶりの家族キャンプは冬の那須グランピング

 キャンプ用の焚火台は持ち運び優先のため軽量さ・コンパクトさが重視されますが、施設に備え付けの焚火台(ファイヤーピット)はサイズが大きく見応えがあります

 夕飯のメニューの中に子供分のスモアセットが入っており、串にマシュマロを刺して焚き火でじっくり焼いてチョコビスケットで挟んだら完成。何度食べても焼きマシュマロ最高。

那須ハミルの森は夜になるとまた異なる雰囲気に

 焚き火の強火力でマシュマロを焦がさずに焼くのは意外とテクニックいりますが、焚き火担当のスタッフの方が上手な焼き方のコツを丁寧に教えてくれるので安心です。

ホットサンドと挽きたて朝コーヒー

ドーム型グランピングテントは居住空間が広い

 いつものテント泊だと薄い生地のため物音や気配で朝6時頃には目覚めることが多いのですが、今回はホテルやコテージのように7時半頃まで熟睡しちゃいました(^^)

コーヒーミルやドリッパーなど一式揃っている

 朝食も非対面で受け取れるようロッカーに一式が入っており、ホットサンドを中心としたキャンプの朝らしいメニュー。コーヒーも備え付けのミルやドリッパーで。

◆大人メニュー(夕食)
ホットサンドセット(ハム・チーズ・食パン)・那須御用卵・那須三元豚ベーコン・季節の野菜サラダ・季節のスープ・ヨーグルト・那須牛乳・コーヒー

◆小人メニュー(夕食)
ホットサンド・那須御用卵・ポークウィンナー・季節のスープ・とちおとめ飲むヨーグルト

那須ハミルの森の朝食はボリューム満点

 夕食と同じく、基本的な下ごしらえは不要。皿洗いなどの後片付けもまったく必要なく、箱に入れておけば回収されており、自由に過ごせる時間がたっぷりありました。

まとめ

 那須高原の一等地にあるグランピング施設「那須ハミルの森」。様々な設備があるため最低限の荷物だけで済み、BBQや焚き火などアウトドア要素も体験できました。

那須ハミルの森で迎える静かな朝

 最低気温マイナス3度でも室内は20度近くに保たれ、コタツを囲んでのんびりカードゲームしながら家族で雑談するのって最高ですね。満足度かなり高いと心から思います。

 周辺に観光スポットが多く、食材やお土産も徒歩圏内に多数あり。設営や撤収がないため1泊2日でも時間に余裕があり、たくさん巡れたので後編で詳しくご紹介します。

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