ユニフレームのクッカーセット「fan5 DX」はファミリーキャンプでのアウトドア料理に必要となる調理器具がオールインワンで揃う便利アイテム!
各クッカーをコンパクトにスタックできるため収納するときスッキリ重なるにも関わらず、家族4~5人分の料理を作るために必要十分な大きさと使い勝手を兼ね備えています。
fan5 DXをキャンプ場まで丈夫な箱に入れて持ち運ぶため、アイリスオーヤマのRVバケツや無印良品のポリプロピレン頑丈収納ボックスを試してみました。
fan5 DXの2種類のスタック方法、頑丈収納ボックスへの収納具合、バーナーとの組み合わせなど本記事を全面的に書き直しました。
ユニフレーム fan5 DX
photo by ユニフレーム
fan5 DX(ふぁんごーでらっくす)はフッ素加工フライパン・着脱可能なハンドル・片手鍋・大鍋・ザル・ライスクッカーが1セットになっており、単品で調理器具を揃えるよりも使い勝手に優れたキャンプ道具。
取っ手の取れるティファールのように重ねて収納でき、とてもコンパクトに収まります。ファミリーキャンプにちょうど良い大きさで、我が家もずっと愛用しています。
特にアルミ製のライスクッカーは焚き火テーブルやファイアグリルと共にユニフレームを代表する製品と言っても過言ではないほどの一品だと思います。
ステンレスなどの金属加工製品を得意とするユニフレームらしい質実剛健さで、派手さよりも堅実さを醸し出す外観。付属のメッシュ袋(ネット)に入れればそのまま持ち運ぶこともできます。
- 大鍋の本体
- ザル
- ライスクッカーの本体
- 片手鍋の本体
- ライスクッカーの蓋(逆さま)
- 片手鍋の蓋
- フライパンのハンドル
- 大鍋・フライパンの蓋
- フライパンの本体
以上の順で下から重ねていけば「この大きさにクッカーがたくさん入っているなんて考えられない!」と思えるほどスッキリ収まります(^^)
山ケトル900
ユニフレームの山ケトル900はコンパクトなアルミ製のヤカン。アルミは素材としての熱伝導に優れており、ステンレス製の大鍋や片手鍋よりも早くお湯が沸くメリットがあります。
山ケトル900本体と蓋はfan5 DXの中にスッポリ納まるため、専用オプション品ではないかと思えるほど。fan5 DXを入手したら真っ先に手に入れたいおすすめアイテムです。
- 大鍋の本体
- ザル
- ライスクッカーの本体
- 片手鍋の本体
- 山ケトル900の本体
- ライスクッカーの蓋(逆さま)
- 山ケトル900の蓋(逆さま)
- 片手鍋の蓋
- フライパンのハンドル
- 大鍋・フライパンの蓋
- フライパンの本体
ヤカンが増えても以上の順で下から重ねていくだけ。本体はライスクッカーにピッタリ収まり、蓋も効率良くスタックできるようになっています。持ち運びするときの大きさが一切変わりません!
山ケトル900本体内部には多少の空きスペースがあり小物を入れておくことも。お茶パックやコーヒー豆など一緒に使いたい小物を入れておくと使うとき便利かと思います(^^)
アイリスオーヤマ RVバケツ
マトリョーシカ風なfan5 DXを衝撃から守り、安全に持ち運びできるよう収納箱をアレコレ吟味してみました。1つ目はアイリスオーヤマのRVバケツです。
商品名のとおりプラスチック製の「バケツ」なので、洗車するとき使用したりキャンプで氷水を入れて飲み物を冷やしたりすることもあります。
我が家が使っているのはブラックですが、ダークグリーンをベースにした色違いもあります。RVバケツのサイズは15Lがベストです!
外寸 : 幅34×奥行31.5×高さ27.5cm
内寸 : 幅26.5×奥行21.5×高さ24cm
耐荷重 : 約100kg
容量 : 15L出典:amazon.co.jp
RVバケツの耐荷重は約100kgと頑丈。ルーフボックスから出し入れするときの踏み台として使用したり、大人の一時的な腰掛けとしてキャンプで活躍してます。
防水性に優れているためビニール袋を入れてゴミ箱代わりとして使ったり、流しそうめんで排水溝に流すことができないときの水受けとして使うこともあります。
高い汎用性が便利なRVバケツにはfan5 DXがスッポリ収まります。余裕がありすぎる収納箱に入れると傾けたときずれたりしますが、RVバケツとのサイズ感が絶妙。
隙間にはたくさんの調理器具を入れることができます。キッチン系の小物は意外と収納に悩むことがあるので、荷物をまとめる意味でもバケツの隙間にドンドン突っ込んでいきます。
調理ハサミやレードル、鍋敷きやトングなどキッチンで使うものを1つにしておくと「○○どこ入れたっけ?」的なキャンプあるあるを避けることができるかと(^^)
たくさんの調理器具を詰め込んだRVバケツは、ミニバンのように後部座席がスライドしない乗用車でも運転席や助手席をスライドすれば後部座席の足元に収まります。
とはいえ同じアイリスオーヤマのRVBOXスリム450ほど奥行きがスリムになっているわけではないため、足元の空間を測って自家用車に合うか確かめておくのが良さそうです。
子供達が足を乗せてガンガン蹴っても全く問題なし。黒を選んでしまったため夏場になると直射日光を浴びて猛烈に熱くなるものの、強度的な心配は一切ありませんでした。
アイリスオーヤマ ボックス RVBOX バケツ RV-15B グレー/ダークグリーン 幅34×奥行31.5×高さ27.5cm
無印良品 頑丈収納ボックス
2つ目の収納箱は無印良品のポリプロピレン頑丈収納ボックス。特大・大・小の3種類用意されている中、後部座席の足元にスッポリ入るサイズは「小」です。
アイリスオーヤマ RVバケツ |
無印良品 頑丈収納ボックス |
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外寸幅 | 34.0cm | 40.5cm |
外寸奥行 | 31.5cm | 39.0cm |
外寸高さ | 27.5cm | 37.0cm |
耐荷重 | 100kg | |
積み重ね | できない | 3段 |
税込定価 | 1,382円 | 1,300円 |
頑丈収納ボックス小はRVバケツより一回りサイズが大きいものの、耐荷重は100kgと同じく頑丈。積み重ねすることができるメリットに加え、無印良品にしては手頃な価格設定となっています。
fan5 DXとキッチンツールだけだと収納箱が大きすぎて隙間ができ使い勝手がイマイチと感じましたが、他の調理器具とまとめて入れるのであればピッタリサイズ!
同じユニフレームのスキレット10インチ、ダッチオーブンスーパーディープ10インチとfan5 DXをキレイにスタックした状態で頑丈収納ボックス小にスッポリと収まります(^^)
RVバケツのときと同じく隙間にキッチンツールを入れても良いし、箸やフォークなど人数分のカトラリーをケースやネットに入れておくのも便利。
オフホワイトな色合いは黒いRVバケツのように熱くなりにくく、夏場でも安心して使用することができます。汚れはどうしても目立ちやすいかもしれません。
RVバケツとポリプロピレン頑丈収納ボックス、もし今どちらか1つを選ぶのであれば個人的にはクルマのサイズを見たうえで無印良品を選びます。
かさばりがちなスキレットやダッチオーブンをまとめて保管・持ち運びできるメリットは多く、収納箱としての頑丈さも文句なし。
サイズの大きな「特大」はオートキャンプに不向きかもしれませんが、ベーシックな「大」は雑多な荷物を1つにまとめるとき効果があるかと思います。
好みの問題こそあれ外見もスッキリしており、ステッカーなどで飾りつけするのも悪くない選択です。ポリプロピレン頑丈収納ボックスはコスパに優れた名品だと断言できます(^^)
fan5 DXとの組み合わせ
fan5 DXの各クッカーを活かすには「安定した火力」が欠かせません。横風を防ぐことができるユニフレームのツーバーナー「ツインバーナー US-1900」との相性は完璧!
炭火や焚火の強火力を用いた豪快な調理方法は(アウトドアらしくて悪くはないものの)火力調整が大雑把に。寒さに強いガソリンストーブでは全般的に弱火が苦手でポンピングなどの手間もかかります。
ライスクッカーやフライパンで微妙な火加減を調整しながら料理を作るには自宅のキッチンと似た感覚となるガスバーナーが最適。もちろんイワタニのカセットコンロでも悪くありません。
fan5 DXは山ケトル900を後から追加できるだけでなく、各クッカーや付属品が破損した場合でも補修部品として個別に購入することができるためトータルで長く使い続けることができるかと思います。
またユニフレームの2017年新製品としてfan5 DXが収納できる「fanバケツ」が発売されるようです。ソフト素材のシンクバケツとのことなので傷は防げても衝撃には少し弱いかも…ユニフレーム製品への信頼度は高いため杞憂に終わるかもしれませんが(^^)
まとめ
fan5 DXは豊富なセット内容、調理器具としての使い勝手、収納時のコンパクトさ、各クッカーを個別に購入できる安心感など実用性に優れたユニフレーム製品らしい一品!
単品でコンパクトに収納するときはアイリスオーヤマのRVバケツ、スキレットやダッチオーブンとまとめて収納するときは無印良品のポリプロピレン頑丈収納ボックスがイチオシです。
ファミリーキャンプを始めたばかりの頃は自宅で使っている調理器具を持っていけば十分。キャンプに少し慣れて出撃頻度が上がってきた段階でアウトドア専用のクッカーセットを買うと、準備や片付けの手間も減り忘れ物をする回数もグッと少なくなるかと思います。