これから家族でキャンプを始めてみたい方向けに「キャンプ初心者向けのおすすめキャンプ用品一覧」をまとめてみました。
キャンプデビューするために必要なアイテムは多岐に渡りますが、まずは必要最低限のキャンプ道具だけ買い揃えて無駄な出費を抑えてみましょう!
当リストは「春~秋の3シーズンに大人2名+子供2名(小学生以下)の家族4名がオートキャンプ場でファミリーキャンプする」という想定で作りました。安かろう悪かろうとならないよう、高機能かつ使い勝手が良くコストパフォーマンスにも優れたアイテムを厳選しています。
この記事の目次
幕体(テント・タープ)
キャンプ用品といえば真っ先に思いつくのがテント。市販されているファミリー向けテントにもいくつか種類があり、キャンプ初心者におすすめなのがドーム型テントと呼ばれるもの。
そしてもう一つ重要なアイテムがタープ。家に例えるとテントが寝室だとすれば、タープはLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の役目をする重要なキャンプ道具です。
テント
コールマンのタフワイドドームは、キャンプ初心者に自信を持ってオススメできるファミリー向けドーム型テントの代表格。
アウトドア経験が浅くても設営しやすいフレーム構造に加え、広い居住空間と高い防水・換気性能を有しており、コストパフォーマンスにも優れた名品です。
同サイズで色違いとなるバーガンディ(ワインレッド)や、サイズ違いとなるタフドームなども販売されています。
スノーピークのアメニティドームとコールマンのタフワイドドームで比較・検討するケースが非常に多いため、以下の投稿にまとめてみました。
タープ
コールマンのXPヘキサタープは、いわゆるオープンタープと呼ばれる1枚布と数本のポールで屋根を作るタイプのタープ。
他社のオープンタープと比べるとメインポールが2本1束となったクロスポールとなっており、初心者向けらしく設営のしやすさや高さの調整しやすさに優れています。
タープ単独で使用するだけでなく、タフワイドドームのようなドーム型テントと連結して設営出来るようにもなっており、使い勝手とアレンジの豊富さも兼ね備えています。
四方をメッシュで囲まれたスクリーンタープと比べ開放感に優れており、春~秋のオートキャンプ場(特に高規格キャンプ場)なら絶対ヘキサタープをオススメします。
寝具
テント内で使用する寝袋(シュラフ)はあえて購入せず、自宅で使用している布団や毛布を持ち込んでも全く構いません。
特に真夏のキャンプ場は地面からの熱が放出され続けて夜中でも暑いことがあり、シュラフを使わずにマットとタオルケットだけで過ごすことも多くあります。
シュラフの形状は封筒型とマミー型、素材はダウンと化繊がありますが、もし購入するにしても春と秋の少し肌寒い夜を意識するのが合理的であり、初心者向けとしては扱いやすい化繊のマミー型をオススメします。
子供用シュラフ
幼稚園や保育園に通う幼児から小学生まで幅広くカバーするのがコールマンのキッズマミー。オススメするのはスクールマミーではなくキッズマミーです。
2016年にリニューアルしキッズマミーアジャスタブルという製品名称となりました。モデルチェンジ前の欠点であった足元の寒さと収納しづらさが一気に改善されています。
シュラフとしての暖かさと出入りしやすいフロントファスナーというメリットはそのまま活かされており、子供用シュラフなら当製品を選んでおけば絶対に間違いありません。
大人用シュラフ
大人用シュラフは選択肢が幅広く、個々人の好みに合わせてチョイスして構いません。あえてコールマンのエッグマミーをオススメした理由は、キッズマミーと同一の収納方法を採用しているため子供達に片づけを見せながら教えることが出来るためです。
もしダウンで出来たシュラフを購入すれば、小さな収納サイズにも関わらず羽毛布団のように暖かく眠れますが、基本的にシュラフは価格と性能が比例する傾向にあるため上を見るとキリが無いともいえます。
マット
テント内にシュラフを置けば寝室の完成!とはいきません。キャンプ場の地面は細かい石や草で凸凹しており、シュラフの下に何かしらマットが無いと気持ちよく寝ることは難しいです。
コールマンのキャンパーインフレーターマットのダブルサイズを2枚購入すれば、家族4人が快適に眠れること間違いなし。
その理由は空気で膨らませたマットの厚みがしっかりと確保されており、適度な硬さを保って地面の凹凸や熱を伝えにくくしてくれるためです。
リビング・ダイニング
タープ下で過ごす空間(リビング・ダイニング)で必要となるテーブルやイス、ランプはアウトドアでの満足度に直結する重要アイテム。
地面にシートを敷いて過ごすお座敷スタイル、自宅のダイニングのように過ごすハイスタイルもありますが、今回は(現在の流行でもある)ロースタイルで揃えてみました。
テーブル
コールマン ナチュラルウッドロールテーブル クラシック/110
コールマンのナチュラルウッドロールテーブルは、収束すると天板とフレームがコンパクトになるアウトドア用ダイニングテーブル。
天板の高さを40cm・70cmと2段階に変えることが出来るため、例えば調理するときは高くし食事するときは低く調整すると使いやすいです。
チェア
ロースタイルとしてタープ下でのんびり過ごすなら、デザインにも優れたコンパクトフォールディングチェアがおすすめ。
より地面に近いところで食べるご飯は最高に美味しく感じられます。カラーバリエーションが豊富で、家族で揃えるもよし、全色網羅するもよし!
ランタン
初めてのファミリーキャンプなら乾電池で動作するLEDランタンが安心・安全。衝撃に強くて熱くならないため、小さな子供がいる家庭でもテーブル上で使用することが出来ます。
特にベストセラーであるGENTOSのEX-777XPは単一アルカリ乾電池3本で明るく長持ちする超優れもの。
もし将来キャンプに行く回数が増えてガスランタンやガソリンランタンを購入しても、LEDランタンをサブ用として使用することが出来るため損はしません。
キッチン
キャンプの醍醐味といえば、バーベキューなどの豪快なアウトドア料理と焚き火を囲んでの楽しい団欒。
ツーバーナーやダッチオーブンがあれば料理のレパートリーが一気に増えるけど、まずは肉や野菜を焼いて必要なキャンプ用品を見極めてから足りないものを購入してみましょう。
焚き火台
ユニフレームの焚き火台「ファイアグリル」は、1台でバーベキューグリルと焚き火台の2役をこなす万能品。
金網やロストルなど最低限必要となるパーツが標準装備されているにも関わらず定価6300円(税込)とコストパフォーマンスに優れていて、耐久性もあって長く使用することができます。
オプション品として鉄板やヘビーロストルなど非常に充実しているため将来の拡張性も十分。家族4人で使うならラージサイズではなくレギュラーサイズがオススメです。
火おこし
バーベキューや焚き火をするとき苦労するのが火おこし。各社から発売されている火起し器を購入すれば、面倒な作業(団扇でパタパタするなど)が一切不要となります。
炭や薪を火起し器に入れて着火剤の上に置いておき、約10分経てば自動的に着火して使用できるようになっています。全く手間が掛からず感動すら覚える一品。
クーラーボックス
アウトドアでは冷たい飲み物だけでなく、食材や調味料など保冷が必要となるものは多岐にわたり、クーラーボックスをどうすれば良いか気になるところ。
大きすぎるクーラーボックスを購入すると蓋の開閉回数が多くなり保冷能力が一気に落ちてしまうため、使い勝手と保冷力、持ち運びやすさのバランスを加味すると30リットル前後のクーラーボックスがオススメ。
イグルー(イグロー)のクーラーボックスはコールマンの上位モデルに同じ保冷力を有している割に価格が安いため初心者向けといえます。
キャンプ雑貨
キャンプするとき「無いと凄く困る」というほどではないけど「持ってると便利」なキャンプ雑貨をいくつかご紹介します。
フェスライト
カラフルな小型ランタンがテントサイトを鮮やかに彩る、コールマンのLEDフェスライト。単三乾電池で動作します。
テントやタープに引っかけて点灯・点滅させれば華やかな雰囲気となり子供達も大満足!キャンプだけでなく誕生日会やクリスマスパーティーでも使えるイチオシ装飾品です。
ハンギングチェーン
コールマンのハンギングチェーンは、テントやタープに両端を引っかけて複数のループを作るためのアウトドア用品。
各ループにS字フックやカラビナを付けて食器や飾りをぶら下げたり、洗い終わったシェラカップを引っかけたりして使います。無くても困らないけどあったら便利、というキャンプ雑貨の代表格。
ハンギングドライネット
洗い終わった調理器具や食器、カラトリーを乾しておくために使うのが、コールマンのハンギングドライネット。
4人家族で使うとき必要十分なサイズがあり、使用しないときはコンパクト(手のひらサイズ)になるため使い勝手の良いアイテムです。
まとめ
キャンプ初心者向けにオススメするアイテム一覧を作成してみました。今回紹介したキャンプ道具は使い勝手と性能、コストパフォーマンスに優れたアイテムばかり。
全てのキャンプ用品を買い揃えるのではなく、自宅に持っているものがあれば持参して使用することで無駄になるかもしれない出費を抑えることも出来ます。
本投稿に載せたアイテムを合計すると約14万円となります。その他色々と小物を買い揃えたとして、初めてのキャンプに必要な初期投資額は15万円程度が目安となりそうです。
バランスの取れたキャンプ道具を選んでいくと(必然的に)コールマンの商品が多くなりました。一方で高品質・高価格が特徴であるスノーピーク製品は一切登場しない結果に(^^)
キャンプ道具を揃えたら次はいよいよキャンプデビュー!初めてのファミリーキャンプにチャレンジするなら「キャンピカ富士ぐりんぱ」のような高規格キャンプ場がオススメ!