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クーラーボックスを買い換えずに保冷力を高める10のコツ

OUTPUTLIFEのクーラーボックス

 キャンプの必需品の1つ、クーラーボックス。生鮮食品や飲み物を冷たいままキャンプ場まで持ち運ぶにはクーラーボックスの保冷力が極めて重要になります。

 クーラーボックスの性能はおおむね断熱材とサイズに左右されますが、わざわざ買い換えずとも工夫次第で保冷力を向上させることができるコツを紹介します。

クーラーボックスに穴を開けて断熱材を充填する方法などもありますが、キャンプ初心者向けではないため除外しました。

保冷力アップ大作戦

アウトドア用の保冷剤はマイナス20度以下で凍らせる必要あり

 クーラーボックスの性能を表す業界統一基準がなく、現状はメーカーの商品説明(売り文句)やユーザーのクチコミ(横並び比較が難しい)が頼り。

  • 断熱材の素材:真空パネル>ウレタン>ポリスチレン(発泡スチロール)
  • 断熱材や保冷剤の量:多い>少ない
  • クーラーボックスのサイズ:大きい>小さい

 仮に同じような使い方をしたとき、保冷力は上記の3点で決まります。ありったけの保冷剤を入れる以外にも、あまりお金をかけずに工夫できることはたくさんあります!

強力な保冷剤より板氷を使う

コンビニで売っている板氷は保冷剤として優秀

 アウトドア用の保冷剤は、短時間であれば効果を期待できますが、溶けたあとは荷物になるだけ。しかも家庭の冷凍庫で-20℃以下でしっかり凍らせることが難しい。

 保冷剤代わりとして優秀なのが、コンビニやスーパーで売っている板氷です。市販の保冷剤よりも長時間保冷力を発揮し、溶けた水は美味しい飲み水になります。

冷凍した飲み物や食材を入れる

コンビニで買った凍ったカルピスを保冷剤代わりにする

 冷凍食品や自宅で凍らせた水もちょっとした保冷剤代わりになります。コンビニで買える冷凍枝豆や冷凍フルーツ、凍ったスポーツドリンクはキャンプの鉄板です。

ロックアイス(かち割り氷)は板氷よりも溶けやすく、単独で保冷剤代わりにするのは難しいです。

冷凍品をなるべく上に入れる

クーラーボックスの底には冷たい飲み物を並べる

 冷たい空気は下に、温かい空気は上に行きやすい特徴があります。そのため保冷剤(板氷・ロックアイス含む)や冷凍食品はなるべくクーラーボックスの上に入れます。

 もし保冷剤を一番底に入れると、下の方だけキンキンに冷えて、上の方は常温…という残念なことが起きてしまいます。できれば飲み物を底に敷き詰めるのがおすすめ。

出発前夜から予冷する

クーラーボックスに凍らせた水と保冷剤を入れる

 予冷とは、あらかじめクーラーボックス内を冷やしておくこと。キャンプに持って行く保冷剤とは別の保冷剤を事前に入れてキンキンに冷やしておきます。

 私が実践している方法は、キャンプ出発前夜に市販の保冷剤を入れ、出発前に保冷剤を取り出して食材を詰め、コンビニで板氷と凍った飲み物を買います。

 常温状態に冷蔵品を入れたときと予冷状態に冷蔵品を入れたとき、かなりの差があります。特に真空パネルやウレタンなど高性能クーラーボックスに効果が大きいです。

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保冷バッグなどを重ねる

ソフトクーラーバッグの内側はアルミ蒸着で保冷力あり

 クーラーボックスの中に保冷バッグなどのソフトクーラーを入れると、保冷力が強化されます。特に内側にアルミを貼ってある保冷バッグを入れると効果大です。

熱の伝わり方には放射・伝導・対流の3種類がありますが、ウレタンなどの断熱材単独では放射熱をほとんど防げません。アルミが放射熱を防いでくれます。

直射日光を避ける

クーラーボックスはラゲッジルームの手前におきたい

 クーラーボックスの外側からの大敵は太陽からの直射日光。キャンプ場ではタープ下や木陰など、直射日光の当たらない日陰にクーラーボックスを置きます。

 忘れがちなのが車内。荷室の外からガラス越しに見える状態でクーラーボックスを積んでいると、移動中に後ろからガンガン日差しを浴びてしまいます。

 買い出し時の開け閉めを考えるとなるべく荷室の手前に置きたくなりますが、途中で買い出し予定がなければ荷室の奥深くに配置した方が保冷力は上がります。

地面から底上げする

フィクセルプレミアムとマリーンウルトラ

 キャンプ場ではクーラーボックスはなるべく地面に置かずに底上げします。直置きすると地面からの熱を受けて保冷力が落ちるためです。

30cmほど地面から底上げすると、立ったまま食材や飲み物を取り出しやすくなるメリットもあります。

 クーラーボックスを地面から底上げして風通しを良くするためのアイテムとして、ベンチ・ラック・クーラースタンドなど大小さまざまな製品が発売されています。

 おすすめはコンパクトに折りたためるユニフレームのフィールドラックですが、例えば300円均一で売っている折りたたみイスなどを使っても良いかと思います。

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熱源から離して配置する

トルテュの大きさはアルパカストーブがあれば十分温まる

 クーラーボックスは近くに強力な熱源がない場所に配置します。キャンプだと火器類(コンロ・バーナー・ストーブ・ヒーター)と焚き火には要注意です。

 火器の近くは調理するとき便利、焚き火の近くはお酒を飲むとき便利、という理由がありますが、熱源から少し離しておくだけで保冷力をキープできます。

開け閉めはなるべく最小限に

フィクセルに全ての冷蔵品を詰め込んで帰宅

 クーラーボックスの開け閉めは”回数”も”時間”も必要最小限にします。開けた瞬間、どんどん温度が上昇しはじめます。家庭用冷蔵庫の節電対策とほぼ同じ理由です。

 深くて大きいクーラーボックスは開け閉めの回数や時間が増えがち。全員の心掛けが一番大事ではありますが、前述の保冷バッグで小分けにするのも良い作戦です。

常温のものを入れない

クーラーボックスを占拠する大量のプッチンプリン

 クーラーボックスはあくまでも温度を保つ”保冷”しかできず、温度を下げる”冷蔵”機能はありません。そのため、常温のものをクーラーボックスに入れてはいけません

 常温のものを入れると、クーラーボックス内の温度が均一になろうとして、全体の温度が上がってしまいます。実際にやってみると、これが意外と難しい対策…

我が家の場合、常温のものを入れては絶対にダメ、というルールが家族内ですらなかなか徹底できず、グループキャンプではもう無法地帯(^^;)

まとめ

クーラーボックスは調理できる場所の近くが便利

  1. アウトドア用の保冷剤より板氷を使おう
  2. 凍った食材や飲み物を有効活用しよう
  3. 冷たいものをなるべく上に入れよう
  4. クーラーボックスは事前に予冷しよう
  5. ソフトクーラーバッグを併用しよう
  6. 直射日光が当たらないようにしよう
  7. 地面から底上げして風通しを良くしよう
  8. 火器や焚き火から離しておこう
  9. 開け閉めは回数も時間も減らそう
  10. 常温のものは入れないようにしよう

 クーラーボックスを買い換えずに工夫して保冷力を高めるコツをご紹介しました。これらはキャンプだけでなく災害時にも役立つ知識かもしれません。ご参考になれば幸いです。

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