立って調理するハイスタイルからチェアに座りながら調理するロースタイルに変えてみました。紆余曲折を経てようやくキャンプの調理スタイルが固まりつつあります(^^)
ツーバーナーとキッチンスタンドをやめたことで荷物がコンパクトに。フィールドラックとウインドスクリーンとシングルバーナーの組み合わせ、なかなか気に入っています。
この記事の目次
キッチンのロースタイル化
目指している調理場は風に強く、火器のスイッチを操作しやすく、安全性が確保されていることが絶対条件。市販の製品の特徴を活かして作ってみました。
組み合わせのポイント
- ロールトップテーブル120とフィールドラックの幅がほぼ同じ
- フィールドラックを2枚重ねると高さが約40cmと使いやすくなる
- フィールドラックと天板の隙間にウインドスクリーンをはめ込める
- 分離式バーナーのガス缶をフィールドラックに吊り下げられる
ハイスタイルの課題
自宅のキッチンと似たような感覚で調理できるハイスタイル。立って作業するにはキッチン台の高さが必要であり、荷物がかさばってしまうデメリットがありました。
デビュー直後から揃え始めて上記セットが最終形でした。カセットボンベが使えてとにかく便利ということもあり、キャンプで使われている方も多い組み合わせかと思います。
クルマ寄せできないフェス対策
テントの隣にクルマを置けるオートキャンプだと、大きなツーバーナーとキッチン台でも持ち運ぶとき苦労しないのですが、野外フェスやイベントキャンプは要注意。
以前アコチルキャンプでやまぼうしオートキャンプ場に滞在したとき、シングルバーナー2台でも問題なく調理できることがわかり、その後徐々に改良を進めていました。
キャンプ場によってはテントとクルマが遠く離れた場所となることがあり、キャリーカートで運ぶとなると(フェスに限らず)荷物はなるべくコンパクトにしておきたいですよね。
フィールドラックを2段重ね
メインテーブルとして使っているハイランダーのロールトップテーブル120は天板の高さが約43cm。ローチェアに座りながら調理するならキッチン台も同じ高さを狙いたい!
普段は荷物置き場として活用することが多いフィールドラックを2段重ねてステンレス天板を乗せるとメインテーブルと高さが近くなりました。下段は水切りにも使えます。
たくさんの料理が同時に完成するのは稀なので、作っては食卓に並べを繰り返すなら、すぐ隣にキッチンがあると何かと便利かなと思います。調理しながら会話も弾みますよ(^^)
ウインドスクリーンで風除け
フィールドラックにシングルバーナーを乗せただけだと風に弱く、風防が欲しくなります。特に風の影響を受けやすいSOTO ST-310を使っていると余計にそう感じました。
風防にも様々な製品があるかと思いますが、我が家が紆余曲折してたどり着いたのが、フィールドラックの隙間にウインドスクリーンを挟んで、壁のように立てる作戦。
様々な風向きに対処可能
パネル5枚で折りたためるウインドスクリーンWIDEを2つないしは3つ使い、フィールドラックと天板の隙間に差し込むだけの手軽さ。コンパクトになるのもメリットです。
もしキッチンを設置後に風向きが変わっても、ウインドスクリーンの差し込み位置を風上に変えるだけ。フィールドラックを動かす必要がなく様々な風向きに対処可能です。
なるべく荷物を減らして短時間で設営したい野外フェスだけでなく、GWやお盆などの長期滞在時にもウインドスクリーンで風除け作戦は便利かと思います。
焚き火テーブルではダメですか?
焚き火テーブルをキッチンにすれば汎用性がありそうかと思いきや、ロールトップテーブルとは高さが5センチ以上異なり、並べて使うにはやや不便な印象を受けました。
もし焚き火テーブルと高さやサイズのあったメインテーブルを探しているのであれば、ロールトップテーブルではなく196のKUROSON 370シリーズがおすすめです(^^)
キャンパーの多くが持っていると思われる、ユニフレームの焚き火テーブルと高さ(37cm)や幅(55cm)を揃えた作りにしています。料理を作るときはユニフレームの焚き火テーブルと並べてお使いください。ストレスなく使用していただけます。
焚き火テーブルをキッチン台として使うのも、けして悪くはない選択だと思います。複数並べてメインテーブルとして使う方がいるくらいキャンプでは定評がありますしね。
ただ、天板の隅のほうに重いものを乗せるとバランスを崩して倒れてしまい、料理がダメになったことも。安定感という意味ではフィールドラック2段のほうがやや優勢です。
製品名の通り、焚き火のそばでサイドテーブルとして使うのがベターではないかと思います。もしくは天板だけメインテーブルに乗せて鍋敷きのように使うのもおすすめです。
シングルバーナーの組み合わせ
現在はボンベ分離式でダッチオーブンを乗せられるほどの強度があるユニフレームのUS-Dをメインバーナーとして使い、サブバーナーとしてST-310を使っています。
ST-310はそのままだと炎が中心に寄っていて広がりがなく鍋底が焦げやすいため、バーナーパットMサイズを挟んであげると安心。ゴトクの補強にもなりますよ。
US-Dのボンベ吊り下げ
フィールドラックの上にシングルバーナー2台を配置したとき、US-Dのガスボンベをどこに置いたら安全に使えるか考えてみました。スイッチを操作しやすいのは絶対条件。
市販のカセットボンベは横置き、縦置きいずれでも使えるようになっており、横置きの場合はガス缶の上下(切り込み口が上)が決まっています。縦置きの場合は上向き。
US-Dはガス缶を横置きにして使うのが普通ですが、フィールドラックの淵にS字フックで吊り下げてみると天板の上がスッキリしてさらに調理しやすくなりました。
ガス缶を直接吊り下げることはできないため、新潟のWESTで売っていたpinoworksのCB缶レザージャケットを被せ、そのループにS字フックを通しています(^^)
まとめ
フィールドラックとウインドスクリーンとシングルバーナーでロースタイルのキッチンを作ることで、荷物が減って風に強くなり、食卓を囲みながら調理できる環境が整いました。
ハイスタイルだと1人だけ立って背中を向いて調理していたり、立ったり座ったりすることが多くなるので、チェアに座りながら作業できれば多少便利になったのではないかと。
それなら「最初からスノーピークのアイアングリルテーブル(IGT)で一式揃えておけばええやん」という声が聞こえてきそうですね。IGTは底なし沼なので怖い怖い(^^;)