富士山を望む絶景キャンプ場「ふもとっぱら」で逆さ富士に感動

GO OUT JAMBOREE 2019の熱気球

 国内最大級の規模を誇るキャンプインフェス「GO OUT JAMBOREE 2019」に参加してきました。1泊2日のキャンプ中は運良く雨が降らず絶好の野外フェス日和!

 雑誌に載るようなこだわりのスタイルを持った方ばかりかと思いきや、実はほとんどが普通の方でホッと一安心。ふもとっぱら名物の逆さ富士も見えて大満足でした。

当記事はGO OUT JAMBOREE 2019の「キャンプ編」です。ワークショップやアクティビティなど野外フェスの様子は「イベント編」にまとめました。

GO OUT JAMBOREE初参戦

GO OUT JAMBOREE 2019

 GO OUT JAMBOREE(以下、GOJ)に参加するのは初めて。前年12月28日の早割チケット発売日にファミリーサイト(家族連れしかいないエリア)を確保しました。

<ファミリーキャンプサイト>の特徴

  • ファミリーサイト内では駐車の上限台数が決まっている
  • トイレや水場が比較的近い
  • 隣同士お子様連れなので安心

オートキャンプサイトに比べてスペースに少しゆとりがあるので、小さなお子様連れの方も安心してキャンプを楽しむことができます。一方、仲間同士でエンジョイしたい方は<オートキャンプサイト>が最適!過ごし方に合わせて、お好みのサイトをお選びください。

前夜祭には参加できず

東名高速道路の足柄SAには温浴施設あり

 子供達が小学校中学年となり、6時間授業にプールや塾と金曜日は何かと忙しく、家族4人とも帰宅したのが20時過ぎ。前夜祭参加なんて夢のまた夢。

 夕飯を済ませ食材や飲み物を買い込んだら、キャンプ道具を積み込み23時に千葉県の自宅を出発。お風呂は会場入りする前に途中で入ってしまう作戦です。

朝早くに出発するか、夜遅くに出発して車中泊するか、悩ましいですね。ハイエースやキャラバンなら前乗り一択ですが、車内が狭いと車中泊は厳しい(^^;)

ふもとっぱらの不安要素

富嶽温泉花の湯は23時間営業だけど清掃タイムあり

 SNSで現地の状況を確認すると、少し雨が降っており氷点下になっている模様。過去のGOJは雨風が強く過酷な環境だったこともあるらしく、天候の回復を祈ります。

 ふもとっぱらの不安要素は天候と水まわり。緩やかな傾斜と水はけの悪さも気になります。翌日も同じ状況とは限らないけど、石油ストーブを持参して正解だったかも。

 東名高速の足柄SAで30分ほど休憩し、深夜2時10分に日帰り温泉「富嶽温泉 花の湯」に到着。GOJのリストバンドを見せると割引になるらしく、徐々にテンション上がってきた!

お風呂作戦は大失敗

富嶽温泉花の湯はリストバンドで割引あり

 ホームページに23時間営業と書いてあり、お風呂に入ってリフレッシュしてからふもとっぱらの行列に並んで車中泊(ダメだった場合は道の駅)する作戦だったのですが…

 意気揚々と店内に入ると、23時間営業といってもお風呂は深夜2時から朝6時まで清掃のため入浴できず、寝ずに出て来た意味なし。キチンと調べておくべきでした(^^;)

 足柄SAにも入浴施設「足柄浪漫館 あしがら湯」があり、今更ながら足柄SAで早めに入っておけば良かったと後悔。来年以降は同じ失敗を繰り返さないようにしようっと。

開場1時間15分前に到着

GO OUT JAMBOREE 2019初日の朝は快晴

 新年初キャンプのとき立ち寄った富士山本宮浅間大社までドライブしたり、車内で仮眠したり時間をつぶし、6時の営業開始にあわせ大きなお風呂でリフレッシュ(^^)

GO OUT JAMBOREEの会場から無料送迎バスが出ており、途中で来ることもできたのですが、整理券待ちが大行列。早めに入っておいて正解でした。

 7時15分にふもとっぱらに到着。雲は少なく富士山がよく見えています。ざっと周囲を見渡した感じだと既に150台ほど並んでおり、次々と来場者がやってきます。

前夜祭からの参加者多数

入場待ちの駐車場近くから会場内を眺める

 トイレがてら会場を眺めると…既にたくさんのテントが立っており、前夜祭から参加された方が多いことに驚きました!開場まで1時間以上あるため車列で待機しつつ再び仮眠zzz

GOJの前夜祭は24時まで入場可能なため、わざわざ休暇を取らずとも会社帰りや学校帰りに来て、夜中にテントを立てた方もそれなりに多いのかなと。

 これまたSNS情報によると、23時を過ぎてもペグを打つ音が聞こえてきたり、すぐ近くにクルマが何台も入ってきたり、どこからともなく音楽が流れていたりしたらしい(^^;)

土曜日9時40分に入場

GO OUT JAMBOREE 2019の場内マップ

 スノーピーク本社で開催されるSnow Peak Wayや雪峰祭のときも前泊してサイトを早めに押さえる方が少なからずいますが、GOJはその数がハンパなく多かったです。

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 こんなに多くの人が前夜祭から参加しているということは、立地の良さそうな場所は既に押さえられているということ。ほとんどが先着順のフリーサイトですからね(^^;)

 開場時刻の8時半になっても車列はなかなか動かず、さらに1時間ほど車内で待機して9時40分にようやく入場できました。来年以降はもっと早くに来て車中泊しようと決意。

ふもとっぱらでテント泊

富士山とグロッケと山渓レクタ

 ファミリーサイトのある上段エリアに到着すると、前泊組でかなりの場所が埋まっており、便利な通路沿いを諦めて傾斜の少ない場所を探し、1時間ほどで設営完了。

 前夜に雨が降って氷点下まで気温が下がったこともあり、水はけの悪さが影響し場内はぬかるみ多数。寝るには適さない凸凹している場所もたくさんありました。

グロッケとタープのフェス仕様

野外フェスでは荷物はなるべく少なめに

 混雑度合いは想像していたほどではなく、シーズン中の成田ゆめ牧場のGサイトと変わらない程度の距離感でした。窮屈さを感じるかは慣れの問題かもしれません。

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 野外フェスでは手早く設営を済ませイベントに参加したいので、ogawaグロッケ12T/Cと山渓別注レクタT/Cを持ってきたけど…生地を汚してしまわないかと常に気になる(^^;)

 地面の凸凹対策はPVCマルチシート(ogawa純正)にインナーマット(テンマクデザイン)、インフレーターマット(ハイランダー)を重ねたら全く気にならなくなりました。

フィールドラックが大活躍

グロッケの中で寝転がりながら富士山を眺める

 ソトデナニスル2017での悪天候フェス経験を踏まえ、無印良品の頑丈収納ボックスを久しぶりに引っ張り出してみました。雑多な荷物を適当に放り込んでおけるのは便利ですね。

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 地面に荷物を直置きすると底が泥だらけになって車内も汚れるため、フィールドラックのような金属製の荷物置き場が大活躍でした。洗って乾かせば済むのでとにかく楽チン。

 気になるトイレは仮設中心で和式なのはやや気になったけど、ファミリーサイト近くの売店脇にある常設トイレは温水便座でキャンプ場としては問題ないレベルでした。

トリプルコラボのガス缶カバー

GRAND lodgeで買ったトリプルコラボ缶カバー

 平日ソロキャンプ旅の帰りに立ち寄ったGRAND lodgeで売っていたガス缶カバーを開封。オープン初日は在庫あったけど、CB缶はすぐに売り切れてしまったようです。

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 これどうやらogawaとGo Slow CaravanとNarrow Gateのトリプルコラボモデルらしいです。普段使っているpinoworksのレザーカバーとの質感の違いが楽しい(^^)

素材は姫路レザーを使用したMade in Japanのアイテムです。蝋引きの糸で一つ一つ手縫いされ、三箇所に付いたスナップボタンにより着脱が可能。また横にしたガス缶を安定させる事も可能です。カバー本体の他にNarrow Gate特製スキモレザーチャームも付属。

ファミリーサイトは騒がしくない

富士山とキャンプ羽釜のコラボレーション

 初日のイベントから戻り、羽釜でご飯を炊きつつ炭を熾してバーベキュー。翌日の天気予報を確認すると曇りのち雨、午前中はギリギリ降らずに済みそう!

 ある程度片付けを済ませ22時半に力尽きました。深夜0時まで最上段でクラブがオープンしていましたが、室内から漏れてくる音は小さく、耳栓は必要ありませんでした。

 家族連れしかいないファミリーサイトは夜中に騒ぐ方もおらず、夜泣きが頻繁に聞こえてくるわけでもなく(前日の睡眠時間が短かったこともあり)ぐっすり眠れましたzzz

ふもとっぱら名物「逆さ富士」

ふもとっぱらで早朝に上がる熱気球

 翌朝は5時半におはようございます!突然の「しゅごー」という爆音に叩き起こされました。何事かと思って外に出ると思いのほか晴れており、富士山がキレイに見えています。

 朝から熱気球を上げるということは風が弱いということ。さらに雲が少なく晴れているということは…もしかしたら名物の逆さ富士が見えるかもしれない!(←ここまで0.1秒w)

はじめての逆さ富士に感動

ふもとっぱらの池に反射する逆さ富士

 カメラと三脚を抱え管理棟近くの池に向かって全力ダッシュ。今にも日の出を迎えそう。池に到着すると写真撮影をする方が数名おり、キレイな逆さ富士が出ていました。

 1月に来たときは湖面が凍って逆さ富士が見えず、火事でテントが燃えていて意気消沈したりと散々でしたが、ふもとっぱらはやはり「晴れれば天国」なのかもしれません。

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 写真撮影を始めて数分、ちょうど富士山の左側から太陽が上がってきました。爆音に叩き起こされて一瞬不機嫌になったけど、熱気球さん起こしてくれてありがとうw

8時55分に完全撤収

日の出を迎えるふもとっぱらと逆さ富士

 逆さ富士や熱気球の撮影を終え朝食の準備。4月上旬だとガスバーナーよりMUKAストーブのほうが早くお湯が沸きましたが、徐々に出番が減ってくる時期かもしれません。

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 朝食を済ませたら食後の朝コーヒーを堪能し、8時半には大半の荷物を片付け完了。子供達と歯磨きしたり洗い物したりして8時55分にイベント会場に向け出発。

 グロッケはペグ本数も少なく乾くのも早いし、全てが簡単でフェス向きだと実感。畳み方も公式動画の通りにやればふもとっぱらの泥にも負けず、ほとんど汚れずに済みました。

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キャンプを楽しめた初ふもと

GO OUT JAMBOREE 2019の上段にある看板

 クルマは12時まで移動することができないため、ブランドアベニューを散策したり音楽を聴いたり2日目のイベントを楽しみました。花粉が凄くて途中から目が辛かった(^^;)

 14時から始まった大抽選会の途中から天気予報通りポツポツと雨が降ってきましたが、レインウェアを着ていれば問題ない程度。撤収作業も終わっているし全く問題なし!

 15時過ぎにふもとっぱらを出発し、中央道や首都高の渋滞に巻き込まれつつ4時間半かけて帰宅。疲労度は高めですがフェスだけでなくキャンプ自体を楽しめました。

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