やまぼうしから眺める富士山に癒される初夏のキャンプフェス

やまぼうしオートキャンプ場から眺める富士山

 静岡県御殿場市のやまぼうしオートキャンプ場にテントやタープを張り、富士山樹空の森で開催されたキャンプフェス「アコチルキャンプ2018」に参加しました。

 クルマを横付けできない場内はキャリーワゴンが大活躍。視界不良の濃霧から富士山を一望できる青空まで、美しい芝生の広がるフリーサイトでのんびりキャンプ!

アコチル2018参加レポは前編(キャンプ)、中編(野外フェス)、後編(ソトナニとの比較)の3部作でお送りします。当記事はキャンプ編です。

フェスキャンプの準備

アコチルキャンプ2018のパンフレットと場内マップ

 ゆるフェスキャンプ「ACO CHiLL CAMP」に初参加。キャンプサイトにクルマを横付けできず、離れた駐車場からキャンプ道具を運ぶ必要あり。キャリーワゴンの出番です!

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 やまぼうしオートキャンプ場(以下、やまぼうし)は普段であればクルマ乗り入れ可能なフリーサイトですが、アコチル開催時はクルマ乗り入れ不可となっていました。

シングルバーナー2台体制

シングルバーナー「ST-310」を買い増し

 駐車場とキャンプサイトがどの程度離れていて、凸凹のある悪路なのか、高低差はどれくらいあるのか見当がつきません。とりあえず大きな荷物を減らす作戦にしました。

 フェス会場で多少は飲み食いできるだろうと予想しツインバーナーやキッチンスタンドは置いていき、代わりにフィールドラックとシングルバーナーで軽量化を図ります。

いずれ飛行機に乗って遠くまでキャンプしに行こうと妄想しており、先を見据えてスーツケースで持ち運べるアイテムに切替中(^^)

ST-310とクッカースタンド

ユニフレームのクッカースタンド450

 予備として便利なシングルバーナー「ST-310」はメイン火器としても役に立つことがわかり、フェスを機にツーバーナーの代わりになるか2つ並べて試してみることに。

 ST-310の欠点は風への弱さとゴトクの不安定さ。前者はシェルター内で調理すれば対処できるとして、後者はユニフレームのクッカースタンド450を準備してみました。

 ハイマウントのアジャスタブルグリルを買い増す作戦もあったのですが、クッカースタンドはフィールドラックのように荷物置き場にもなるため先々何かと便利かなと。

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ハイマウント アジャスタブルグリル
ダッチオーブンや大型スキレットを乗せてもビクともしない丈夫な五徳「アジャスタブルグリル」を入手。フォールディングオーブンなどのユニフレーム製品と相性が良く、シングルバーナーを使いこなすためには欠かせない一品となりそうです。

快適さと荷物運びのバランス

アウトドアワゴンと頑丈収納ボックス

 快適さを重視するか、荷物運びの負担を減らすかバランスが悩ましいですね。土曜朝に雨が降る見込みだったため地面が濡れていても影響の少ないコット寝スタイルを選択。

 フェス会場に長く滞在するためには設営や撤収をなるべく短時間で済ませたい。テントやタープはリビングシェル+ヘキサタープのお手軽コンビとしキャンプ道具の準備完了!

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アコチル2018 1日目

アコチル2018 1日目の朝は濃霧

 キャンプサイトの開場にあわせて到着するよう5時半に出発。自宅周辺は小雨が降っていましたが出発後すぐに曇りとなり、天気予報では午後から晴れてくるらしい!

 御殿場ICに近付くと高速道路沿いにあるはずのアウトレットがほとんど見えないほどの濃霧に包まれました。アメダスによると夜中から朝方にかけて雨が降っていたらしく地面が心配…

 山崎精肉店が開店前のため素通りし8時ジャストにやまぼうしの隣にある高塚駐車場に到着。雨こそ止んでいるものの周囲は依然として深い霧に包まれたまま(^^;)

アコチルのやまぼうしオートキャンプ場の受付

 フェス特有の行列を心配していましたが駐車場もキャンプ場の受付もスムーズに案内されました。地面が濡れているか確認するとほとんど気にならないレベルでホッと一安心。

 アウトドアワゴンにコット1台、ブルーシート、テント、タープ、ペグ一式を積んだら1回目の荷物運び。久しぶりにブルーシートを広げましたが地面が芝生のとき便利ですね(^^)

圧巻のコールマンサイト

タフドームが大量に並んだコールマンサイト

 場内の半分は「コールマンサイト」と呼ばれるタフドームが整然と立てられたエリア。これだけ大量に並ぶとコールマンのイベントでもあるのかと勘違いしそうですw

 やまぼうしはトイレ近くの利便性を取るか富士山を一望できる景色を取るか判断が分かれるキャンプ場。一番端まで行くと水まわりが絶望的に遠くなるため場内のほぼ中央にしました。

濃霧で富士山が見えない

やまぼうしオートキャンプ場で設営完了

 2回目の荷物運びをお願いしている間にサクッとリビングシェルが完成。駐車場からテントまで片道約5分程度離れており、途中の道は凸凹で高低差があり大変そうでした(^^;)

 3回目の荷物運びをお願いしている間にエルフィールドヘキサを立てリビングシェルと連結。結局この日はトータル4往復で全ての荷物を運び込みました。

 子供達にも準備を手伝ってもらい9時半に設営を完了。この時点では曇っていて景色はイマイチだしオートキャンプサイトを選べば良かったかもと若干後悔…

シャトルバスで移動

キャンプサイトと富士山樹空の森を巡回するシャトルバス

 駐車場でスポーツサンダルに履き替えリュックを背負って10時のシャトルバスに乗り、メイン会場の富士山樹空の森に向け出発!

 やまぼうしからメイン会場まで徒歩15分と案内されていましたが、実際には坂道をひたすら歩くため徒歩20分以上かかってもおかしくない距離感でしたorz

ローキッチンで夕飯作り

大鍋とライスクッカーを並べて夕飯作り

 17時50分にやまぼうしに戻ってくるとまだ日は落ちておらず。周囲のテントこそかなり増えているものの想像していたような窮屈感はありません。

 ライスクッカーで白米を炊きつつ大鍋で餃子鍋、フライパンで回鍋肉を作って夕飯の準備完了。時短のため野菜はあらかじめ自宅で切っておきジップロックに入れて持ってきました。

 クッカースタンドとフィールドラックでロースタイルのキッチンを作る作戦はゴトクの高さもちょうど良く、風が弱かったこともあり何の問題もありませんでした!

管理棟前の薪に大苦戦

やまぼうしオートキャンプ場で売っていた薪

 焚き火を囲んでキャンプらしい夜を過ごそうと薪を買いに行くも管理棟は17時で営業終了…数束だけ外に置いてあったものの、この薪が我が家史上、最も手強い相手になるとは(^^;)

 焚き火台の下にブロックを並べ着火を試みるも薪が全然燃えてくれない。着火剤を使ってもダメ、トーチで炙ってもダメ、シングルバーナーでもダメ。クルマまでチャコスタを取りに行き団扇で風を送っても失敗。

 ヒノキのような匂いはするけど、あの手この手で1時間以上チャレンジして着火できなかったのは初めて。薪の表面だけ焼け焦げている感じで、すぐに立ち消えてしまう曲者でした。

ヘルプ!キャンパーズサポート

コールマンのキャンパーズサポートにお願い

 こうなったら意地でも富士山を眺めながら焚き火しようと「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」。思い切ってコールマンのキャンパーズサポートに頼ってみることにしました!

 ありがたいことにコールマンのスタッフの方が2名来てくださり、ガストーチで燃やしたりホワイトガソリンで濡らした紙を着火剤代わりにしたり。3人がかりで30分ほど格闘し敗北しました。

 最終的に21時を過ぎて子供達が眠くなり焚き火を諦めました。水の中に浸けてあったのではないかと思うほど中まで湿っており、爆ぜたり立ち消えたり散々でした。

楽しみだった焚き火を断念

タープの下から眺める富士山が美しすぎる

 普段であればオガ炭や焚き付け用の細薪で火種を作ってから現地で買った薪に着火させ失敗知らずでしたが、フェスキャンプに向け極力荷物を絞り込んだ結果、あえなく惨敗。

 仮に炭や細薪など持っていたとしても濡れた薪は爆ぜまくってまともな焚き火にならなかったかもしれませんが…本当に運が悪かったorz

 様々な方法で手助けいただいたコールマンのスタッフの方々には感謝の念に堪えません。そもそもヘルプをお願いして良かったのかわかりませんが、ありがとうございました(^^)

フェスらしく賑やかな夜

ホワイトガソリンもチャコスタもトーチも効かない薪

 焚き火台の近くに薪を置いておくのは半分気持ちの問題だと思っていたのですが、実際には1時間でかなり乾くそうです!ついでに最近調子の悪いルミエールランタンの様子も見てもらいましたw

 子供達が眠りにつきタープの下で1時間ほど夫婦で談笑していると少し肌寒く感じたため、テント内に引きこもり23時半にはおやすみなさいzzz

 フェスらしく日付が変わっても普段のキャンプ場より全体的に賑やかではあるものの、宴会やコールのような大盛り上がりしている若者グループはおらずコットで爆睡できました。

アコチル2018 2日目

雲に隠れてしまった富士山

 2日目は5時45分に起床。リビングシェルは透過性があるため春秋は朝日でスッキリ目覚めやすいです。外に出て富士山を眺めると…恥ずかしがりやなのか雲に隠れてますw

 前夜格闘した薪がただの悪い夢だったのではないかと再び着火を試みるも敗北。使わなかった薪は持ち帰りベランダで乾燥させて次のキャンプで使うことに。

 コーヒーやココアを飲みながら朝食を済ませたら家族で作戦会議。撤収してからメイン会場に向かうか、フェスを楽しんでから撤収するか。今回は後者を選択しました。

強風で倒壊したテントも

アコチルのメイン会場から戻るとテントが激減

 全ての荷物をリビングシェルの中に入れ8時30分のシャトルバスで出発。メイン会場で野外フェス2日目を楽しんだあと14時30分のシャトルバスで帰還しました。

 バスの中からオートキャンプサイトを眺めていると衝撃の光景が…午後から少し風が強かったこともあり、設営したままだったテントがいくつも全壊ないしは半壊しているorz

 やまぼうしに戻り場内を見渡すとテントの数は一気に減ったものの、片付け前のテントもちらほら。やはりポールが折れたりペグが抜けたりしているテントが複数ありました。

富士山とやまぼうし

エルフィールドヘキサの下から眺める晴天の富士山

 幸いにもリビングシェルやエルフィールドヘキサは無傷でホッと一安心。後ろを振り返ると少し雪の残った青い富士山がとてもよく見えました。

 やまぼうしから眺める緑の芝生と青い空の景色は素晴らしいですね。特設会場ではなくやまぼうしを選んで正解だったかもと感じた瞬間です。

 前日と同じくアウトドアワゴンで4往復。テントより駐車場のほうが高台にあるため撤収時の荷物運びはかなり大変でした。軽く場内を散策したあと16時半にやまぼうしを出発。

渋滞回避の峠超え

風祭の鈴廣でお買い物

 山崎精肉店でお惣菜や馬刺しを買い御殿場ICに向かっていると、東名高速上りが事故でトータル35キロ以上の大渋滞。中央道も小仏トンネル周辺でいつも通りの大渋滞orz

 久しぶりに御殿場から箱根を抜けて小田原厚木道路経由で帰ってみることにしました。乙女森林公園第2キャンプ場富士八景の湯から眺める富士山は本当に美しいですね!

 夕方になると箱根駅伝6区のルート(国道1号線の宮ノ下から箱根湯本まで)が慢性的に渋滞するのを知らず、風祭の鈴廣(小田原中継所)に着いた頃には18時を過ぎていました(^^;)

sotosotodaysでお買い物

閉店間際のsotosotodays

 せっかく小田原に来たのであれば北欧テント展示会を主催されていたsotosotodaysに行かなくてはと閉店直前に滑り込み。スノーピークのショップインショップなんですね!

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sotosotodaysの北欧テント展示会はノルディスクやローベンスなどの魅力的なワンポールテントにたくさん出会える素敵なイベント。ペグ打ちの少なさ、美しいフォルム、広い幕内、大きな出入口、落ち着いた色合いなどテンティピの素晴らしさに感動!

 結局15分くらいしか買い物できませんでしたが、店内はCAMP MARKETやWILD-1印西に似た感じで品揃えがかなり好み。近隣に住んでいる方が本当に羨ましいです。

まとめ

やまぼうしオートキャンプ場の端から眺める富士山

 初めて参加したアコチル、のんびり楽しめました。荷物運びは正直かなり大変でしたが、徐々に天候が回復し富士山の東側から眺める見事な風景に癒されました(^^)

 朝霧ジャンボリーやふもとっぱらがある朝霧高原より近く、フリーサイトのコンディションも良好。やまぼうしはフェス開催日ではなく普段の週末に再訪してみたいと思います。

アコチルの感想(キャンプ編)

やまぼうしオートキャンプ場の混雑したフリーサイト
  • メイン会場とキャンプ場を徒歩で移動するのは高低差と距離があり子連れには困難。シャトルバスの待ち時間はほとんどなかった。
  • 荷物運びはキャリーワゴン必須。荷物のコンパクト化と割り切りが必要。特設会場のオートキャンプサイトは便利だがコンディションがあまり良くない。
  • やまぼうしの地面は富士山樹空の森のステージ前とほぼ同レベルで満足。キレイな芝生の上で子供達がゴロゴロして遊んでいた。
  • 暗くなると大人も子供もロープに足を引っ掛ける人が続出。光って目印になるアイテムがあったほうが安心。
雲の晴れた富士山が最高の景色
  • アコチル2日目はメイン会場に向かう前に撤収するキャンパーが多数派。遊んだあとに片付けると不在中に盗難や倒壊の懸念あり。
  • メイン会場に隣接した御胎内温泉には駐車場がありクルマでも行ける。うまく使いこなせば便利かもしれない。アコチル初日は22時まで延長営業。
  • やまぼうしでキャンプしている場合、初日13時~22時はクルマの出入れ自由。オートキャンプサイトは2日間とも途中でクルマを移動できない。
  • 石油ストーブがなくても平気だった。最低気温は10度前後。ホッカイロや湯たんぽがあれば寒さを凌げて快適。
アコチル開催時のキャンプサイトの混雑具合
  • サイトの密集度は高くなかった。成田ゆめ牧場のフリーサイトと大差なし。テントとタープを張っても周囲に十分な余裕あり。
  • 普段のやまぼうしはゴミ捨て可能だが、アコチル開催時は灰や燃えカス以外のゴミは全て持ち帰り。
  • トイレや炊事場は若干キャパオーバー。普段であれば最大50組程度だがアコチル開催時は軽く100組以上いたはず。
  • メイン会場のすぐ近くに御殿場まるびオートキャンプ場があり、富士山必須でなければ入場券+まるびを予約するのが一番動きやすそう!

野外フェス編

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