天板の高さを5段階に調整できるハイマウントのアジャスタブルグリルを入手。コンパクトに折りたたんで持ち運べる丈夫なバーナースタンドとして大活躍!
先日入手したコールマンのガソリンストーブ「スポーツスターII 508A」の五徳としてスキレットやダッチオーブンを載せるだけでなく、ちょっとした荷物置き場としての使い方も。
おでん鍋やフォールディングオーブンなどのユニフレーム製品と相性抜群で、廃番となったタフ五徳の代用にピッタリな一品です(^^)
この記事の目次
アジャスタブルグリル
ハイマウントのアジャスタブルグリルは、シングルストーブとセットで使うことを想定したバーナースタンド。アジャスタブルという商品名の通り、約10cm~約18cmまで5段階から選んで五徳の高さを変えることができます。
●使用時:約幅360×奥行256×高さ185mm
●収納時:約幅265×奥行256×高さ30mm
●重量:約1,251g
●材質:ステンレススチール
●耐荷重:30kg
●付属品:収納ケース出典:ハイマウント
ガソリンストーブの強火力にも耐えられるよう強固なステンレスでできており、重いダッチオーブンやスキレットを載せてもビクともしないほどの強度。天板のイメージとしてはファイアグリル用のヘビーロストルに近いものがあります。
分散耐荷重30kgはユニフレームのフィールドラックと同じ。12インチのダッチオーブンに汁物がたくさん入った状態でも安定して載せることができるほど。
折りたたんだときの厚さも3cm前後とコンパクト。専用の収納袋が付属しており、高さを変えた状態でも折りたたんでしまうことができます。
WILD-1での出会い
アジャスタブルグリル購入の動機はシングルバーナーでオーブン料理を作ってみたかったから。寒い季節にグラタンやミートローフ、ダッチベイビーを食べたい!
ユニフレームのフォールディングオーブンをツインバーナーとセットで使っているものの、どうしても風に弱く温度が上がらないのがイマイチと感じていました。
2ルームテントやスクリーンタープのように風を遮ることができる場所でオーブン料理できれば良いのですが、その度に外からツインバーナーとキッチンスタンドを移動させるのは大変orz
シングルバーナー+フォールディングオーブンの組み合わせは外箱に記載されているほどの好相性ではあるものの、公式に推奨されているユニフレーム「タフ五徳」が既に廃番となってしまい新品での入手が困難な状況でした。
フォールディングオーブンと組み合わせることができる強固な五徳を長らく探していたところ、ちょうどWILD-1印西ビッグホップ店でアジャスタブルグリルの実物を見つけ試してみるとジャストフィット!
子供達をWILD-1の上の階にあるファンタジーキッズリゾートで遊ばせながらAmazonのポイントを使って即注文。2年近く探し続けて見つけたときの感動は今でも忘れられません。
スポーツスターとの組み合わせ
コールマンのシングルストーブ「スポーツスターII 508A」と組み合わせるとき、どの程度の高さがピッタリか調べてみると真ん中の穴がベストでした。
アジャスタブルグリルは五徳の高さを調整することでほぼ全てのシングルバーナーに対応しているため、MUKAストーブのような分離式バーナーにも適合しています。
なお一番高くするとバーナーと五徳の距離が離れすぎるため火力がかなり落ちます。真ん中の穴から2cm高くしても良いのですが、実際に見ていると火が直接鍋に当たらなくなっていました。
焚き火テーブルの代用
ユニフレーム代表するアイテムの一つである焚き火テーブル。熱々のダッチオーブンやスキレットを直に置くことができる優れものですが、我が家では(チキンな性格ゆえに)直接載せるようなことはしていません。
既に100日程度はアウトドアで使用している焚き火テーブルですが、モッタイナイ病のためなるべく大事に使おうと心がけておりステンレスの天板はまだまだキレイな状態。
焚き火テーブルを写真撮影するときの土台として使うことも多々あるため今後も汚さずに使っていきたいものの、熱々の鍋や蓋を直置きできる場所は確保しておきたい!
フィールドラックと同じようにアジャスタブルグリルも荷物置き場として使えるほどの耐荷重があるため、焚き火テーブル本来の使い方をアジャスタブルグリルで代用します(^^)
ダイニングテーブルの上に熱々のダッチオーブンやスキレットを置くとき、コルクやシリコンの鍋敷きだと少し不安…アジャスタブルグリルの高さを一番下に下げれば鍋敷き代わりにもなります。
ユニフレーム製品と相性抜群
フォールディングオーブンとのマッチングの良さから購入したアジャスタブルグリルは、火まわりに強みをもつユニフレーム製品と相性抜群!
UFおでん鍋
ユニフレームのUFおでん鍋をシングルストーブで使おうとすると五徳の大きさが足りず不安定になってしまいます。アジャスタブルグリルにUFおでん鍋を載せるとジャストサイズ!
卓上でおでんを食べるときユニセラTG-IIIとジョイントパーツを使うこともできますが、シングルストーブのほうが炭熾しする必要もなく手軽。
とはいえ安定感の面ではユニセラの圧勝。アジャスタブルグリルだとしっかりおでん鍋が固定されているわけではないため小さな子供には注意が必要です。
フォールディングオーブンSUS
アジャスタブルグリルを購入した本来の目的である「シェルター内でオーブン料理をする」ときの組み合わせ。改めて自宅で試してみると全く問題ありませんでした。
縦横ともに純正品ではないかと思うほどちょうど良い大きさ。タフ五徳が245mm×265mm、アジャスタブルグリルが256mm×265mmと五徳のサイズがほぼ同じということが幸いしました。
ちなみにタフ五徳の耐荷重は20kg、2017年ユニフレーム新製品のクッカースタンドロングも耐荷重は20kg。五徳の高さを変えられることを踏まえると、製品としてのスペックはアジャスタブルグリルのほうが断然上かと(^^)
ダッチオンダッチ
ユニフレームのダッチオーブンハーフ12インチとダッチオーブンディープ10インチを重ねて「ダッチオンダッチ」としアジャスタブルグリルに載せてみました。
料理の全く入っていない状態でも総重量11kg以上ありますが、アジャスタブルグリルはビクともしません。料理を作りながらの状態でも全く問題なさそうです。
ハーフ12インチの底面は直径27cmと両側1cm程度はみだすものの、しっかり安定しており全く問題ありません。ディープ12インチで直径23cm、ディープ10インチで直径20cmなので12インチ以下のサイズは一通りこなせると思います(^^)
ユニセラTG-III
卓上BBQグリル「ユニセラTG-III」にはスキレットや大鍋を載せることができるオプション品としてユニセラブリッジが販売されています。
ユニセラとユニセラブリッジを組み合わせたときの耐荷重は約10kg。汁物の入った10インチサイズのダッチオーブンがギリギリ耐えられる強度となっています。
アジャスタブルグリルをユニセラに被せるようにして配置すれば、ユニセラブリッジが対応していない12インチサイズのダッチオーブンも余裕!五徳の高さは最大にするとちょうど良かったです。
インスタントスモーカー
インスタントスモーカーのような温燻・熱燻の両方に対応した燻製器は、温燻するとき地面から少し底上げしスモークウッドがキチンと燃え続けるようにしておきたい!
焚き火テーブルのような天板に直接置いてしまうと燻煙が逃げずに済むメリットがある一方、あまりに密閉しすぎると燃焼に必要な酸素が足りなくなり火が消えてしまうかも。
アジャスタブルグリルは土台としてのサイズ感もちょうど良く、もし燻煙で五徳が黄色くなってもサッと拭くだけで済みます。地面に直置きしないだけでスモーカー内に虫が侵入してくる可能性もグッと下がります。
まとめ
タフ五徳の代用品として入手したハイマウントのアジャスタブルグリルは、多彩な用途がある便利なキャンプ用品。火まわりでガンガン使っていきたいと思います(^^)
ツインバーナー+キッチンスタンドの組み合わせは自宅のキッチン感覚で調理できる優れものですが、シングルバーナー+アジャスタブルグリルの圧倒的なコンパクトさは車載に悩むキャンパーに魅力たっぷり。
高さ調整に相応の力が必要という欠点はありますが、評判の良い定番アイテム以外では久しぶりのクリーンヒットな一品でした!